追究
2026年02月25日
建築学部 清水ゼミ 「モザミュータイルラボ・リレープロジェクト」産学連携事業の報告会

2026年1月23日(金)多治見市モザイクタイルミュージアム
清水ゼミの学生が産学連携プロジェクトに参画。
地元メーカーとアインシュタイン・タイルを試作し、
報告会で取り組みについて発表しました。
建築学部の清水ゼミでは、自治体や団体・個人と連携した設計・デザイン・ワークショップなどを手がけ、社会の中におけるデザインのあり方を実践的に学んでいます。ゼミ活動の一環として一昨年から取り組んでいるのが、「モザミュータイルラボ・リレープロジェクト」です。このプロジェクトは、多治見モザイクタイルミュージアム(モザミュー)が主催しており、学生の自由な発想を取り入れタイルの新たな可能性を見出そうと、多治見周辺のタイル関係企業と近隣大学が協働する実験的な事業を展開しています。
2026年1月23日(金)には、「モザミュータイルラボ・リレープロジェクト」の報告会&交流会が開催され、清水ゼミの学生も参加しました。プロジェクト関係者やタイル関連企業、プロジェクトに参加する他大学の学生などが集まる中で、これまでの活動を報告しました。


清水ゼミの学生はプロジェクトに参加するにあたり、多治見市周辺のタイル製造に関わる複数の工場・会社を見学しました。タイルについての知識を深めていく中で、1種類の形だけでどこまで敷き詰めても同じ配置が繰り返されない特殊な形状をもつ「アインシュタイン・タイル」に着目しました。そして、土岐市に拠点を置く立風製陶株式会社と連携し、オリジナルのアインシュタイン・タイルを試作することに。学生たちは大きさや色、表面の質感について検討を重ね、子どもが扱いやすい60×70mmサイズ、マットな質感、パステルカラー4色のアインシュタイン・タイルを作り上げました。
また、試作品を使って多治見モザイクタイルミュージアムにてワークショップを実施し、参加者にアインシュタイン・タイルでパズルに挑戦してもらいました。どれだけ並べても同じ模様が繰り返されないアインシュタイン・タイルの性質はパズル遊びに最適で、大人も子どもも夢中になってタイルを回したり、裏返したり…。苦戦しながらも、一生懸命タイルを並べる姿がありました。その様子から、報告会ではタイルを工業製品としてだけでなく、知育玩具ととらえて教育的側面にも注目することで、新たなタイルの可能性が広がるのではないかと提案しました。試作していただいた立風製陶株式会社では、実際にアインシュタイン・タイルの商品化を検討しており、今後新たな展開が期待できそうです。


活動報告の後には質疑応答がおこなわれました。教育的側面から見たタイルの可能性について詳しい説明を聞きたいという質問に対し、学生たちはワークショップでの子どもたちの様子について詳しく話し、子どもが自ら考え、手を動かし、試行錯誤するプロセスに教育的効果を感じたと述べました。報告会に続いて、全参加者による交流会がおこなわれました。各テーブルに、プロジェクトに参加した大学の学生や協賛企業、タイル関係者の皆さんがランダムに座り、お茶を飲みながらフリートークで交流を深めました。




現在、多治見モザイクタイルミュージアムの2階では、「モザミュータイルラボ・リレープロジェクト」に参加した大学の取り組みと作品を紹介する展示がおこなわれています(〜2026年7月31日(金)まで)。清水ゼミの学生の取り組みも展示されており、試作したアインシュタイン・タイルを実際に見て、触って、パズルを楽しむことができます。


学生インタビュー

創造表現学部 建築・インテリアデザイン専攻* 3年
遠山凛乃さん、石川翔子さん、瀬崎桜空さん
*2025年4月、建築学部になりました
報告会では、参加者の皆さんにアインシュタイン・タイルの魅力を伝えることができてよかったです。交流会ではいろいろな方とお話して、タイル関連企業同士の横のつながりが密接にあることを知り、多治見全体でタイル産業を盛り上げようとしている熱意が伝わってきました。また、普段はなかなか接点をもつことのないタイルメーカーの方々と直接お話することができ、この出会いをこれからの活動につなげていきたいと思っています。私たちが試作したアインシュタイン・タイルは、多治見モザイクタイルミュージアムで展示されているので、大人も子どももたくさんの方にパズルに挑戦してもらえたら嬉しいです。












