追究

2026年05月11日

建築学部 HOME COMING DAY

2026年3⽉14⽇(⼟) ⻑久⼿キャンパス 建築ANNEX棟、8号棟2・4・5階

建築学部 HOME COMING DAYを開催しました。

 本学の建築学部は、1999年に現代社会学部に設置された都市環境デザインコースを起点とし、2025年4月に現在の姿となりました。20余年にわたる幾度かの改組の中で、理系文系の枠組みに収まらない学際的な分野である建築を総合的に学べる学部として成長。その礎を築かれた河辺泰宏先生と垂井洋蔵先生が、2025年度限りで退職し、新たな人生を歩まれます(河辺先生は非常勤で引き続きゼミや授業を担当)。

 この節目の機会に、在学生や卒業生、関係者、本学教職員等これまでご縁のあった方々をお招きし、世代を超えて交流できる場「HOME COMING DAY」を 2026年3月14日(土)に開催しました。教職員だけでなく在学生や卒業生にも企画・運営をご協力いただき、「施設見学ツアー」・「河辺先生の最終講義」・「懇親会」の3企画を実施しました。

 施設見学ツアーでは参加者を4班に分け、それぞれの班を在学生2名が担当。学部化にあたって、新設した建築ANNEX棟をはじめ、ものづくり工房、8号棟4階のプレゼンルーム、4・5階の製図室、図書室、CAD室など建築学部専用の施設をご案内しました。進化した設備や新しく導入された機材などについても詳しく紹介し、卒業生たちからは、当時との大きな違いに驚く中でも、変わらない部分を見つけて懐かしむ様子が見られました。

 ツアー終了後は、河辺先⽣の最終講義「⾳楽と建築の対話法」がおこなわれました。河辺先⽣は名古屋⼤学⼯学 研究科建築学専攻 博⼠課程から愛知淑徳短期⼤学 家政学科へ赴任。その後、本学の現代社会学部を経て、メディアプロデュース学部、創造表現学部に所属し、現建築学部の教授として⻄洋建築史やデザイン史を主に研究されました。そんな河辺先⽣には、学⽣時代から約50年にわたり、名古屋で合唱団の指揮者として活動された別の側⾯があります。「⾳楽」と「建築」は、河辺先⽣にとってご自身の人生を語る上で欠かせないテーマです。講義では、イタリアのローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、フランスのパリ、計4カ所の建築を紹介しながら、どういう場所で、どういう⾳楽が⽣まれたのか、ルネサンス時代の歴史を辿りました。「⾳楽と建築のつながりに興味を持ってもらえたら」と締め、講義は終了しました。
 垂井先⽣からのコメントの場も設けられ、河辺先⽣とともに建築学部の礎を築いてこられたこれまでの道のりに思いを馳せつつ、労いの⾔葉を贈られました。お⼆⼈には花束が贈られ、お⼆⼈の今後の⼈⽣が幸多きものであるよう、参加者の願いが込められた場となりました。

 イベントの最後は、ケータリングの料理を囲んだ懇親会で締めくくられました。在学生や現職員もOB、OGに混ざって談笑。後半はレクリエーションの時間が設けられ、退職される河辺先生と垂井先生にまつわるパーソナルクイズ大会を開催しました。クイズは「犬派か猫派か?」「行ってみたい国はどっち?」「職業病は?」などの問いに対し、河辺先生と垂井先生の回答を2択から選ぶというもの。最も多く正解した人には、河辺先生と垂井先生それぞれから景品が贈られました。

 最後は卒業生にマイクが渡り、HOME COMING DAYに参加した感想が述べられました。「在学当時の気持ちを思い出せた。卒業の際には先生方にお礼をきちんと伝えられていなかったので、こういった機会を作っていただいてありがたい」といった言葉や、都市環境デザインコースだった当時の1期生からは「施設の充実ぶりに本当に驚きました。こういう施設で勉強できたらよかった」といった言葉も。

 ツアーの案内を担当した学生は、「今ある学びの環境は当たり前ではないと実感でき、感謝したいと思えた」と話し、建築学部が歩んできたこれまでの歴史を感じるとともに、今後も意欲的に学んでいく姿勢を見せました。

 本イベントは、卒業⽣・元教職員とのつながりを深めるとともに、在学⽣に充実した学びの環境への気づきをもたらす貴重な機会となりました。今後もこうした機会を継続的に実施していくことで、学⽣たちのキャリアを⽀援する機会の創出にもつなげていきます。