ビジネス学部

特色ある授業

ゼミナールⅠ・Ⅱ(ビジネスイノベーション)

担当:大塚 英揮 教授
産学連携プロジェクトに挑みながら、
学生一人ひとりの可能性を広げています。

マーケティングが専門の大塚ゼミは、教育プログラム「FLAPR」を軸とした学修・研究活動を推進。「Framing:視点の獲得」「Legwork:足を使う」「Analyzing:頭を使う」「Practice:実践する」「Reflection:振り返る」というサイクルを重視し、実社会とリンクする学びの場を数多く用意しています。2017年度、2年次のゼミ「ゼミナールⅠ・Ⅱ(ビジネスイノベーション)」では、地元の企業やプロバスケットボールチーム、商店街、行政などとの多彩な連携プロジェクトに学生が主体となって取り組みました。その基礎力となっているのが、ゼミ内で定期的におこなっているプレゼンテーションやディベート。学生は企業へのヒアリングやアンケート調査などを通してマーケティングの研究を深め、確かな根拠にもとづいて発表内容や立論を組み立てていきます。仲間と切磋琢磨しながらビジネスに関する専門性を養うとともに、問題意識を持って社会と向き合う力、解決策を論理的に考える力、自分の意見を的確に伝える力を大きく伸ばしています。


【ゼミ活動の一例:産学連携プロジェクト(2017年度)】

●キックオフミーティング(2月)
2017年度の産学連携プロジェクトでは、サイン・ディスプレイ用品の製造販売をおこなう株式会社ファースト、プロバスケットボールチームの名古屋ダイヤモンドドルフィンズと協働しました。キックオフミーティングで両社から出された課題は「技術革新で実現するサインの提案」「観客動員数を伸ばすための提案」など4つ。学生は6チームにわかれて企業の方々に積極的に質問し、課題解決の糸口となるアイデアを出し合いました。




●中間報告会(4月)
現地調査やヒアリング・アンケート調査などで「生きたデータ」を収集し、約2か月間にわたって課題の解決策となる企画を話し合いました。その成果をまとめ、中間報告会でプレゼンテーション。企業の方々から意見をいただき、各チームが企画内容をさらに詰めていきました。

●最終報告会(6月)
「料理の香りが感じられるデジタルサイネージ」「災害時に役立つサイン・ディスプレイ」「集客力アップにつながるオリジナルスイーツ」などを提案。6チームそれぞれの斬新なプランを、企業の方々が高く評価しました。

●プランの実践(8月・12月)
名古屋ダイヤモンドドルフィンズに提案したプランのうち、「商店街と連携したバスケットボールイベント」を実際におこないました。名古屋市南区の笠寺観音商店街とも協働し、地域のお祭りでミニバスケのシュートゲームを実施。子どもから大人まで多くの人に向けて、バスケットボールやプロリーグの魅力を伝えました。学生は仲間と達成感を分かち合いながら、実社会に即した企画提案の難しさとおもしろさを実感。産学連携プロジェクトを通して、柔軟な思考力や実行力、協調性など社会人基礎力を養いました。