追究
2017年01月11日
「常滑フィールド・トリップ」写真展
2016年度 ゼミ活動 創造表現学部 展示会・講演会・発表会
平成28年10月8日(土)~16日(日) 愛知県常滑市 常滑やきもの散歩道周辺
常滑の昔と今を写真で対比させた学生たち。
まちの人々の心に響く「記憶とまなざし」を表現しました。
取材・撮影から冊子の編集、写真展の企画・運営までをおこなう、メディアプロデュース学部 坂倉ゼミ(※メディアプロデュース学部は2016年度より、創造表現学部に名称変更)の学生たち。人々の思いや地域の文化など、目には見えないまちの魅力も「写真」としてカタチにしようと、メディア表現の知識・技術を養っています。ゼミ活動の主なフィールドとしているのが、焼き物の名産地として国内外で知られる愛知県常滑市。このまちで開催されるアートイベント「常滑フィールド・トリップ」には2012年から参加し、3年生の研究・制作活動の一環として写真展を開催しています。
今年度の写真展のテーマは「記憶とまなざし」。学生たちはチームにわかれてフィールドワークや取材を何度もおこない、地域の人々と交流を深め、「海」「丘」「川」「まち」という4つの角度から常滑を見つめました。自分たちで撮影した写真だけではなく、常滑市役所が保管していた何十年も前の写真もお借りし、まちの「昔」と「今」を対比させる写真の数々を展示。今の常滑の景色を切り取った学生たちのまなざしと、常滑で暮らしてきた人々が語った思い出の風景が重なり、過去から現在、そして未来へとつながっていくまちの大切な記憶が見えてくる――そんな心に響くあたたかな空間が会場いっぱいに広がっていました。
また、今年度は4年生も参加し、昨年度の常滑での制作発表の経験を活かした作品や制作ノートを展示し、写真を使った新たな表現方法に挑戦しました。
地域の人々の暮らし、受け継がれる文化や思いと向き合い、多角的な視点や豊かな感性、企画力、実践力などを培った、坂倉ゼミの学生たち。実社会でも多様な人と協働し、メディア表現の力をさまざまな課題解決に役立てていくことでしょう。