報告

2014年08月18日

文学部講演会「Better Rhythm in English through Movement and Touch」

文学部講演会「Better Rhythm in English through Movement and Touch」

平成26年6月27日(金) 長久手キャンパス 7号棟2階 722教室

全身を動かし、正しい発音やリズムを体得。
新たな英語学修スタイルを実践的に学びました。

 英語圏や日本の文化を学びながら、国際社会で通用する英語コミュニケーション能力を磨く。この目標を掲げる文学部 英文学科では、英語学や英文学などのプロフェッショナルである教員と、ネイティブスピーカーの教員が一丸となって熱心に指導しています。異文化理解のために英語力を総合的に鍛える授業、英語を使って料理やスポーツなどを楽しむ授業、日本文化を英語で学ぶ授業、さらに学科独自の海外セミナーなどを用意し、学生の向学心や主体性、行動力も伸ばす学びのチャンスを広げています。
 6月27日(金)におこなった文学部講演会も、そのひとつです。大阪女学院大学の教授であるブライアン・ティーマン先生を講師にお迎えし、英語学修に関する特別授業を実施しました。演題は「Better Rhythm in English through Movement and Touch」。英単語や英文の正しい“音節”、“強勢”、“イントネーション”を体の動作によって学ぶという、ユニークな学修法をご教授くださいました。

カタカナ英語ではなく、ネイティブの発音で話そう!

 「We will learn about a linguistic understanding of prosody and then teach your body to help you feel prosody with the help of movement and touch.(韻律を言語的に理解し、さらに、動作と触感によって韻律を体感的に学びましょう)」と笑顔で語りかけたブライアン先生は、言語学や音声学を専門としています。今回の特別授業では、prosody(韻律)の3つのポイント“音節”、“強勢”、“イントネーション”を正しく使い、英語コミュニケーション能力を着実に養う方法を説明しました。カタカナ読みの英語ではなく、ネイティブスピーカーが使う英語の発音を身につけるために、ブライアン先生が紹介したのは、自らの体を動かして体感的に学び取る方法でした。
 会話文の中で強調するべき言葉、相手に伝わりやすいイントネーションなど、英語の発音には日本語とは異なる独特の音節やリズムがあります。それらを知識として学ぶだけではなく、自分の全身で感じ取ることで理解が深まり、正しい発音が自然とできるようになるとブライアン先生は解説しました。

日々の努力が、実力になる。 Try them!

 リズムや強調する部分を意識しながら、音楽に合わせて英文を話す。肩をたたく、拳を振るなどの動作をつけて英単語を発音する。そうしたスポーティーな学修法にチャレンジした学生たちは、笑顔を浮かべて楽しみ、アタマだけではなくカラダにも英語をたたき込んでいく感覚を掴みました。ブライアン先生は「Don’t forget! Try them!」と学生たちを激励。体を動かしながら発音を体得していくことが、語学力を鍛える手助けになると力強く語りました。
 日本の社会、経済、文化をさらに発展させるために、グローバルな舞台で活躍できる人材の育成が急務となっています。今回、すべて英語という英文学科ならではの高度な授業に、真剣に臨んだ学生たち。新たに学んだことを活かして英語コミュニケーション能力の向上にいっそう励み、国内外のさまざまなフィールドへと力強く羽ばたいていくことでしょう。