追究
2024年12月26日
2024年度教志会 教員採用試験 合格体験発表会

教員採用試験合格者が、試験合格に向けた対策などの経験談を発表。
教職をめざす後輩たちへエールを送りました。
本学で小学校・中学校・高等学校・特別支援教諭の免許状取得をめざす学生と、教育の現場で働く卒業生をつなぐ「教志会」。2024年11月5日・12日には星が丘キャンパスで、11月13日・18日・19日・20日・22日・28日には長久手キャンパスにて、教員採用試験に合格した4年生が登壇する合格体験発表会が開催されました。会場には、1~3年生の教員をめざす学生たちが、先輩たちのリアルな体験談を聞くために集まりました。
発表会は2部制で開催。1部では、合格者の4年生が「①1日の勉強スケジュール」「②対策でやってよかったこと」「③自治体について」「④役立ったこと」について話し、2部は質疑応答タイムです。
11月5日(木)の星が丘キャンパスでの発表会では、岐阜県の中学校英語教諭、愛知県の高等学校英語教諭の試験に合格した2人の4年生が登壇。試験対策の勉強を始めた時期や、どの時期にどのような勉強をしたか、どんな教材を使用して勉強したかなど、具体的な話が繰り広げられ、後輩たちも興味津々の様子です。合格者の4年生からは、「面接では、留学やインターンシップ、アルバイト、サークル、ボランティアなどにおいて困難をどのように乗り越えたか、何か1つでもいいから話せるネタを用意しておくのがおすすめ。今のうちから、いろんな経験をしておいてほしい」とのアドバイスも。また、質疑応答タイムでは、「実技試験はどうでしたか?」「面接対策はしましたか?」「就職活動との併用は可能ですか?」などの質問が飛び、どの質問にも合格者の2人は丁寧に回答。後輩たちは不安や疑問についての対策を聞くことで、少し安心した面持ちでした。
また、11月28日(木)の長久手キャンパスでの発表会では、愛知県の小学校教諭の試験に合格した2人の4年生が登壇。そのうちの1人が実践した勉強法というのが、昨年の発表会で先輩から聞いたという「参考書を1つに絞る」という方法。毎年、先輩から後輩へと、試験合格に向けた対策が受け継がれているようです。「実践してみて良かった。当日もその参考書1冊を持参し、直前まで見返すことができました」との貴重なアドバイスも。また、試験を受けた自治体については、1つに絞りその自治体に向けた対策を念入りにおこなったり、複数の自治体を受けることで可能性を増やし、面接の練習にも役立ったりした経験をそれぞれ後輩たちに伝えました。「面接の練習を早い時期からしておいたのが良かった。1次試験から2次試験まで2週間ぐらいしかなかったのですが、焦らなくて済み、自分のやってきたことを振り返ったり考えをまとめたりする作業が小論文の作成にも役立ちました」などの具体的なアドバイスも、つい先日まで実際に試験対策に向けて活動してきた先輩だからこそ、話せる内容ではないでしょうか。質疑応答タイムでは、「授業やサークル、アルバイトなどで忙しく、まとまった時間がとれない。すき間時間を活かして上手に勉強する方法はありますか?」「1~2年生のうちにやっておくといいことはありますか?」などの質問が上がり、合格者の2人からは、実践してきてよかったと感じる勉強法や、教員採用試験に役立った経験などが語られました。
先輩たちが本音で語ってくれた内容は、教員採用試験合格をめざす後輩たちにとって貴重な学びとなったはずです。また、背中を追いかけることのできる先輩、そして目標に向かって共に切磋琢磨できる仲間の存在は、採用試験に挑むモチベーションをさらに高めるものとなったことでしょう。