追究
2026年03月04日
ビジネス学部 大塚ゼミ×ナカモ(株) 産学連携新商品開発プロジェクト

2025年10月20日(月)星が丘キャンパス 42D教室
2025年11月21日(金)長久手キャンパス 111教室
販売まであと一歩!
学生が考案した和風クリーミィドレッシングがいよいよ商品化へ。
ビジネス学部の大塚ゼミが、ナカモ株式会社様と共同で進める「産学連携新商品開発プロジェクト」は、いよいよ商品化に向けた最終局面を迎えました。
2025年10月20日には、競合商品との食べ比べを行い、味の改良を重ねました。そして11月21日、ナカモ株式会社様の執行役員や営業部門、開発担当者を前に、学生たちは研究と試作の成果を携え、最終プレゼンテーションと試食会を実施しました。プロの厳しい視線を受けながら、新商品「味噌を活用したクリーミィドレッシング」の市場価値が問われました。
このプロジェクトは、「若い世代にもっと味噌を普及したい」「愛知県の方々に喜ばれる商品を作りたい」というナカモ株式会社様の課題から2023年4月にスタートしました。学生たちは、綿密なアンケート調査や市場分析に基づき、「味噌を隠し味として使い、野菜の摂取量を増やす」というコンセプトを導き出しました。特に野菜嫌いな子どもを持つ30代主婦をターゲットに、玉ねぎの旨味と味噌の旨味を掛け合わせた「クリーミィドレッシング」の開発に注力してきました。今回の最終プレゼンでは、企画だけでなく、高価格帯の販売戦略、ユニークな販売促進案などが発表され、学生が練り上げた企画が実際に「売れる商品」として成立するかどうかが問われました。




プレゼンテーション後には、ナカモ株式会社様の執行役員や営業部門への試食会が行われました。プロジェクトは最終調整段階にあり、より客観的な評価を得るために、試作ドレッシングのブラインド調査(AB調査)も実施されました。最終候補となった2種類のドレッシングを新鮮なキャベツにかけ、それぞれの味わいや口当たり、酸味などが細かく検討されました。




さらに、商品の第一印象を左右するパッケージデザインについても、4案の中から1案を選定するブラインド調査が行われ、改良点に関するコメントを募るアンケートが実施されました。特に注目すべきは中身の味噌の色合いが見えるよう透明なパッケージを提案したことです。このアイデアは評価されましたが、「そのデザインで高級感を演出できるのか」と議論され、デザイン価値を高めるさらなるアイデアも生まれていました。


プロからの厳しいフィードバックを反映し、商品化に向けた最終調整へ
試食とアンケート後には、ナカモ株式会社様の販売のプロフェッショナルから、鋭い質問とフィードバックが寄せられました。学生たちは、一つひとつ真摯に受け止め、議論を深めました。まずターゲット戦略について、厳しい指摘がありました。「高級路線(高価格帯)は、意識が高くすでに野菜摂取量が多い層を狙うことになり、『野菜の摂取量を増やす』というコンセプトと矛盾するのではないか。ターゲットをむしろ若者層にすべきではないか」という問いに対し、学生は「ドレッシング市場は飽和状態にあり、高付加価値をつけて差別化するため、あえて高価格帯での展開を選びました」と、市場分析に基づいた戦略的意図を説明しました。


次に、味の差別化について「鰹節と玉ねぎの旨味をコンセプトにした味は他社商品にもある。この商品の本当のセールスポイントはどこか」という核心を突く質問が投げかけられました。学生は「旨味を出すために味噌を隠し味にしている点が、他のドレッシングにはない、最大のセールスポイントになると考えます」と、プロジェクトの独自性を強調しました。
さらに、プロモーション戦略についても議論が及び、「SNSでのレシピ紹介は他社も実施済みで、売上への反応が少ない。他に決定的なアプローチはあるのか」という懸念が示されました。これに対し学生は「愛知淑徳大学の学生とコラボしている点を強みとし、学生が店頭に立って直接魅力を伝えるなど、人を通じた差別化を図りたい」と、産学連携ならではの具体的な販促策を提案しました。


学生たちは、今回のフィードバックを商品化に向けた重要なヒントとして受け止めました。今後は、最終プレゼンで得た知見を活かし、ドレッシングの最終的な味の調整、パッケージデザインの改良、そして販売戦略のブラッシュアップという最終調整に入ります。
学生のアイデアと努力、そしてナカモ株式会社様のプロの力が融合したドレッシングが、愛知の食卓に並ぶ日が現実のものとなろうとしています。プロジェクトは、企画・開発という枠を超え、いよいよ「販売」というゴールに向けて進みます。
愛知淑徳大学では、学生たちの「学び」を「社会への貢献」へとつなげる実践的な機会を、これからも提供し続けていきます。








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