文化創造専攻

 科学技術の発展とともに人類の文明は長足の進歩を遂げたが、一方では精神文化の荒廃をも招く皮肉な事態を迎えている。そのような現代社会を生きる我々は、古人の精神的到達と蓄積された知恵とに学び、一方では文明の本質を見極めかつその成果としての利器を使いこなしながら、生活の規範ともいうべき新しい「文化」を創造していかなければならない。その方法を実践的に探求することが、本研究科の教育・研究目的である。
 そのために、本研究科は国文学、図書館情報学、情報デザイン・システム、創作表現、メディアプロデュースおよび建築・インテリアデザインという、「表象」という点で共通項を持つ異分野をあえて一つの専攻にまとめた。そして、この6専修のうちの一つを学びのホームグラウンドとして定め、そこを起点として他の専修にも幅を広げることのできる学際的な教育・研究活動を行う。
 その結果として、博士前期課程においては、専修分野に関する高度の専門的知識及び能力並びに当該専修分野における基礎的素養を身につける。また、博士後期課程においては、広い視野に立つ精深な学識を身につけるとともに、専修分野における研究能力又はこれに加えて高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培う。

専修紹介

国文学専修

  • 古代から現代に至る日本文学および日本語学を中心に、隣接諸領域を含む幅広い学修・研究を実践的に行います。
  • 科目履修による指定要件を満たせば、高等学校および中学校の国語科教諭専修免許状を取得できます。

図書館情報学専修

  • 図書館研究を軸に、印刷体からデジタルまでの情報メディアの機能および情報流通・サービスの研究、ならびに知識情報資源のマネジメント、情報探索行動および知識情報処理の研究など、その応用分野について多彩な学修・研究を行います。

情報デザイン・システム専修

  • 情報デザイン、情報システムを対象として、アプリ・システム開発、人間工学、交通工学、計算科学などの視点から、人に優しく豊かなデジタルライフを提案・創造し、今後の社会に貢献する人材を育成します。

創作表現専修

  • 短歌、小説、評論、童話、戯曲などの活字を媒体とする創造的表現活動を主な研究課題とし、理論と実践の両面を高いレベルで身につけた、創造的かつ先鋭な表現者を社会へ送り出します。

メディアプロデュース専修

  • マスメディアからデジタルメディアまでのさまざまなメディアについて、表現形式や制作技術にとどまらずその歴史的、文化的、社会的背景にまで目を向け、理論を学ぶとともにメディア表現や制作などの実習を交えて総合的に研究します。

建築・インテリアデザイン専修

  • 建築とインテリアを一体として捉え、工学的・芸術的な視点だけでなく、文化的・社会的側面など隣接諸領域との関わりを重視して、理論と応用の両面から多面的かつ総合的な学修・研究を行います。