追究
2026年03月26日
教育学部* 加藤ゼミ合宿

2026年2月16日(月)、17日(火) 岐阜県郡上市
教員をめざす学生たちが歴史の町・郡上市で
多彩な体験を通し、実践的な学びを深めました。
教育学部*の加藤ゼミでは小学校教員をめざす学生たちが多く在籍し、「生活科」や「総合的な学習の時間」を中心に研究しています。これらの教科等は、活動や体験を通して、思いや願いを実現させたり、実社会・実生活の課題に取り組んだりします。実体験が不足しがちな現代社会においては、学生自身も豊富な経験を積むことが難しい現状です。そこで加藤ゼミでは、教員にとって大切な経験や知識を実体験から学べるよう、さまざまな活動に取り組んでいます。
2026年2月16日(月)・17日(火)には、加藤ゼミの3・4年生10人が、毎年恒例となる合宿を実施しました。今回は、岐阜県出身の学生がいなかったことから、知らない土地の生活や文化を学ぶことを目的に、歴史や伝統が今も生活の中に根付く町・岐阜県郡上市を訪れました。


1日目の午前中は、郡上八幡の城下町を自由に散策。風情ある町並みを歩きながら、それぞれが気になった場所に立ち寄り、郡上八幡ならではの歴史や文化に親しみました。郡上八幡城まで足をのばす学生もおり、城下町を見渡しながら、その土地の成り立ちや魅力を体感しました。その後は「さんぷる工房」で、郡上市の伝統産業である食品サンプル作りに挑戦。初めての体験に戸惑いながらも、お店の方の丁寧な指導のもと、一人ひとつずつオリジナルのスマホスタンドを完成させました。併設された「レトロアート館」では、昭和・平成の生活用品や流行に触れ、加藤先生の思い出話を聞きながら、時代とともに変化する暮らしを実感する時間となりました。






宿泊先の「アウトドアビレッジ373」へ到着したあと、鍋を全員で囲み、和気あいあいとした夕食の時間を過ごしました。夕食後は、郡上市出身のボードゲームファシリテーター、チョモランマ山下さんを迎え、さまざまボードゲームを体験しました。ボードゲームファシリテーターの役割は、その場・その人に合ったゲームをチョイスし、体験してもらうこと。虫食い文字の問題文を読んで答えを素早いアクションで当てる「ナゼカヨメチャウ」や、記憶力を試す自己紹介クイズゲーム「佐藤です。好きなおにぎりの具は梅です。」でウォーミングアップ。そのあとは、ボードの枠にピースをはめる「ウボンゴ」、9つのタイルの絵柄を揃える「ナインタイル」、カードの塔を積み上げるバランスゲーム「キャプテン・リノ」の各ゲームでチームの総得点数を競うなど、チョモランマ山下さんが提案するさまざまなボードゲームで盛り上がりました。学生は教員をめざす立場として、ボードゲームが単なる娯楽ではなく、ルールを守ることや、他者と協力する社会性の育成、思考力・判断力の向上など、子どもの視点に立って理解を深められる実践的な学びのツールであることを感じられたようです。




「アウトドアビレッジ373」では、テントに入り寝袋で寝るなどのキャンプ体験をおこない、2日目の朝にはモルック体験でアウトドアアクティビティも満喫しました。多くの学生にとって初めての体験でしたが、ルールを確認しながら少しずつコツをつかみ、チーム対抗で楽しく取り組みました。狙い通りに得点できたときには歓声が上がり、思うようにいかない場面でも自然と声を掛け合う姿が見られました。勝敗を競い合いながらも和やかな雰囲気で活動が進み、学生同士の仲もさらに深まったようです。テント泊やアウトドアアクティビティも含め、郡上市での多彩な体験を通して得た学びや気づきは、学生たちの視野を広げ、今後の成長につながる貴重な機会となりました。
*2025年4月より、文学部教育学科は教育学部となりました。












