
2026年8月19日(水) ウインクあいち
中日SDGsフェアにCCCの学生団体が出展。
SDGsに関わる取り組みを、幅広い世代に向け発表しました。
本学の「コミュニティ・コラボレーションセンター(以下CCC)」は、学生にボランティア活動を紹介し、学生と地域社会をつなぐ役割を担っています。CCCの学生団体に所属する学生たちは、活動を通じて自主性を高め、社会で役立つスキルを身に付けています。
2026年8月19日(水)、中部地方の企業や団体、大学がSDGsに関わる取り組みを発表し、SDGsへの理解を深める「中日SDGsフェア」が開催されました。本学からは、CCCに所属する学生団体がブースを出展したほか、参加大学による取り組み発表会にも登壇。日頃の活動や、その活動に込めた思いを来場者に伝えました。
【ブース出展】
イベント前半は、ユニバーサルデザインやバリアフリーへの理解を深めることを目的に活動する学生団体「ユニこまPlus+」が出展。同団体は、障がい者の被服に関する困りごとを洋服のリメイクによって解決する活動のほか、障がい者スポーツ「ボッチャ」を楽しむイベントの企画などにも取り組んでいます。


ブースでは、実際に障がい者の特性に合わせてリメイクした洋服を用意し、活動内容を紹介。障がいによって異なる困りごとに合わせたリメイクの必要性や、「ファッションを楽しみたい」という思いに寄り添いたいという活動の理念を伝え、来場者にユニバーサルデザインについて考えてもらうきっかけをつくりました。
学生たちは「身近に障がいを持つ方がいなくても、興味を持って話を聞いてくださったことがうれしかったです。また、なかには『こうするのもよいのでは』とリメイクのアイデアをくださった方もいて、貴重な意見として学びを得ることができました」と、来場者との交流を振り返りました。


イベント後半は、岐阜県下呂市小坂町の地域活性化に取り組む「PERILLA(ポレラ)」が出展。少子高齢化が進む小坂町を盛り上げようと、地元の伝統行事の運営や「道の駅はなもも」の売り場づくりなど、町の自治体や施設から直接依頼を受けて支援活動を行っています。
今回は、活動の様子を撮影した写真や動画を展示したほか、小坂町の観光名所や特産品を紹介するクイズを実施。回答の結果に参加者が一喜一憂する来場者と学生の間では自然と会話が弾み、町の魅力を伝える場となりました。さらに、PR活動の一環として年3~4回ほど出店しているマルシェも紹介。団体の活動や小坂町にさらなる関心を持ってもらえるよう、PRにも力を入れました。
「まず、みなさんが『行ってみたい』と興味を持ってくださり、小坂町の魅力をお伝えすることができました。来場者の方から『団体のSNSから観光情報を発信しみては』など参考になる意見もいただきました。さっそく取り組みたいと思っています」と、学生たちは活動への意欲を高めていました。
【プレゼンテーション】
午後からは、ステージブースで「大学生によるSDGs取り組み発表会」が開催されました。本学からは、ステージ前半でブース出展した「ユニこまPlus+」の野中麻衣さんが登壇しました。


発表は、「自分色を表現できる社会へ」をテーマに、実際に行った被服のリメイクとファッションショーについて紹介。自ら障がい者施設に依頼し、職員や利用者の保護者の方々へ被服に関するアンケートを実施。その結果をもとに、希望者一人ひとりにヒアリングをして、要望に合わせた服をリメイクしたことや、ファッションショーを企画・実現したことについて話しました。
野中さんは「障害を持つ利用者さんにとって、着たい服を着たり自分らしく表現できたりする機会は、喜びや自信につながります。実際にランウェイを笑顔で歩く姿を見ることができ、喜びの声を聞くことができました。一人ひとりの希望を尊重し、心の豊かさやその人らしい生活を支える活動が、福祉の向上にもつながると考えています」と、団体の活動に対する想いを語りました。
発表後には、コメンテーターの方から「障がい者の方々のお一人お一人の特性を理解することはもちろん、気持ちにも寄り添って、自分たちに何ができるのかということを考えられたということが、とても温かく、それを何よりも大事にしていることが伝わりました。また、障がいを持つ方が自己表現できる方法をみんなで支え、実現し、よい変化や反応を仲間と一緒に喜び合うということが、社会にとってとてもよい循環だと思いました」と活動への共感が込められた講評をいただきました。

野中さんは発表を振り返り、「各団体の発表を聞いて、それぞれが様々な分野でSDGsの課題に取り組んでいることが分かり、視野が広がりました。自分の発表では、実際に行ったアンケートの結果や取り組みの中でいただいた感想や意見を示すことで、イメージしやすい発表になるよう心がけました。私たちが活動を通して一番大切にしている『利用者の方をしっかり理解する』ということも、しっかり伝えることができたと思います。卒業後は福祉関係の仕事に就くので、これからも相手をよく知るという姿勢を大切にしていきます」と語りました。
本フェアへの出展は、自身の活動を振り返ると同時に、他大学の取り組みにも触れ、視野を広げる機会となりました。また、多くの来場者に福祉や地域に関わる課題を伝え、SDGsの目標達成に向けた学生たちの取り組みに関心を持っていただく機会にもなりました。
今後もCCCは、学生たちの取り組みを広く発信できる機会を創出し、主体的に活動する学生たちを応援していきます。