追究

2019年04月16日

創造表現学部 石丸ゼミ 「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

創造表現学部 石丸ゼミ 「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

2019年2月24日(日) 東浦町文化センター

町民が主体となって創り上げた地域振興映画が完成!
本学の学生もプロジェクトスタッフとして、映画製作に参加しました。

 2019年2月24日(日)、東浦町文化センターにて「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」の完成上映会が開かれました。この映画は東浦町制70周年記念事業として取り組まれた町民参加型の自主製作映画で、プロジェクトの運営も映画製作も映画に登場する多くのキャストも、すべて町民が主体となって進められてきました。この映画の監督を務めたのが、創造表現学部の石丸 みどり先生です。岐阜県恵那市岩村町や愛知県長久手市など、各地で地域振興を目的とした映画づくりに監督として携わってきた経験を買われ、今回の起用となりました。東浦町は福祉分野で活躍している女性が多いことから、映画のテーマとして掲げられたのは「多様性を認め合うことの大切さ」。脚本も務めた石丸先生は「バリアフリーかあちゃん・朝子」という愛らしい人物を物語の主人公に据え、地域の人々が国籍、性別、年齢、障がい、LGBTなどさまざまな違いを乗り越える様子を、ときに切なく、ときにコミカルに描き出しました。映画に出演した人、映画のロケ地として場所を提供した人、スタッフとして活動した人、陰ながら映画プロジェクトを応援していた人、会場に集まったさまざまな立場の町民に無事、映画が届けられ、エンディングでは大きな拍手が巻き起こりました。

創造表現学部 石丸ゼミ 「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

創造表現学部 石丸ゼミ 「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

 この映画製作には、プロジェクトスタッフとして本学の石丸ゼミの学生や東浦町民の学生が参加。キャストオーディションの運営、撮影のサポート、上映会当日の運営などを務め、映画が生まれ、観客に届けられるまでの一連の流れを経験することができました。特に映画撮影のサポートでは、プロの映像スタッフにご指導いただき、音声を拾うためのマイクを掲げたり、シーンやテイク数をコールする“カチンコ係”を務めたり、撮影が滞りなく進められるよう現場のスケジュール管理をおこなったり。本格的に製作に携わり、映像製作の技術を学ぶことができました。プロジェクトスタッフの一人として活躍した 石丸ゼミ 4年の福尾ちさとさんは上映会終了後、「映画を製作することで、町民の方々、プロの役者さん、映像製作スタッフさんなどたくさんの人に出会えることに感動しました。出会いの中で、人と人とが関わり、協力し合いながら作品を創り上げる映像製作に魅了され、卒業後は映像製作会社で働くことに決めました。自分の将来を切り拓くきっかけとなった“ひがしうら映画プロジェクト”に参加することができて、本当に光栄です」と、映画製作の魅力とともに、将来の目標を語ってくださいました。

創造表現学部 石丸ゼミ 「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

創造表現学部 石丸ゼミ 「ひがしうら映画プロジェクト バリアフリーかあちゃん!!」 第1回上映会

 学生たちに貴重な経験をさずけ、知的好奇心を刺激するきっかけとなった「ひがしうら映画プロジェクト」。本学では地域の方々と共に活動する機会を学生たちに数多く提供し、これからも一人ひとりの成長をうながしていきます。

2019年2月20日(水)朝日新聞に紹介されました。