交流

2015年12月08日

名古屋城バディウォーク

名古屋城バディウォーク

平成27年10月24日(土) 名城公園、名古屋城二の丸広場

林ゼミの学生が市民発信のイベントに参加。
多角的な視点でまちづくりを考える大切さに気づきました。

 多様な価値観を理解して、それぞれの違いを尊重するまちづくりを学ぶことは今後学生たちがどのような道に進むとしても大切なこと。今回は地域住民発信の啓蒙活動への参加を通じて学生たちはいろいろな学びを得たようです。
 観光とまちづくりをテーマに学ぶ愛知淑徳大学交流文化学部林ゼミの学生たちは、10月24日(土)、ダウン症を抱える人と共に名城公園から名古屋城の二の丸広場まで歩くイベント「名古屋城バディウォーク」内で開催された2つの体験ブースを運営しました。
 「発語音楽療法 ことだま」のブースでは発語を促す音楽療法の体験イベントがおこわれました。子どもたちは音に合わせて歌ったり、身体を動かしたり。学生たちは特技のバルーンアートを活かして、子どもたちをブースに呼び込んでいました。このブースを担当した3年生の女子学生は「障がいを抱える人たちの目線に立った観光のあり方や街での楽しみ方を考えることも、これからの時代に求められていることだと思います。今回、実際に子どもたちと触れ合って、さまざまなイベントが実現できるのだなと知りました」とイベントを通じて得た気づきを語りました。

 一方の「ハンドスタンプアートプロジェクト」とは、障がいを抱えるお子さんの手形を集めて世界一大きな絵を描き、2020年の東京パラリンピックのオープニングセレモニーで掲示することを目標とした東京発のプロジェクトです。このブースを担当した2年生の女子学生は「障がいを抱える子どもたちと関わるのは初めての経験でした。最初はうまく接することができるか不安でしたが、実際に触れ合ってみると子どもたちの笑顔にこちらまで元気をもらえました。今日、このイベントに参加して障がいを抱える人の目線で街づくりを考えてみたいという思いが芽生えました」と新たな目標ができたことを語りました。

 初めて障がいを持つ方々と接し、障がいを持つ人たちへの理解を呼びかけるイベントでスタッフとして体験した学生たちにとって、このイベントへの参加は、観光や街づくりをさまざまな対象者の視点から考えることの大切さ気づくきっかけとなりました。