追究
2024年06月25日
創造表現学部 メディアプロデュース専攻 「プリントメディアⅡ」ゲスト講義
2024年4月24日(水)長久手キャンパス 713教室 ソシオメディアラボ
冊子制作のヒントをつかむため、
印刷のプロから印刷の仕組みや工程を説明していただきました。
創造表現学科 メディアプロデュース専攻では、変化の激しい情報社会におけるメディアの特性を理解し、多様な媒体で情報発信するための知識や表現力を身につけていきます。現代ではデジタル媒体の活用が多いですが、実は紙の印刷物への注目も高まっています。紙媒体のデザインについて学ぶ専門科目「プリントメディアⅡ」では、学生たちがフリーペーパーのデザイン企画に挑戦。企画、取材から制作、印刷まで学生たちが担当し、完成度の高い冊子制作を目指します。
2024年4月24日(水)には、フリーペーパー制作の事前研修として竹田印刷株式会社の方々をお招きし、印刷についてのレクチャーを実施。印刷会社の業務内容や印刷物ができるまでの工程について、詳しくご説明いただきました。
同社は、印刷事業はもちろん、システム開発やイベント企画、動画制作など、さまざまな事業に取り組まれています。その理由について「印刷会社は紙を刷って終わるのではなく、正しい情報を必要としている人に届けることまで考えなくてはいけない」と語られ、印刷物の効果を高め、お客さまの業務効率を最大化するために幅広い事業で広報サポートをおこなっているそうです。
印刷物の魅力として「一覧性がある」「Webや動画のフックになる」「好きなサイズ・用紙・形で作れる」などの要素を解説。実例として、ページのめくり方によって見え方が変わる自動車カタログや、折りたたまれたハガキを開くといろいろな情報が確認できるようになるオープンキャンパスの案内ハガキなどを紹介していただきました。いずれも見る人の関心を惹く仕掛けが施されており、学生たちは興味深そうな様子でユニークな印刷物を手に取っていました。
そのほか、印刷の流れや種類、仕組みといった印刷技術の概要や、印刷を活用した社会貢献活動についてお話しいただきました。今回の特別レクチャーで学生たちは、日常的に目にしている印刷物の背景や存在意義を学び、個性的な印刷物を見せていただいたことでフリーペーパーに関する創作意欲が刺激されたことでしょう。学生たちはここでの学びを糧に魅力的な冊子制作に挑戦します。