メディアプロデュース基礎演習b 第14回

10回に及ぶ自己紹介はいよいよ最終日を迎えた。最後の発表者はゼミ内で最年長の南雲さん。南雲さんは養蜂場という一風変わったアルバイトをしており、仕事内容などについて語った後に全員で南雲さんが採取した蜂蜜を実食するというサプライズを用意していた。
生徒からは「実際食べれるのがいいと思った。」という感想が多く集まった。中には「ハチミツ買いに行きます!」などというユニークな声もあった。どこで購入できるかという質問では、偶然にも質問者の名字と同じお店で手に入るとのことであった。
先生からは「1つのものを皆んなで共有するという距離の縮め方が良かった。」とサンプルの使い方への評価が伺えた。
南雲さんの自己紹介は、人柄を知れただけでなく大人の余裕も感じることができ、最後を飾るのに最適な自己紹介であった。

回数を重ねるごとに、報告的な自己紹介から人に伝える自己紹介に変容していったように感じる。また、客観的な視線を言葉として受け取るということも、日常にはない刺激的な体験であったと思う。初めは自分たちで一から作り出す大変さばかりに気を取られていたが最終的には全員が自発的に楽しんで参加するようになっていた。笑い声も多く聞こえるようになりゼミ全体の雰囲気も明るくなった。

来週は本当に最後の授業である。レクレーションを通して全員がより一層仲を深められたらと思う。

山口琳音 (創造表現学部メディアプロデュース専攻2年)

養蜂場での経験を語る南雲さん

発表を聞きながら評価する受講生

ビデオカメラで発表の様子を撮影する

みかんの花から採取されたはちみつ

柑橘類のような香りがする

実食では深い味わいも感じられた