追究

2026年08月31日

映像コンテンツ制作演習 最終課題制作と作品発表会

7月10日(金)、14日(火)、17日(金)、21日(火)、24日(金)、28日(火) 長久手キャンパス 713教室 他

⼈間情報学科 感性⼯学専攻の授業でオリジナルショートムービー制作に挑戦。
企画から撮影、編集、上映まで映像制作の⼀連の流れを学びました。

 ⼈間情報学部⼈間情報学科感性⼯学専攻の鈴⽊清重先⽣が担当する科目「映像コンテンツ制作演習」の授業内にて、最終課題であるオリジナルショートムービーの制作および作品発表会が開催されました。

 本学の⼈間情報学部 ⼈間情報学科 感性⼯学専攻では、⼈に寄り添ったデザイン的発想やモノづくりについて学び、⼈に優しいシステムやソフトウェア、情報サービス、ユニバーサルデザインを取り⼊れた都市空間などを⽣み出せる⼈材を育成しています。今回紹介する「映像コンテンツ制作演習」も、こうした幅広い学びの中の選択科目の一つです。

 「映像コンテンツ制作演習」の授業では、ソシオメディアラボ(創造表現学部)の設備を利用しながら各種の演習を行なっています。視覚と聴覚を通じて「うごき」や「できごと」、意味や情緒を伝えるコンテンツの制作手法と研究方法の基礎を学びます。現在の映像環境(技術、技能、技法の水準)下で、どのような情報の抽出・創出と提供、蓄積・活用が可能か考察しています。
 演習では、撮影スタジオを活用しながら写真と映画の基本的な表現技法を段階的に学びます。デジタル⼀眼レフカメラを使った撮影の基礎や、PCを使った動画編集を実践的に学び、その集⼤成として、13グループがオリジナルショートムービーの制作に取り組みました。

 企画書の執筆から、構成・演出手法の立案、脚本・絵コンテの作成を経て、第13回の講義では、三脚と⼀眼レフカメラを使った撮影に取り組みました。事前に検討した撮影場所だけでなく、現場の状況に合わせて撮影場所や構図、演出を調整しながら、臨機応変に撮影を進めました。セリフのある作品では、ICレコーダーを使⽤した⾳声収録にも挑戦。セリフの表現やカットごとの画角にもこだわりながら、それぞれの作品の世界観を形にしていきました。また、スモークなど特殊な演出を取り⼊れるグループや、スタジオでのグリーンバック撮影、合成技術を活かした特殊効果に挑戦するグループもありました。納得のいく動画を撮影するため、学⽣同⼠で意⾒を出し合い、協⼒しながらより良い作品づくりに取り組みました。

 第14回の講義では、不足しているカットの追加撮影と動画編集に取り組みました。編集作業では、カットのつなぎ合わせを起承転結ごとに分担するグループもあれば、一人で編集を担当するグループもあるなど、それぞれの制作スタイルに合わせて作業を進行。また、作品に合う効果音を探したり、挿絵となる画面を制作したりするなど、役割を分担しながら細部までこだわって編集しました。

 最終講義では、課題作品発表会として、各グループが制作したショートムービーを上映。作品のジャンルはホラーやコメディ、恋愛など多岐にわたります。各作品の上映後には、制作チームの学生が登壇し、作品づくりで工夫した点や苦労した点を紹介。「セリフがない作品でも退屈にならないよう、効果音や画角の変化にこだわった」「カットをつなぐ際につぎはぎ感が出ないよう、処理にこだわった」など、制作過程でのさまざまな試行錯誤が語られました。また、発表後には「エレベーター内での撮影方法」や「挿絵となる画面のつくり方」など、実際に作品制作を経験したからこそ感じた具体的な質問が寄せられました。動画制作の工夫を共有することで、映像表現への理解を深め、今後の作品づくりにつながる学びの機会となりました。

 授業を担当する鈴⽊先⽣は最後に、「短尺のSNS動画が増加する⼀⽅で、芸術としての映画的作品の割合は減少しています。新しい映像環境の中で、どのように映画⽂化を継承していくのかを考えてみてください」と、映像制作を取り巻く現状について学⽣に問いかけました。さらに、「これまでの映画作品を研究し、興味のある⼈はぜひ芸術としての映画づくりにも挑戦してほしい」とエールを送り、講義を締めくくりました。