
2026年6月29日(月) 星が丘キャンパス 1号館3階13A
鈴豊精鋼株式会社様と2年かけて取り組むプロジェクトが始動。
「働きたい学生を倍増させる」ことを目的に、プロモーション案を発表しました。
ビジネス学部の大塚ゼミでは、若者に向けた商品開発やプロモーションなどの実践を通して、マーケティングの知識とスキルを培っています。活動のひとつとして毎年取り組んでいるのが企業と連携して課題解決に取り組む「産学連携プロジェクト」です。
2026年度は鋼の材料加工と部品加工で自動車産業を支える鈴豊精鋼株式会社様とコラボレーション。約2年間にわたって取り組むテーマは「鈴豊精鋼で働きたい就活生倍増計画」です。4月のキックオフミーティングでは、大塚ゼミの2年生が鈴豊精鋼株式会社を訪問し、工場見学や2024年に新規事業として立ち上げたドローンスクールでのドローン操縦を体験。その後、3チームにわかれて「鈴豊精鋼で働きたい学生を倍増させるためのプロモーション案」を発表。そのフィードバックを受けてブラッシュアップした案を、6月29日(月)に中間報告として発表しました。
チーム:オートマに限らない
製造業のイメージで持たれやすい「きつい・汚い・危険」の3Kを刷新し、会社の認知度向上を目標に提案したのは、ドローンを活用した地域活性化。「SuzuLabo」という新事業を立ち上げ、鈴豊精鋼様のドローン事業部と農園部、実践的な学びや経験をしたいと考える大学生、そして地域住民が協力し、「ドローンを活用して地域の魅力をSNSで発信する」「小学生向けにドローン大会を実施する」という2つの案を提案しました。ドローンの可能性や楽しさを知ってもらうことにより製造業のイメージを改善し、地域の人たちとのつながりを生んだり、鈴豊精鋼様の取り組みを知ってもらったりすることが狙いです。
鈴豊精鋼 生産管理係の西様からは「当社では既に求人を対象にしたインスタグラムを運営しているので、地域の魅力ではなく製造業にフォーカスした発信でも良いかな」とのアドバイスが、同社の事業企画室プレイングマネージャーの茂谷様からは「観光系の発信で3Kの払拭が叶うのかがやや疑問。3Kにこだわらなくても、鈴豊精鋼の認知度向上の方向でブラッシュアップし、ドローンに限らないアイデアを増やしていくと良いかなと思いました」とのコメントをいただきました。




チーム:感謝カンゲキ雨嵐
鈴豊精鋼様が主にBtoBの会社であることから、一般の人に同社を認知してもらうことを目的に、「鈴豊精鋼の魅力を解き明かせ!工場脱出ゲーム」を提案。地域の子どもたちを対象に、工場見学をしながら、クイズや商品点検、従業員への聞き取り調査、工程当てゲームを通してスタンプを集め、設計図を完成させるというもの。見事完成できたら、ガチャガチャができ、部品の目印チャームがプレゼントされるという特典も考案しました。
茂谷様からは「鈴豊精鋼がやっていることを広げていこうとしたときに、よく考えられている企画だと感じた」との言葉をいただき、「実際に実施するうえでどんな課題を想定している?」との質問が学生に投げかけられました。学生は「工場が稼働している平日だと参加者が集まりにくいと懸念している」と意見し、茂谷様からは「どのようにして人を集めるかは一番の課題。子どもだけでなく、親子や大人向けにも実施できる可能性があるかも。体験価値が重要なので、参加した人にどれだけ良い思い出が残せるか、そこを突き詰めていきたい」とのアドバイスをいただきました。




チーム:インフラータス
製造業の現場を多くの人に知ってもらうべく、「製造業RPG~偏見を倒して真実を知ろう」を提案。コンセプトは「見る工場から、冒険する工場へ」。工程並べ替えゲームで金属加工の過程について知ってもらったり、部品の重さを体感してもらったり、カードバトルで鈴豊精鋼様の企業価値を理解してもらったりなど、体験後に「製造業って思っていたよりすごい」と感じてもらうのが狙いです。
茂谷様からは、「率直に、親がおもしろそうだと子どもに薦めやすい企画。ゲームのネーミングもおもしろいし、来年また新しいカードをもらいにいきたいとリピーターにつながる要素もあって、当社を知らない人を巻き込めそうだと感じた。詰めが必要な点はいくつかあるが、何よりスピーチが良かった。相手の目をしっかり見て話すことで、より伝わると感じた」との言葉をいただきました。




大塚先生からは「まず基本として、資料のスライドには番号を付ける。その方が意見交換しやすい」といった資料づくりの基礎についてのアドバイスをはじめ、「期待する効果と企画内容の紐付けが課題。企画がおもしろくても、効果想定にそぐわなければ案として成立しない。その企画でどの程度の効果がクリアできるのか、盛った想定ではなく、リアリティのある費用対効果を考えるクセをつけていくとよい」などの指摘がありました。また、今後の進め方として「人が集まる場に出て行ってもいいし、鈴豊精鋼様に人が集まるタイミングにやらせてもらうのも手。次はそろそろ、グループを取っ払って、どういうステップで進めていくか、パートを分担しながら全体として1つにまとめていくと良いのでは」とアドバイスされました。


最後に西様からは「10月に弊社でイベントがあるので、皆さんのアイデアをいただきながら実行していきたい」との言葉が、茂谷様からは「イベントを相乗りする形は、1つの機会として設けられる。皆さんからも弊社に対して意見を投げかけてもらえると、僕らができることを伝えて実現していきやすい」との言葉をいただき、「回を重ねるごとに手応えがあり、楽しみになってきました。また次回期待しています」とのエールが送られました。

