「みのかもannual2022-Forest Labo-」小島さんの展示紹介

2022年5月3日(火)~5月5日(木)の三日間、岐阜県の美濃加茂市民ミュージアム・みのかも文化の森で展覧会「みのかもannual2022-Forest Labo-」が開催されました。

「みのかもannual」 とは

みのかも文化の森を表現の実験の場とし、天然素材を使った研究、自然環境下での作品の見え方を探り、また新たな表現を模索するもの

「みのかもannual」 は美濃加茂市民ミュージアムを囲む森を舞台に、主に東海地方を拠点とする作家たちが現地での実験的な政策展示を試みる3日間限りのアートイベントです

( 「みのかもannual2022-Forest Labo-」イベントフライヤーより )

創作表現専攻2年生の小島壮太さんがこの展覧会に参加し、作品を発表しました。

ご本人による作品解説を掲載します。

作品解説

作品タイトル「あ、死んだ」

虫はひっくり返って死んでいる。
バスもひっくり返したら死ぬのかな。
展覧会最終日、前方に動物のフンがあった。
衝突してひっくり返ったのか。
作品は死んだ。

あ、死んだ
あ、死んだ (クリックorタップで拡大・高画質表示)
あ、死んだ
あ、死んだ(クリックorタップで拡大・高画質表示)

作品タイトル「心の声たち」

困っていそうなおばあちゃんをみて、
ぼくは何もできなかった。
心にたまったものを絵・詩・粘土にした。
ぼくの中の何かが脱げた気がした。

心の声たち
心の声たち(クリックorタップで拡大・高画質表示)

心の声たち
心の声たち(クリックorタップで拡大・高画質表示)
心の声たち
心の声たち(クリックorタップで拡大・高画質表示)

作品タイトル「かさ」

地球が傘だったことに気がついた。
森の中でしたいことを考えると、
針が刺さっているのが浮かんだ。
絵にしてみる。
倒れたり色々問題になると困るから支えをつけた。
どこか傘にみえる。
地球って傘?
いや、ちがうか。
ん、え、あぁ!そうか!
雨ってそうだ、下からもふってる。
傘だ!地球って傘だ!

かさ
かさ(クリックorタップで拡大・高画質表示)

作品タイトル「秘密基地」

わくわくする。ぼくはみつけた。
こんな奥に秘密があったなんて。
やばい、見つけちゃった。
ぼくだけの場所だ。
これでぼくは最強を1つゲットした。

秘密基地
秘密基地(クリックorタップで拡大・高画質表示)

会場であるみのかも文化の森はかなり広く、急斜面やほとんど整備されていないけもの道もありました。鬱蒼とした森の中に、様々なかたちで点在するアートを巡るのは新鮮で、宝探しのように楽しめました。

小島さんは10月末の淑楓祭でも展示企画をする予定だそうです。興味のある方は是非チェックしてみてください。

文責:助手・山田