2026年4月、数学・情報教員養成専攻*を新設して3専攻体制へ
アプリやAIの開発、ビッグデータの活用など、
情報に関わるさまざまな技術・手法が生み出されていますが、
最後にそれを使うのは人間です。
「人は何を求めているのか」「人にとって使いやすく快適かつ安全なテクノロジーとは?」
こうした心の動きを理解した情報技術の開発が、これからの情報社会には欠かせません。
人間情報学科では、それらの開発の原点となる知識である「数学」と、
受け手である「人の心」、そして情報を駆使する「技術」を併せて学べると共に、
それぞれを専門的に深められるよう、『感性工学専攻』と『データサイエンス専攻』に加えて、
2026年度より『数学・情報教員養成専攻*』を新設します。 * 仮称・構想中
人間情報学科の特色
文系の側面の強い心理学に関する学びと、理系の側面の強い情報学の学びの両方を設置。文理の枠を超えた教育プログラムを提供します。
AI、IoT、ビッグデータなどの最新の情報学と、心理学や統計学などの人の心を分析する学びを追究するため、最先端の施設・設備を充実させています。
中学・高等学校教諭免許状(一種、数学)と高等学校教諭免許状(一種、情報)を取得可能。「数学」と「情報」の免許状を取得することで、学校現場で教員としての活躍の機会が広がります。
資格・実績
学部長メッセージ
学部長より
人と情報が織りなす未来の社会をみなさんの手で創ってみませんか?
みなさんが毎日使っているスマートホン。今や1人1台の時代になりましたが、その歴史はたかだか20数年です。言い換えれば、ここ20年の情報技術の進歩は凄まじいものがあり、近年の第3次人工知能ブームも合わさって、我々の生活スタイルは様変わりしました。あらゆるものがインターネットに繋がり、スマートホン一つで、食事の調達や衣服の購入、ゲーム、動画視聴など多くのことが出来るようになりました。今後もAI技術を取り込んだ情報技術は進歩し続けるでしょう。
それでは、20年後の未来はどのような社会になっているのでしょうか?時代が変わっても情報技術はそこにあり、それを利用するのは人であることに変わりはないでしょう。こうした人と情報の関係の始まりは、情報を記録できる「パピルス」紙(筆記媒体)が登場した3000年以上前まで遡れます。コンピュータの登場により、情報は単なる記録媒体を超えた意味を持つようになり、情報の「形」は変わりました。しかし、みなさんが毎日スマートホンを利用していることからも分かる通り、人と情報の関係は現在まで脈々と続いています。この歴史は、人がいる限り、人と情報の関係は永遠に続いていくことを証明しています。そしてみなさんにとって、その関係を学ぶ扉の入口が人間情報学部にあります。
人と情報の関係、あるいは人と情報の両方を学べる学部・学科は多くありません。人間情報学部で学ぶ知識と技術は、今後も続いていく未来の社会を形づくる礎になるものです。20年後の自分を想像してみてください。みなさんは30代後半になり、気力と経験のバランスがとれた社会を動かす中心的な世代になっています。その時社会で活躍していたいと思う人を、私は人間情報学部で待っています。