2019年7月27日（土） 長久手キャンパス 12号棟

健康栄養学科の3年生が食育イベントを実施。
ゼロから企画を立案し、地域のみなさんと交流しました。

　2019年7月27日（土）、長久手キャンパスの12号棟で「淑健祭」が開催されました。「淑健祭」とは、本学の健康栄養学科の3年生が企画・運営した食育イベントです。栄養教育論実習Ⅱと公衆栄養学実習の授業の一環として実施され、学生たちは16のチームに分かれて各ブースを作りあげました。小学生・成人女性・成人男性・高齢者のそれぞれの対象者に響くテーマを選定し、テーマに沿って楽しくおもしろく食の大切さを伝える企画を考え、当日は会場となった12号棟の1階と2階の教室を各班がデコレーションし、栄養や食についてまとめたポスターを展示して、ブースを運営しました。

　小学生を対象としたブースでは、子どもの好き嫌いに着目したクイズや食べ物の消化を紹介するクイズ、マナーを学べるゲームなどが用意され、子どもたちは楽しみながら食や栄養について学ぶことができました。

　成人女性を対象とした教室では、成人女性が朝食をあまり食べていないということから日頃の朝食を見直す企画を用意し、さらに手軽につくれる朝食レシピも配布。さらに貧血について学んだり、ダイエットについて学べる企画も実施されました。

　成人男性を対象とした教室では、中食や外食が多いことを見込んでより健康的なメニューの選び方を伝授したり、ファーストフードに含まれる食塩の量を示して減塩を啓発したり、飲酒習慣を見直すためのチェックをしたり、普段の生活に即した企画が実施されました。

　高齢者を対象としたブースは、骨粗しょう症とフレイル（加齢により心身が老い衰えた状況）に着目した企画を実施。二つのテーマに即したプレゼンテーションをおこない、さらに骨密度などの測定も実施して、高齢者に対し健康のためには運動と栄養が大切であることを伝えました。

　さらに特別企画として食にまつわる2択クイズや筋肉トレーニングを紹介するブース、おやつについて紹介するプレゼンテーションも実施されました。測定コーナーも設置され、自分の体について見つめなおす機会を提供しました。

　各班が趣向を凝らし、アイデア満載のイベントとなった今回の淑健祭。学生たちは日頃の学修の成果を発揮し、よりわかりやすく、より心に響くように食の大切さを来場者に伝えることができました。本学の健康栄養学科では今回のイベントのように、学生たちが体験的に学修できる機会を豊富に用意し、これからも一人ひとりの成長を促していきます。