ゼミで学ぶ専門テーマ

 石丸ゼミは、地域デザインとメディア表現を専門的に学びます。地域デザインとは、地域の課題解決の方法を地域の人々と共に考え、そのしくみをデザインすることです。地域の人々の生活をより良いものとなるよう、魅力あるまちをつくるためにデザインの考え方を取り入れ、成功した事例も多くあります。広告やパッケージのデザインのみならず、人や物のつながりや魅力を伝えるための様々なメディアを使った解決方法を研究し、体験と制作を中心に学んでいます。

ゼミ制作の長久手市民映画「未来へのとびら」撮影の1コマ

代メディア社会と、ゼミの専門領域

 現代は、従来のマスメディアに加え、インターネットにおけるソーシャルメディアが普及、発展していますが、石丸ゼミでは、人と人が直接つながるメディア制作として映画等の動画制作活動を行い、その後のプロモーションとしてソーシャルメディアでの発信を視野に、メディア制作を行っています。手段は変化していきますが、社会は人で構成されていることは変わりません。メディア制作で現代社会に貢献することを目指しています。

長久手特産品「血の池タルト」のプロモーション活動

専門性を身に付けるために

 石丸ゼミでは、地域を題材に課題を発見するためのリサーチとメディア表現による解決方法を学ぶ過程で、客観的で多様な視点を持つこと、学外の地域の方々との交流によりコミュニケーション力を身につけ、フィードバックによる自己点検の機会を作ります。制作は個人制作とグループ制作の両方を体験します。
 具体的には、市民映画の制作や地域の特産品および企業CM制作やデザイン、観光PR動画制作など、年毎に取り組む課題は異なりますが、課題を発見しメディア表現による解決方法を学ぶことは、社会における様々な問題解決力となり、社会貢献と自己実現につながる力を身につけます。

学生たちが取り組んできたプロジェクト、研究の成果は下記リンクからご覧ください。

2018年度「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

2018年度 東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」撮影

2017年度 長久手スイーツ「血の池タルト」考案・販売

三重県菰野町の観光PR動画コンペの作品撮影中

 

ゼミを通して学んでほしいこと

 地域の十分なリサーチを通して、本質を見極め、多様な視点で魅力と課題を発見する力を身につけ、その解決のためのメディアの効果的な活用法と表現力を体験的に学ぶことで、社会における問題解決力を備えてほしいと考えています。また、グループ制作や地域との協働により、多様な人々を理解し合い、共に生きるコミュニケーション能力を育てることも目指しています。

卒業論文・卒業制作の例

卒業制作

●touchons!(フリーペーパー)

●日常までの10分間(アニメーション)

●とりのほん(イラストブック)

●不可思議な恋(動画)

●舞台予告PV 〜演劇へのアプローチを図る〜(動画)

卒業生の主な進路

 日本放送協会、JR東海、JTB、東海テレビプロダクションほか印刷会社、Web制作会社、映像制作会社、一般企業など。ゼミ活動で制作会社との共同制作に参加したことで、就職に結びついた事例があります。また、地域との共同映画制作や商品デザイン制作の体験が進路の開拓につながる例もあります。

愛知県東浦町市民映画「バリアフリーかあちゃん」の撮影に参加