追究

2026年05月28日

ビジネス学部 大塚ゼミ×鈴豊精鋼株式会社 産学連携キックオフ

2026年4月10日(金)鈴豊精鋼株式会社本社

創業100周年を迎えた鈴豊精鋼株式会社様と
次の100年に向けてコラボレーション。
工場見学やキックオフミーティングをおこないました。

 ビジネス学部の大塚ゼミでは、若者に向けた商品開発やプロモーションなどの実践を通して、マーケティングの知識とスキルを培っています。活動のひとつとして毎年、取り組んでいるのが、東海エリアの企業が抱える課題解決に挑む「産学連携プロジェクト」です。

 2026年度は、鋼の材料加工と部品加工で自動車産業を支える鈴豊精鋼株式会社様とのコラボレーションが決定。4月10日(金)に名古屋市緑区の本社にて、キックオフミーティングを実施しました。これから約2年間にわたり「鈴豊精鋼で働きたい就活生倍増計画」を協働するのは、大塚ゼミの2年生です。当日はチューターとして3年生も同行しました。

 鈴豊精鋼様からは、代表取締役社長の鈴木様、取締役 製造部部長の鈴木様、管理部部長の渡邊様、事業企画室プレイングマネージャーの茂谷様、生産管理係の西様が参加。自己紹介後の名刺交換タイムでは、スーツ姿に身を包んだ学生たちが儀正しく挨拶しました。

 その後は3チームにわかれ、会社説明会、工場見学、ドローン体験を30分ずつのサイクルでめぐりました。キックオフを迎える前に、入念に下調べをしてきた学生たち。「実際に現場を見ると、棒鋼や線材の素材をはじめ、製造工程の機械も想像以上に大きく、つくる過程も多いことに驚いた」と圧巻の様子でした。

 1920年に創業した鈴豊精鋼様が次の100年を見据え、2024年に新規事業として立ち上げたドローンスクールでのトイドローンと実機の操縦も体験し、学生たちは企業風土などを肌で感じていました。

 続けて、大塚ゼミの3チームがプレゼンテーション。鈴豊精鋼様で働きたい学生を倍増させるためのプロモーション案を発表しました。

チーム:インフラータス

 製造業に興味のある学生に向けた「生産LIFE診断」を提案しました。鈴豊精鋼様が提供するエンジン、ステアリング、トランスミッション、ブレーキの4つの部品に性格を割り振り、それぞれの強みについて解説。実際に試せるように「生産LIFE診断」を作成しました。この診断のメリットは、就活生の自己分析になり、企業選びのミスマッチを防止できることです。SNSで情報を収集する就活生の現状、自己分析ツールの利用率を踏まえ「就活生が生産LIFE診断を利用する可能性は高い」と紹介。企業側も、求める人材像をわかりやすく設定し、採用時の参考にできるため、若者人材の獲得につながるとメリットを伝えました。

チーム:オートマに限らない

 製造業の課題として、ものづくり離れで地元を志望する若者が減っていること。現在の就活は文理融合のため、企業側も文系・理系にとらわれないリクルーティングが重要と伝えました。これらを踏まえ、「SuzuLabo」と題した新事業を提案。動画で概要を説明しました。事業内容は、大学生の力を活かしながら、ドローンを駆使して地域活性化。目標は、鈴豊精鋼様の認知度向上です。鈴豊精鋼様のドローン事業と農園部、学生の「学びを活かしたい」という思いを掛け合わせ、新たな挑戦を始めることで地域貢献。本社のある緑区全体を底上げしながら認知度を高め、鈴豊精鋼様で働きたい就活生倍増につなげると発表しました。

チーム:感謝カンゲキ雨嵐

 まず、鉄鋼業のイメージ、BtoB業界の理解度などを調査。鉄鋼業への理解と、会社の認知度を上げるため、実際に触れる機会をつくる参加型イベントを提案しました。ターゲットは、業界を絞り込む前の学生と、地域の小学生です。大学生による紙芝居の読み聞かせとして、「小さなヒーロー ネジくん」というストーリーを考案。部品が完成する流れを順番に並べる児童向けのカードゲームもつくりました。これらを使って、大学生が企業と一緒に児童向けのイベントを運営。体験型イベントの効果についても触れ、「認知度を高めると同時に、未来の人材確保につながり、入社したい就活生が増える」と伝えました。

 発表を聞いた鈴豊精鋼様からは「どのチームもプレゼン能力が高く、当社の課題に刺さりました。イベントなどを含めた形で、ご提案を実現していく予定です。これからみなさんと取り組んでいくことは、必ずいい結果につながると思っています」とお言葉をいただきました。

 大塚先生は最後の挨拶で、「今回、2年生が貴重な機会をいただき、発表内容についても評価いただけてうれしく思います。これから1年、2年と長いスパンで一緒に走ってきますので、どうぞよろしくお願いします」と感謝を述べ、プロモーション案をブラッシュアップして実現していくことに期待を寄せていました。