追究
2024年12月26日
文学部 教育学科 白石ゼミ なごや保育園演奏交流会
2024年度 展示会・講演会・発表会 教育学部(2025年4月開設)

2024年10月29日(火) なごや保育園
園児たちにハンドベルの演奏を披露
一緒に音楽を楽しむ演奏交流会をおこないました。
10月29日(火)、愛知県名古屋市西区にある社会福祉法人 聖英会「なごや保育園」にて、文学部 教育学科 白石ゼミによる演奏交流会がおこなわれました。当日は白石ゼミに所属する3、4年生8名が参加し、ハンドベルをはじめとした楽器演奏を園児たちに披露しました。
遊戯室に年少から年長までの園児たちが集まり、保育士の先生から園児たちに本日の演奏交流会の説明がありました。
その後、舞台の幕が上がり、演奏会が始まりました。学生の前にはカラフルなハンドベルが並べられ、ハンドベルについて紹介した後、『ミッキーマウス・マーチ』、『どんぐりころころ』、『虫のこえ』を演奏しました。園児たちはハンドベルの音色に聴き入っていました。
演奏会が終わると年長クラスの園児たちは学生と一緒に『きらきらぼし』の演奏に挑戦。年中クラスの園児たちは、保育室でミュージックパッド(踏んで鳴らす楽器)とベルチャイム(つまみを押して鳴らす楽器)を使って遊びました。その後、舞台のある遊戯室に再び集まり、年長クラスの園児が練習した『きらきらぼし』の発表会をおこないました。
最後に学生たちが「トーンチャイム」という楽器で『星に願いを』を演奏しました。トーンチャイムは、ハンドベルよりも柔らかい音色で心に染み入るような響きを持っています。思わず眠ってしまいそうな音色に園児たちもうっとりした表情で聴き入っていました。
演奏が終わると、ここでサプライズが! 園児たちから学生たちに向けてお礼として讃美歌を披露してくれました。これには学生たちも感動。園児たちの無垢な歌声を微笑みながら聴いていました。歌のプレゼントが終わると、学生たちからきょうの記念にシールを渡しました。そして最後は部屋の出口までミュージックパッドを並べ、それを踏みながら園児は退場していきました。
演奏交流会後には、なごや保育園の園長と保育士の先生から「せっかくの機会なので、現役で働いている保育士の先生に質問はありますか?」と貴重なお時間をいただき、学生たちのさまざまな質問に真摯に向き合いながら、ご回答いただきました。
今回の演奏交流会は、音楽の素晴らしさを伝え、園児の笑顔があふれる素敵な時間となりました。また、現役の先生方の園児への接し方や声掛けなどを間近で学ぶこともでき、教員を目指す学生たちにとって、教育に関する専門知識やスキルを磨く貴重な機会となりました。
学生コメント
文学部 教育学科 4年
秋好 舞弥さん、菊地 真生さん(左から)
今年の夏ごろに今回の演奏交流会のお話をいただきました。4年生はハンドベルの経験がありましたが、3年生は初めてなので一生懸命練習し、本番を迎えました。滞りなく終わることができ、ホッとしています。今回は園児たちに演奏を披露するのが目的でしたが、園児に対し先生方がどのように対応しているのかを学ぶこともできました。例えば、園児たちに話をする時は、声に抑揚をつけて関心を引く方法はとても参考になりました。また、話を聞くときはしっかり聞く、楽しむときは思い切り楽しむといったメリハリの付け方なども勉強になりました。今回の経験を通して、自分の気持ちに関係なく常に笑顔で接する大切さ、愛情をもって接する大切さをあらためて実感。大人になってからもどこかで出会ったとき「先生!」と声をかけてもらえるような存在を目指し、頑張りたいと思います。