愛知淑徳大学国際交流センター

文字サイズ

標準
English

大学案内2021「国際交流(3~4ページ)」より抜粋

留学で必要なのは、語学力以上に人間力

交換留学、アメリカ/ノースカロライナ大学ウィルミントン校(1年間)

柴田隆世さん
グローバルコミュニケーション学部
グローバルコミュニケーション学科 4年生
(愛知県私立至学館高等学校出身)

交換留学では、留学生のクラスではなく本科生と共に授業を受けます。授業はすべて英語。日本でも私の学科の専門科目は英語でおこなわれていたため、積極的にディスカッションに加わることができました。私が選んだのは、自専攻であるメディアコミュニケーション学と関係の深いアート・デザイン分野の授業。座学だけに留まらない実践的な作品制作の機会も多くありました。最初の授業で「街のギャラリーに自分の絵を飾りたい!」という目標を掲げ、先生からの「努力次第で願いは叶う」という助言もあり、勉強にも一層力が入りました。その努力の結果、留学終盤には無事、自分の絵もギャラリーに展示されることに。展示中は観客に作品の解説をおこない、交流する機会を持つことができました。アメリカには多種多様な人種がいて、受け止め方や好みも全く違います。観客という幅広い世代の人たちとの交流は、感性を磨くにも、世界を身近に感じるにも良い機会になりました。海外で学ぶからには、好きなこと、得意なことを活かしたい。あくまでも英語は手段であり、日本であっても、海外であっても、大切なのは人間としての魅力だと感じました。「好き」が世界を近づけ、語学力を高めてくれる。この留学は私にとって大きな財産となりました。

国際交流は、特別なことじゃない

交換留学、スペイン/コルドバ大学(半年間)

永さゆりさん
文学部
英文学科 4年生
※現文学部総合英語学科
(岐阜県立加茂高等学校出身)

外国人留学生の生活をサポートする日本人学生「RA(レジデント・アシスタント)」として、長久手キャンパス内に建つ国際交流会館(アイハウス)で37名の留学生と一緒に生活しています。日本語を学ぶ留学生もいれば、愛知淑徳大学へ英語で専門分野を学びに来た留学生もいて、国籍もさまざま。日本語と英語を使い分け対応しています。RAに志願した理由は、私自身の交換留学がきっかけです。留学先は高校時代から興味があったスペイン。留学中、学生寮で一緒に暮らしたスペインの友人には勉強から日常生活まで多くを助けてもらったことから、今度は私が留学生の力になりたいと思いました。国が違えば当然、生活習慣も異なります。もちろん一人ひとり感性はさまざま。アイハウスでの共同生活では価値観の違いによる意見の不一致がしばしば起こります。そんな時はまず、双方の声をしっかり聞くことを大事にしています。生活上の問題のほとんどに正解があるわけではありません。一方の意見で判断せず、中立であることを心がけています。まずはお互いの言い分を聞き、着地点を見つける。これは日本人同士でも同じです。国際交流は特別なものではない、一人の人として向き合うことなのだと毎日実感しています。

おおらかで親切な台湾人から、台湾の魅力を吸収!

交換留学、台湾/静宜大学(1年間)

石川瑞希さん
交流文化学部
交流文化学科 4年生
(愛知県・国立愛知教育大学附属高等学校出身)

アルバイト先の台湾の方たちとの出会いがきっかけで台湾に興味を持ちました。さらに、学部の授業で短期の台湾研修に参加したことで一層惹かれ、台湾の大学への交換留学を決意。留学中は中国語に加え、台湾語、台湾の歴史や文化、日台教育の比較の授業など、台湾の大学でしか学べないような授業を主に履修しました。留学中、中国語の勉強が伸び悩んだ時期があり、勉強法を工夫するなど自分なりに努力しましたが、改善しませんでした。そのような時、台湾中西部の彰化に住む人たちと友達になりました。彼らは、私のつたない中国語にも親切に対応してくれた上、私に日本語を教えてほしいと言ってくれました。外国の方に日本語を教えることは初めての経験で戸惑うこともありましたが、中国語を交え日本語を教える中で、私の中国語もみるみる上達。彼らからは、中国語だけでなく台湾語も学ぶことができました。その上、新たにたくさんの友人もでき、いろいろな場所に連れて行ってもらうなど、一緒に行動する中で語学だけでなく、台湾人のおおらかな人となりにふれ、文化も吸収することができたと思います。留学を通して他者と積極的に関わり、主体的に行動することで得られることの大切さも学ぶことができました。

PAGE TOP