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インタビュー

山歩き

 ―いつごろ始めたのですか。

 10年ぐらい前でした。子どもと女房を連れて南アルプスの駒ケ岳に登った時、あまりに良い天気だったのでロープウェーの終点から頂上まで2時間ほど歩いたんです。気分が晴れ、本当に気持ちの良い山歩きでした。
 それからは、月一回ほど、月曜日に疲れが残らないように土曜日に登っています。学生時代に奥多摩に行っていますが、何も感じなかった。自然を感じる年齢になったんでしょうか。

 ―どんな山に。

 やはり近場が中心ですね。槍ケ岳や北岳、奥穂高などの北アルプスのほか、南アルプスなどの3000メートル級、鈴鹿山脈などの1000メートル級ですが、とくに鈴鹿は女房の里ということでよく立ち寄ります。頂上はほとんど登ったでしょうか。

 ―山の魅力は。

 獣の足跡を見つけて後をつけて行くと、突然視界が広がり、滝などの思わぬ風景に出くわすと、こんなところに獣が住んでいるんだなあと感動しますよ。こんな行動は一人でないとできませんので、グループよりは一人が好きです。危険なのであまり登りませんが、特に冬が素晴らしいんです。何年か前にスイスの4000メートル級に登った時も、視界のすべてが白一色なのに感動しました。
 夕焼け、紅葉、新緑……目をつぶると、その瞬間が浮かんできます。本当にきれいな場所に出合うとうれしくなります。もう、何も考えなくなります。山の中を歩き回るままに身を任せるというか。

 ―仕事のことも。

 パァーと忘れます。思い詰めるとろくなことがありません。山に登ることですべてを忘れ、(考えつづけていることを)一度切ると、また仕事に戻って新たな考えが浮かんできます。考え続けると夜中に眠れなくなってしまうこともあると思いますが、それでも仕事のことを切るわけにはいきません。山に行くことでそれができます。土曜日は山、日曜日は女房の買い物に付き合い、月曜日から仕事に集中という生活です。ゴルフのスコアも良くなります。ただ、富士山だけは最後にしようと残してあります。

(「毎日新聞」1999年11月4日 コラム「わたしのわたし」)

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