追究
2026年06月17日
エジプトから指導救急救命士10名が来訪!

2026年6月3日(水)〜5日(金) 長久手キャンパス
言葉の壁を越え「命を救う想い」で繋がる。
エジプトの救急救命士を迎えたPEMEC国際研修を開催
2026年6月3日(水)からの3日間、愛知淑徳大学長久手キャンパスにて、エジプトの救急救命士を対象とした「救急救命士PEMEC研修」が開催されました。
この研修は、救急救命における内因性疾患への初期対応(PEMEC)について、エジプト国内での救急標準化教育プログラムを充実させることを目的としたものです。期間中、エジプトの現役救急救命士たちが本学を訪れ、講義や実習を通じて健康医療科学部 救急救命学専攻の学生たちと活発な情報交換や交流を行いました。


研修の指導には、PEMECの教育向けテキストの執筆にも携わる本学の福岡範恭先生(救急救命学専攻)が中心となり、PEMEC企画運営小委員会委員長で関西労災病院の医師・高松純平氏も来校され、国際的な視点を取り入れた実践的なプログラムが展開されました。




初日は、福岡先生による日本のPEMEC教育の現状や、救急現場の実情についての講義からスタートしました。 「日本のPEMEC教育のノウハウを自国に持ち帰り、エジプト版の教育体系や緊急度判定のコースを設計できる指導者になってほしい」という高い目標を共有したのち、研修生たちは2年生の授業に参加。グループワークでは、日本とエジプトの救急活動の流れについて活発なディスカッションが行われました。すでに現地でキャリアを積んでいるプロならではの経験談は、学生たちにとって大きな刺激となったようです。




2日目は午前中にPEMECの演習を終え、午後は3年生との合同実習に臨みました。今回の実習内容は、高度訓練人形を用いた「心停止対応シミュレーション」です。エジプトの救急救命士たちはすでに他大学で蘇生法に関する研修を受けています。実習を前に福岡先生からは、「お互いに蘇生のアルゴリズムを理解していれば、言葉が通じなくても処置すべきことは明確。言語を超えた救急活動ができるはず」と力強い言葉がかけられ、言葉の壁を越えて命に向き合う真剣な合同実習がスタートしました。
エジプトの救急救命士と学生が混成チームを結成し、実習前には自己紹介と綿密な役割確認を実施。実際の処置が始まると、経験豊富なエジプトの救急救命士による迅速で的確な動きに学生たちが目を見張る場面も。医師からの専門的なアドバイスも飛び交い、実習後は学生から「交代のタイミングがスムーズで、無駄のない動きだった」といった具体的なフィードバックが行われるなど、双方向で高め合う実践的な学びの場となりました。




最終日は、エジプト現地で他の救急救命士を指導するための「PEMEC研修シナリオづくり」に挑戦。福岡先生からは「指導者として大事なのはタイムマネジメント。臨機応変な時間管理に加え、指導者として教える立場ではすぐに答えを言わず、受講者に考えさせることが大切」と、インストラクターとしての心得が伝授されました。その後に行われた3年生との交流会では、エジプトの救急事情や文化が紹介されました。学生からは、エジプトでの救急活動の実態についてさまざまな質問が寄せられ、日本とエジプトの違いについて熱心に耳を傾ける姿が見られました。












