追究
2026年06月15日
グローバル・コミュニケーション学部 Global Citizenship Lecture
2026年度 グローバル・コミュニケーション学部 展示会・講演会・発表会

2026年5月19日(火) 星が丘キャンパス 53A教室
元ラグビー日本代表・畠山健介さんによる特別講義を実施。
学生たちが“挑戦する意味”を考える時間になりました。
本学のグローバル・コミュニケーション学部では、幅広い教養と高度な英語コミュニケーション能力を備え、国際社会の架け橋となる人材の育成をめざしています。専門教育科目の授業はALL ENGLISHで行われ、コミュニケーションの本質や日本文化、世界情勢などを多角的に学ぶことで、世界で通用する英語運用能力や課題発見・解決能力を養っています。


1年生対象の必修授業「New Student Seminar」の一環として、この日の授業では、元ラグビー日本代表の畠山健介さんをゲストスピーカーに迎え、「自信と目的を持って乗り越えるべき課題といかに向き合うか」をテーマに特別講義を実施しました。講義はグローバル・コミュニケーション学部の中村文人先生との対談形式で進行し、畠山さんは、世界を舞台に戦ってきた経験をもとに、学生たちへ“挑戦すること”や“自分で決めること”の大切さを語りました。
講義の冒頭では、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、早稲田大学への進学、日本代表としての活躍、さらにイングランドやアメリカでのプレー経験など、これまでの歩みを紹介。2011年の東日本大震災で実家が被災した経験にも触れ、「希望は誰かから与えられるものではなく、自分の中で見つけるもの」と学生たちへ力強いメッセージを送りました。


対談では、中村先生から「海外挑戦を決断した際の思い」について問いかけられる場面もありました。畠山さんは「自己決定が大事」と語り、「ある環境にいることも、挑戦することも、すべて自分で決めている。だからこそ結果を人のせいにせず、自分で決断することが重要」と話しました。また、「考え抜いて自分で決めたことなら、苦しい結果でも納得できる」と、自ら選択することの大切さを学生たちへ伝えました。さらに、新しい環境へ踏み出す際の不安についても言及。「不安を感じることは、人として正常な証拠」と語り、「その先に進めるかどうかは、本当に好きかどうかだと思う」と、自分の好奇心や好きを大切にすることの重要性に、学生たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
また、「自信」についての話題では、「自信があるから挑戦するのではなく、自信は手応えの連続で生まれるもの」と説明。スポーツの世界では努力が結果として見えやすい一方で、社会では努力と成果が必ずしも結びつくわけではないからこそ、「何かしらの手応えを得られるものを見つけてほしい」と学生たちへ呼びかけました。


学生時代について問われると、「量をこなすこと」の重要性についても言及。「その分野のエキスパートになるには、とにかく量を重ねることが必要」とし、「量をこなした先に質が生まれる」と自身の経験を交えながら語りました。英語力についても、「本当に必要とされる人材であれば、語学以上に専門性が求められる」と話し、学生たちへ自分の強みを磨くことの大切さを伝えました。
海外での経験についてのトークでは、「海外へ行ったことで、日本について深く理解していなかったことに気づいた」と振り返る場面もありました。現地で日本文化について質問された際、うまく答えられなかった悔しさが、日本について学び直すきっかけになったと語り、「世界を見ることで、改めて日本を知ることの大切さに気づいた」と話しました。


終盤には、学生から直接質問する時間も設けられました。「緊張との向き合い方」について問われると、「緊張するのは、それだけ本気で向き合ってきた証拠」と回答。また、「後悔しない選択はない。だからこそ、自分で選んだ道をどう受け止めるかが大事」と学生たちの背中を押しました。
講義終了後も学生たちは積極的に質問を続けており、畠山さんの言葉一つひとつに刺激を受けている様子が印象的でした。世界を舞台に挑戦を続けてきた畠山さんの経験や考え方は、学生たちにとって、自分自身の将来や挑戦したいことを見つめ直す貴重な機会となったことでしょう。












