学びの全体像

開講の趣旨 ――「ことば」で「考える」力をつける

初年次教育部門では、2010年度から、大学における学修や社会生活の営みに必要な日本語運用スキルを総合的に養成するための全学共通履修科目「日本語表現」を開講しています。この科目群は、段階的に日本語運用能力を高めるため、「基礎」から「発展」までの体系的なカリキュラムを整えています。

日本語表現科目カリキュラム

各科目の授業概要(シラバス)はこちらをご覧下さい

日本語表現科目カリキュラム

学びの特色

その1 同一シラバスに基づく指導内容の統一

T1授業風景

「基礎」および「応用」では、複数の授業担当者が共通のシラバスおよびテキストに基づき、同一進度・同一評価によって授業をおこなっています。

その2 本学オリジナルテキストの作成

日本語表現テキスト

「基礎」および「応用」では、本学専任教員が作成したオリジナルテキストを使用しています。本テキストは、入学時に全新入生を対象に実施する学力テストの結果に基づき、原則として年1回改訂し、本学学生の最新の学力レベルに即応できるようにしています。

その3 「基礎」→「応用」→「発展」の段階的学修到達目標の設定

T2授業風景

本科目では段階的に日本語運用能力を引き上げるため、「基礎」から「発展」までの体系的なカリキュラムのなかで、各科目の到達目標を明確に定めています。レポート課題であれば、テーマの種別、文字数、参考文献参照の有無などの難易度を段階的に引き上げることで、無理なく高度な文章力を身につけることができます。

その4 少人数クラス編成による実践演習中心の授業

C2授業風景

実践演習を中心とした密度の高い授業を実現するため、原則として科目ごとに30~50人の定員を設けています。少人数編成を生かしたグループワークを随所に取り入れ、理論と実践との相乗効果によって、短期間で高度な日本語運用スキルを身につけることができます。

その5 大学4年間の学びを見据えたカリキュラム設定

B2授業風景

愛知淑徳大学の日本語表現科目は、大学の導入教育という位置づけにとどまりません。学修段階に応じて日本語運用能力を継続的に高められるよう、より実践的な発展科目をコース別に開講し、大学4年間をトータルでサポートしています。