福祉貢献学科 子ども福祉専攻

2022年度 進路決定者


吉田学園(幼稚園教諭)

四谷 奈々 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県・私立愛知淑徳高等学校 出身

一人ひとりの違いを受けとめ、その子ならではの伸びやかな成長を支えたい。

「幼稚園の先生になりたい」という幼い頃からの夢を叶えるため、本専攻に入学。1年次の早期から保育園見学や学内のAS保育室で保育の現場を体感し、2年次以降は保育所や幼稚園、児童福祉施設での学外実習に加え、保育園でのアルバイトも経験しました。
4年間を通して保育や幼児教育について実践的・体験的に学び、子どもの性格や発達のペースは一人ひとり違うことを実感。答えがひとつではないからこそ、子どもたちの考えや状況を決めつけず、伸びやかな成長を支える保育者・教育者になりたいと考えるようになりました。授業で子どもを取り巻く家庭や社会の多様な事例研究をおこない、実習報告会でさまざまな幼稚園や保育施設の様子を知り、視野を広げたこともその思いを後押ししたと感じています。
ゼミでは、「乳児の愛着と人見知りの関係」について研究をおこなったほか、台湾の学生と互いの国の保育についてオンラインでプレゼンテーションするなど、新たな気づきに満ちた学びを経験。授業や実習とは異なる視点から、めざす保育・幼児教育のあり方を深く考察することができました。
卒業後は、幼稚園教諭として子どもたちが毎日楽しく過ごせるよう、笑顔を大切にし、型にとらわれない柔軟な発想を持って子どもたちの成長を支えていきたいです。

2021年度 進路決定者


社会福祉法人 フジ福祉会 名東保育園

松田 実紗 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
名古屋市立向陽高等学校 出身

保育は、小さな幸せが詰まった仕事。子どもたちから信頼されることが何よりも嬉しい。

現在は1歳児クラスを担当し、生活援助や遊びを通して子どもたちの成長を支えています。子どもたちは、一人ひとり発達のペースに違いがあり、それぞれに合った言葉がけや援助が必要です。在学中に子どもたちの個性や発達の違いについて学修した『発達心理学』や現場での具体的な対応について学んだ『教育心理学』など、心理学系の講義で身につけた知識がとても役立っています。また、『絵本論』という授業では、絵本の役割や特徴などを分析し、子どもの成長に合った絵本の選び方を学びました。その知識をもとに、子どもたちに読み聞かせる絵本を選んでいます。保育士になって感じているのは、「小さな幸せがたくさん詰まった職業」ということ。駆け寄って抱きついてくれる時、可愛らしい寝顔を見ている時、成長を感じられた時など、子どもたちから毎日多くの幸せをもらっています。今後も、子どもを一人の人として尊重し、信頼関係が築けるよう、多くの経験を積み重ね、日々学んでいきたいと思います。

岡崎市役所(保育職)

鈴木 優花 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立岡崎西高等学校 出身

「子どものためになる保育」という目標に向かって

Q1 この学科(専攻)を志望した理由は?

中学の頃の職業体験をきっかけに保育士を志すようになりました。複数の大学を調べましたが、愛知淑徳大学にはAS保育室があり、実践的な保育や幼児教育を学べることに魅力を感じ、進学を決めました。

Q2 印象的だった授業は?

2年次の『保育内容指導法』です。手遊びや絵本など具体的なテーマに基づく指導案や教材を作成し、グループ間で模擬保育をおこないました。仲間の制作物から自分にはないアイデアや表現方法を得るなど、指導法の幅が広がりました。また、さまざまな授業において、制作した教材や劇をAS保育室で発表する機会もあり、子どもたちの反応を知ることもできました。現場実習前にしっかりと実践練習ができたことで、不安を解消して実習に臨めました。

Q3 この学科(専攻)で学んで良かったことは?  

先生の手厚いサポートが受けられました。1年次から定期的に個人面談があり、学修内容や大学生活や就職活動のことまで幅広く相談できました。私たち学生の考えに寄り添ってくださることで、ひとりで悩むことなく学生生活が送れました。また少人数制だったことで専攻内の絆も強く、「子どものためになる保育」という同じ目標に向かって、相談したり、協力したりと充実した環境で学べました。

清須市役所(保育士および幼稚園教諭)

福田 和音 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立新川高等学校 出身

身につけた実践力と念入りな実技対策で実力を出し切れました

学外実習で幼稚園と保育所どちらの仕事にも魅力を感じ、両現場に携われる公務員をめざすように。清須市の放課後児童クラブで児童厚生員のアルバイトとして働く中、職員の方々が子どもを温かく見守る姿に憧れ、清須市を志望しました。
採用試験に向けては、ピアノや手遊びなどの実技を不安がなくなるまで念入りに練習。講義で学んだことを学外実習やアルバイトで実践し身につけたことも自信になり、試験当日は落ち着いて臨むことができました。

2020年度 進路決定者


安城市役所(保育士・教諭職)

新福 泰代 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立西尾高等学校 出身

現場での実習を重ねたことで自分自身の成長を実感

入学当初は養護施設の職員をめざしていましたが、2年次の教育実習を経験したことで幼稚園や保育園の仕事に魅力を感じました。公立・私立の幼稚園・保育園、児童養護施設の計5カ所での学外実習に加え、保育園でのアルバイトも経験。現場では、授業で学んだことを実践するだけでなく、ご指導いただいた先生方の子どもたちへの信頼を築く接し方や保育の姿勢など、座学で勉強してきたこと以上に多くのことを学ぶことができました。特に子どもの気持ちを尊重し、自分から遊びや学びに取り組めるよう導く姿は印象的でした。援助の仕方や言葉かけなど思い通りにいかないこともありましたが、それぞれの実習で何を学ぶか自分なりに考えて臨んだことで、日々成長していくことができたと思います。慣れない環境での緊張や実習記録の作成など、体力的にも辛いと思ったこともありましたが、どの実習も多くの学びを得ることができとても良い経験となりました。今後は経験を重ね自分自身の保育の専門性を高めると共に、子どもの気持ちに寄り添える保育者になりたいと思います。

長久手市役所

成田 萌瑞 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立半田東高等学校 出身

子育て家庭を支えるために実習で気づいた自分がめざす道 専門知識が強みに

専攻での保育実習を通して貧困や孤立で悩む子育て家庭の現状を知りました。子育ての環境を整えるには行政の取り組みが必要と感じ、子育て支援に積極的に取り組んでいる長久手市の職員を志願。面接では実習での経験と大学で学んだ福祉の知識から、街づくりへの考えや子育て支援への意見を伝えるなど、自分の強みを活かしたアピールができました。就職活動中は多くの人に支えられ、助け合う大切さも実感。次は私が市民に寄り添い、皆さまの快適な暮らしを支えていきたいです。

2019年度 進路決定者


長久手市役所(保育士)

内山 真菜美 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県・私立愛知高等学校 出身

子どもの視点に立った保育、教育の大切さを学修

少人数制で集中して学べることに加え、グループワークをおこなう機会も多く、同じ目標に向かって頑張る仲間と切磋琢磨しながら学ぶことができました。学修環境の大切さは保育も同じ。幼少期のさまざまな経験で、感性は育まれるのです。『保育内容 環境』の授業では、実際に公園に出かけ、子ども目線で考える体験学修をしました。葉っぱ1枚でも探究心や創造力が芽生え、その子の将来が大きく広がるかもしれない。子どもと関わる職のやりがいを知ると共に、子どもの可能性を引き出すために保育者・教育者はより良い環境を用意していく使命があると感じました。

瀬戸市役所

近藤 沙紀 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立旭野高等学校 出身

子育て環境の改善を、行政の立場からサポートしたい

授業や実習で、子どもを取り巻く環境について学ぶうち、行政の立場から子どもたちがのびのび過ごせるよう支援していきたいと考えるようになり公務員をめざしました。公務員試験合格に向けて、キャリアセンターが開催する資格対策講座を受講した他、面接対策やエントリーシートの添削などでは、キャリアアドバイザーだけではなくゼミの先生にもアドバイスをいただきました。地方では人口減少が課題ですが、子育て環境の改善に関わることで、活性化の一助になれば嬉しいです。

学校法人藤学園 藤認定こども園

鵜飼 仁太 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
三重県立津西高等学校 出身

子どもたちが“遊び”を通じて成長できる保育を

昔から妹やその友達の面倒を見るのが好きで、周りからも「子どものお世話をするのが向いている」と言われたことがきっかけで、保育士をめざすように。3、4年次におこなった保育実習の中で特に印象的だったのは、保育実習中に実施した「1日保育」です。子どもたちを飽きさせないように準備物に工夫を凝らしたほか、「発達心理学」で学んだ「3歳はまねっこ遊びが好き」などの知識を活かして保育をおこなうと、子どもたちに興味を持ってもらうことができました。この経験は、講義で学んだ知識が保育の現場でも活かせるという自信にもつながりました。高校生活で打ち込んだ野球の経験を活かして、子どもたちに「体を動かすことの楽しさを伝えたい」という思いから、卒業論文では、「保育の中でどのようにしたら運動を好きになってもらえるか」というテーマで研究をおこないました。就職先は、そんな遊び教育を大切にする方針を持つ、藤認定こども園へ。運動などの“遊び”を通して楽しく成長できる保育が実践できるように意識していきたいです。

2018年度 進路決定者


学校法人わかば学園わかば幼稚園

水野 千賀子 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県・私立名古屋女子大学高等学校 出身

遊びを通じて子どもの興味を広げ、共に成長できる幼稚園教諭に。

入学当初は、子ども関連の一般企業への道も選択肢として考えていましたが、実習で子どもたちの成長を肌で感じ、心が通い合う喜びを実感する中で、子どもと直接ふれあえる保育や幼児教育の仕事への思いが強くなりました。授業や実習を重ねる中で痛感したのは、遊びを通して学びを得られるように導くことの大切さです。幼児期においては単にドリルやワークなどの教材を使って文字や数字を勉強するのではなく、例えばお店屋さんごっこをやるためには看板が必要だから文字を書いてみよう、メニューをつくるために数字を覚えてみようなど、楽しみながら身につけられる工夫をすることで、子どもの好奇心を活かし、遊びや活動を中心にのびのびと過ごしながら興味の幅を広げるという考え方が芽生えるようになりました。これからは子どものことを第一に考え、日々を楽しみながら共に成長していける大人になりたいです。

2017年度 進路決定者


春日井市役所(保育士)

吉田 友美香 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 2017年度卒業
愛知県立春日井高等学校 出身

幼い頃から保育関係の仕事に憧れていて、保育士をめざしました。昔からピアノを習っていた私は、子どもと音楽との関わりに興味があり『子どもと音楽』『音楽基礎技能』などの授業を履修。子どもの遊びを豊かにし感性を養う音楽表現や、音楽指導力・ピアノ演奏力の向上をめざした学びを通して、知識と技術の両面を伸ばすことができました。『保育実習』では、子どもと一緒に歌を歌った際、指導担当の保育士さんから「元気に歌うのは良いことだけど、歌詞には優しさや悲しさを表現したものもあるから、その意味まで考えて歌えるといいね」と教えていただいたことがとても印象的でした。童謡の歌詞に込められた意味も含めて子どもたちに伝えることで、子どもの想像力や表現力を伸ばすことにつながるのだと気づきました。また、実習を重ねることで、子どもとの具体的な接し方も修得できました。最初は子どもの気持ちに沿った働きかけができず、戸惑いましたが、「〜してね」ではなく「〜できるかな?」と、子どもが意欲的に取り組むことができるような言葉を選ぶと良いと知り、徐々に場に応じた柔軟な対応ができるようになりました。これからも得意な音楽を通して、子どもの興味を引き出し、豊かな感性や表現力を伸ばしていける保育士をめざしたいと思います。

2016年度 進路決定者


日進市役所(保育士)

長屋 友菜 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻 2016年度卒業
名古屋市立名東高等学校 出身

幼稚園の頃の先生に憧れて、ずっと保育者になることをめざしていた私は、保育・幼児教育の高い専門知識と、社会を幅広く見渡す福祉マインドの両方を修得できる、子ども福祉専攻に入学しました。愛知淑徳大学には、教職員などの子どもを預かる学内保育室や、ピアノの練習ができる音楽室など、実践的な学びの場が多いのも魅力のひとつです。2年次後期の教育実習をより実り多いものにするための事前学習『保育内容指導法』では、絵本の読み聞かせやペープサート(紙人形劇)を子どもの前で実演する練習や、指導案の書き方について学びます。指導案とは、保育の流れや主活動・ねらいを明確にするためのものです。例えば、絵本の読み聞かせが主活動となる場合、いきなり声を掛けても子どもたちは注目してくれません。絵本を読む前にまず身近な話題から絵本の世界へと関心を高め、子どもたちの気持ちが絵本に向かうようにすることで、保育のねらいが達成しやすくなるのです。そして、予想される子どもの姿や、それに対するさまざまな保育のパターンを事前に考えておくことが、実践の場での臨機応変な対応につながるため、指導案を立てることの重要性を感じました。さらに、『社会福祉論※1』『子育て支援演習※2』『児童福祉論※3』などを保育や幼児教育の知識と結びつけて学んだことにより、地域社会の一員として人のために何ができるかを考える力が身につきました。保育や幼児教育の専門的知識を軸に、福祉に関する幅広い学びができたからこそ、保育者になるという夢を実現することができたと思います。
※1『社会福祉概論』に名称変更
※2『保育相談支援』に名称変更
※3『児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度』に名称変更

2015年度 進路決定者


小牧市役所(保育士)

磯崎 那菜 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立千種高等学校 出身

"保育士になろう!"とより強く決意したのは、3年次の『保育実習Ⅰ』とボランティアでの経験がきっかけでした。『保育実習Ⅰ』では、子ども達に同じように言葉掛けをしてもそれぞれ反応が違い、"この子にはこの言葉掛けが合っていても、ほかの子には合わないこともあるんだ"とわかり、一人ひとりに合った言葉掛けをする大切さを学びました。子どもの心に寄り添う保育をする難しさを感じ、もっと現場で学びたいという想いから実習先の保育所でボランティアをすることに。子ども達と一緒に遊ぶだけでなく、自分で考えた活動を実践させていただくこともありましたが、思ったような結果にならず悩み、自信をなくしてしまうこともありました。そんな時はいつもゼミの先生に相談。「こうしてみたらどう?」という的確なアドバイスをいただき、自分なりの工夫をプラスして、再度ボランティアで実践しました。こうした先生の支えと努力の積み重ねで少しずつ自信がつき、保育士として頑張っていく覚悟ができたのです。私が保育士として勤務する小牧市は外国にルーツを持つ子どもが多く、子ども達の個性の違いをより強く実感します。だからこそ、保育士としていつも笑顔を忘れず、一人ひとりの子どもに寄り添う保育を心がけていきたいです。

2014年度 進路決定者


瀬戸市役所(保育士)

刑部 真希 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
名古屋市立菊里高等学校 出身
取得免許 : 幼稚園教諭一種免許状
取得資格 : 保育士資格

「先生!」と子どもたちが駆け寄って来る。その時の笑顔や、ぴょんぴょんと跳ねる可愛い仕草が今でも忘れられません。幼稚園や保育所、児童福祉施設での実習は学びを身をもって感じられることばかりでした。私が歩み寄らなければ、子どもたちは心をひらいてはくれない。そのためには、私が心から楽しみながら、そして、私が子どもだったときのことを思い出し、どうしたら嬉しいかを考えて、子どもたちが興味を持てる工夫をする。パンダの名札を作って子どもたちに見せた時がそうだったように、子どもたちが私の心に飛び込める環境を作る。これが、子どもに接する第一歩であり、心を通い合わせるために大切なことだと思いました。心を通い合わせ、信頼を築き、その上で、集団生活での人間関係やルールなどを伝えて育てる。これが私の役割。こうした実習で実感したことや、保育の歴史や成り立ちを学ぶ『保育原理』、子どもの行動を知る『保育内容 人間関係』などたくさんの授業で学んだことが、これからの私に大いに活かされていくと確信しています。

一宮市役所(保育士)

櫻井 美有 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立一宮興道高等学校 出身
取得免許 : 幼稚園教諭一種免許状
取得資格 : 保育士資格

子どもはもちろん、子どもをとりまく人も笑顔にしたい。4年間保育を学んで、強くそう思っています。1年次から、ボランティア活動で子どもたちとふれあってきました。でも、子どもしか見ていなかったと気づいたのは3年次の実習でのこと。子育て支援センターが隣接された施設へ行き、「転居したばかりで、この子を育てることも、この土地も、初めてだらけ」と話す保護者の心の不安を目の当たりにしました。不安を抱え、相談相手を探している方は、もっと多いはず。育児相談などの「子育て支援」が盛んな施設を探してまわり、就職を決めました。保育は、環境づくりから。今、私の新しい挑戦が始まろうとしています。

平和紙業株式会社

住田 聡 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
愛知県立瀬戸西高等学校 出身
取得免許 : 幼稚園教諭一種免許状
取得資格 : 保育士資格

まっさらな、子どもの心。だからこそ、何に興味を持つのか気になる。私は保育実習の時、子どもの興味を引きだすため、紙を使って一緒に遊びました。遊び道具ひとつとっても、捉え方はみんな違う。1枚の紙から子どもたちがつくる作品に驚き、その自由で柔軟な発想は学ぶべきことばかりでした。また3年次の『福祉貢献基礎』では、名古屋市と協力して食育をテーマにした紙芝居を制作するなど、"子どもの純粋な心に、いかに想いを伝えるか"を考え続けた4年間でした。これからも、素直な気持ちで世の中と向き合い、あらゆる人から学び続けるという姿勢を大切に、自分の可能性を広げていきたい。

学校法人高岸学園 五反田幼稚園

伊藤 萌子 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
名古屋市立名東高等学校 出身
取得免許 : 幼稚園教諭一種免許状
取得資格 : 保育士資格

初めて見るものやふれるものに、素直に感動したり、疑問を持ったり。実習で子どもたちとふれあい、“この子たちの個性を伸ばしたい”と、強く思いました。幼稚園実習では、遊び道具の準備を任せていただき、子どもが前の日に何をして遊んでいたかを思い出しながら、遊びが広がるようにおもちゃの配置を工夫しました。驚いたのは、私の予想と全く違う方向に遊びが展開されることが多かったこと。授業で学んだ「主体性」という言葉が重なりました。子どもが自分の意思で次の遊びにつなげていけるように――。これからは、子どもが、のびのびと成長する場を提案していける「せんせい」をめざします。

2013年度 進路決定者


名古屋市役所(保育士)

市原 尚佳 さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
名古屋市立名東高等学校 出身
取得免許 : 幼稚園教諭一種免許状
取得資格 : 保育士資格

「ああ、気持ちが通じたんだ!」保育施設の実習でのこと。まだ言葉が話せない1歳児の子が、遊んでいるうちにニコニコと笑ってくれた時の感激は、今でも忘れられません。保育士にとって大切なことは、この子は何をしたいのか、何をして欲しいのか、訴えかけてくる目の表情や、動作の一つひとつに想いを巡らせながら接することが必要なんだ、と強く感じました。そんな想いのベースとなったのが、『保育原理』の保育指針や、『保育内容 人間関係』の子どもの行動などを知る授業でした。
小さい頃から夢に描いていた保育士。子どもの気持ちに寄り添い、子どもがどうしたいのかを常に考えながら、一歩一歩進んでいきたいと思います。子どもの表情は、心のサイン。このことを決して忘れずに。

多治見ひまわり幼稚園(幼稚園教諭)

中嶋 さゆり さん
福祉貢献学部 福祉貢献学科 子ども福祉専攻
岐阜県・私立中京高等学校 出身
取得免許 : 幼稚園教諭一種免許状
取得資格 : 保育士資格

中学時代の職業体験以来、憧れを抱くようになった“子どもと関わる仕事”。大学に入ってからは、『保育内容総論』の授業で指導案作りや教材作り、遊びや指導の流れを実践的に学んだほか、5回の実習で現場経験を重ねました。実習では、器用な子、のんびりした子など全体を見たうえでのペース調整など、現場の難しさも体感。そんな中、絵本の読み聞かせでキラキラした目を向けてくれたり、楽しんで制作活動をする子どもたちの姿を見るのがうれしくて。実習での経験すべてが、私の財産に。
春からの職場は幼稚園。子どもたちと信頼関係が築けるよう、まずは一人ひとりをよく知ることから始めたい。

※掲載の進路決定先会社・機関は、各卒業年度時点での進路決定状況に基づくものです。