
自分自身と向き合い、「自分らしさ」を輝かせること。
その強さ、尊さを語っていただきました。
文学部では外部講師による講演会を定期的に開催し、学生たちの学びに対する視野を広げています。6月19日(水)には、本学英文学科の卒業生でもある、フリーキャスター石山智恵氏をお迎えしました。演題は「わたし色の生き方―自分らしく働くということ―」20年間メディアの世界で活躍し、キャスターとしてジャーナリストとして得たものを語っていただきました。会場となった教室は学生たちでほぼ満席。英文学科の学生とともに、メディアプロデュース学部の学生も参加し、貴重なお話の数々に熱心に耳を傾けていました。

石山氏は平成6年に文学部 英文学科を卒業されて以来、長年キャスターとしてキャリアを積まれてきました。中でもNHK-BS1の「経済最前線」という番組では、100人以上の経営者の方々にインタビューを行ったそうです。「インタビューの基本は、相手を知ることです。事前に相手のバックボーンを自分なりに調べていく中で"この人すごいな、どうしてこんなことができたんだろう" "どこから熱い情熱が湧いてくるんだろう"と、どんどん興味が湧いてきます。疑問に思ったことの答えを直接、生の声として本人から聞けることがインタビュアーの醍醐味です。相手のことを知りたいと、相手の立場になって考え、興味を持つことは、社会で求められるコミュニケーション能力を高める時にも大きな力を発揮すると思います。」と石山氏。就職活動を控える学生たちに「限界を決めず、自分で働く道を切り拓いてほしい」とエールを贈りました。




そして、お話はインタビューを行った12人の女性たちへと移ります。鵜匠、プロ野球選手、ぶどうを栽培しワインを造るヴィニュロン、チアリーダー......。女性たちの活動内容はそれぞれ異なりますが、お話を聞いていく中で石山氏はある共通点に気づいたと言います。「"思いをエンジンに行動に移すこと" "できることをできるだけ柔軟に対応しながら常に行動すること" "人に働きかけて、周囲を巻き込んでしまうこと"。彼女たちが持っている特徴は、変化が激しく、先が読みにくい現代を生き抜くヒントではないかと思います。自分のやりたいことに真摯に向き合い、"自分は何がしたいのか"と、問いかけ続けたのだと思います。だから軸がぶれないんです。皆さんも、すぐに答えは見つからないと思いますが、本当にやりたいことは何だろうと自分自身に問いかけ続けてください。」と語りました。

最後に「私は取材者・発信者として、社会でよりよく生きるための情報を発信することが使命だと思っています。ダメだったら別の方法でトライすればいい。インタビューした12人の女性たちから学んだ前向きな姿勢は、私も皆さんと一緒に見習っていきたいと思います。」という熱い言葉で講演会を締めくくりました。石山氏からのメッセージを聞き、学生たちは自分自身にしっかりと向き合うことの大切さを感じるとともに、石山氏の自分の人生を精一杯生きている真摯な姿勢に感銘を受けたようでした。英文学の世界からメディアの世界へ大きく羽ばたいた石山氏のように、学生たちも自分たちの可能性を広げる大きなきっかけとなったことでしょう。
Topics
石山智恵氏の著書

『女子才彩 わたし色の生き方 自分らしくはたらく12人のリアルストーリー』
(2013年 PHP研究所)
女性たちの強く生きる姿を、書籍として残したい――石山氏の熱い思いが込められた一冊。BS-TBSで放送されたドキュメンタリー「女子才彩」で取材した12人の自分らしく輝く姿が色鮮やかに記されています。