追究
2026年07月21日
吉田ゼミ3・4年生 福祉貢献基礎Ⅰ、福祉貢献研究Ⅱ

2026年7月8日(水)、長久手キャンパス11号棟B1階08教室
光で「水面」を描き出す。国際芸術祭のアート作品を共同制作しました。
2026年7月8日(水)、福祉貢献学部の吉田真弓先生が担当する「福祉貢献基礎Ⅰ」「福祉貢献研究Ⅱ」にて、3〜4年のゼミ生を対象に、九州産業大学の諫見泰彦准教授を特別講師としてお招きし、講義を行いました。
諫見准教授は、アート・サイエンスコミュニケーションや、まちづくり・まちおこしに関する実践研究の第一人者です。


学生たちは諫見准教授の指導のもと、2026年秋に岐阜県下呂市で開催される国際芸術祭「下呂 Art Discovery 2026」に出展される、光のアート作品の共同制作に挑戦しました。
2026年9月11日から開催される「下呂 Art Discovery 2026」は、国内外からさまざまなアーティストが参加し、下呂温泉街や豊かな自然を舞台に展開される国際芸術祭です。光を用いた幻想的なインスタレーションなど、空間全体を包み込むようなアート演出が大きな見どころとなっています。
講師の諫見准教授は、LEDライトと木製の「積み木」を組み合わせ、光の反射や遮蔽を駆使して光と影の美しさを表現する独自の「光アート」の旗手として知られており、数々の国際芸術賞の受賞歴を誇ります。また、子どもたちを対象に、光の性質を体験的に学ぶ「積み木であかりのワークショップ」を全国で主宰するなど、教育と芸術を融合させた活動にも力を注がれています。




今回のワークショップで学生たちが制作したのは、光がこぼれ出る木製のアートピースです。制作が始まると、学生たちはものづくりに集中。まずは木の板を組み合わせ、正確に立方体の箱を組み立てていく工程です。学生たちの多くは、普段使い慣れない工具に最初は少し緊張した様子でした。それでも、2〜3名が1組のチームとなり、「ここをしっかり押さえておくね」「この角度で穴を開けよう」と声を掛け合い、息を合わせて慎重に作業を進めました。
木箱が組み上がる途中で、内部に精密にLEDライトを設置。指示に従って固定し、最終的に箱の底の隅にLEDライトがあり、さらに上部が開いた箱が出来上がりました。


こうして心を込めて完成させた無数の木箱を、教室の床にランダムに並べ、教室のあかりを消すと、薄い暗闇の中に作品群から温かな光が溢れ出し、まるでゆらゆらと揺らめく「水面」がそこにあるかのような、幻想的な光の空間が出現しました。


学生たちは、「光を重ねることで、本当に水面が揺らいでいるように表現されていて感動しました」「木と光の組み合わせなのに、仕上がりはまるでガラスを敷き詰めているようにも見えて不思議な感覚でした」「普段、保育の授業や実習で作る造形作品は、紙や絵の具、粘土などを使うことがほとんどです。でも、今回『光』という形のない素材に触れたことで、アイデア次第でいくらでも空間や表現を広げられることを知りました」と感想を述べていました。
将来、子どもたちと接する立場になる学生たちにとって、この日の体験は創作活動の新しい視点を得る機会となりました。
諫見准教授が全国で行っているように、光という形のないものをデザインする楽しさは、子どもたちの「科学への好奇心」と「芸術的な感性」を同時に刺激する最高の教材になります。また学生たちは、自分たちの手で作った光のアートが、下呂の芸術祭で多くの人の目に留まることも期待していました。








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