AI(人工知能)は、私たちの生活に欠かせない情報技術。
例えば、スマートフォンやSNS、
ネット検索にもAIの技術が活用されています。
そして、こうした情報技術は日々進化し続け、
人間はこの進化とどう向き合っていくのか、
という課題も生まれています。
これからのAI時代に必要なのは、
「人の心」の動きや変化を捉えながら「情報技術」を
発展させていく知識と技術。
情報を扱うのは人であり、情報を受け止め価値を見出すのも人。
進化する情報社会の中心にあるのは「人の心」なのです。
人間情報学部では、「AI、IoT、ビッグデータ」
などを含む最新の情報学と、
「心理学、統計学、生理計測法」などの
人の心を分析する方法を組み合わせて、
よりよい情報社会へ貢献できる学問を追究します。
どこでも誰とでも繋がるSNS。とても便利になった一方で、SNSによるいじめが問題視されています。高機能になったスマートホン。多くの人が便利に使っている一方で、 高齢者の中にはスマートホンで電話をかけることすらできない人もいます。便利でも使えなくては意味がありません。情報技術は、人を理解したうえで、正しく活用することが大切なのです。
情報技術による単なる利便性の追求ではなく、常に人の立場から情報技術を捉え、人々が幸せに楽しく暮らせる情報化社会をめざすことが重要です。そのために必要なのは、「人の気持ち」や「人の能力」を測る知識と情報技術の両方を身につける教育。人間情報学部のめざす学びです。
例えば、人の色の感じ方や視線の動かし方、動きに対する反応、音の感じ方などを利用すれば、見やすく扱いやすいWEBページやアプリを制作することができます。人の心の性質や身体的な性質を計測し、それを情報技術に活かせるスキル。つまり、人間情報学部で学ぶ「情報技術」「AI技術」「心の理解」は、これからの情報化社会に必ず役立ちます。
人間情報学部の学びは、文系の側面と理系の側面の両方を持っています。カリキュラムでは、文系の側面の強い心理学に関する学びと理系の側面の強い情報学に関する学びの両方を設置。情報学の基礎となる数学については、高校の復習科目から大学数学までを幅広く用意。文系理系ともに情報学を本格的に学べる教育プログラムを提供します。
AIと共存する情報社会を創造するために、「AI」と「人の心」について追究します。
どんなに便利な情報技術が開発されようとも、最後にそれを使うのは人間です。「人は何を求めているのか?」「人にとって使いやすく快適なテクノロジーとは?」こうした心の動きを理解した情報技術の開発が、これからの情報社会には欠かせません。人間情報学部では、「感性工学専攻」と「データサイエンス専攻」の2専攻を設置。「AI、IoT、ビッグデータ」などを含む最新の情報学と、「心理学、統計学、生理計測法」などの人の心を分析する方法を融合して学ぶことにより、人々が快適に暮らせるAI時代の情報社会づくりに貢献できる人材の育成をめざします。
人間情報学部の学びの対象は、「情報コンテンツ制作」「情報システム制作」「情報データ分析」の3つのコア。感性工学専攻では、WEBデザイン、アプリ制作、IoTなど、人に寄り添ったIT系のモノづくりに必要な知識と技能を持つ人材を育成。データサイエンス専攻では、ビッグデータ、マーケティング、心理実験などデータ収集や分析に必要な知識と技能を持つ人材を育成します。
カリキュラム
文理融合型カリキュラムで人間情報学を極めます。
文系の学生さんも、理系の学生さんも、それぞれの持ち味を生かしながら、人間情報学の基礎から応用まで学べるカリキュラムを用意しています。
情報学の基礎となる数学の学びについては、高校数学の復習となる「代数学入門」などの入門科目から大学数学へとステップアップする
段階的学習プログラムを設けており、文系の学生さんも無理なく数学を学べます。
*2023年4月より2専攻制へ(構想中)
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授業紹介
「情報技術」「AI技術」「心の理解」について
学ぶ授業を幅広く用意。
実践的に学ぶ科目も充実しています。
感性工学専攻
データサイエンス専攻
施設紹介
海外の施設・環境・製品などの先進事例を
視察・体験するプログラム。
人間情報学部で修得する知識・技術が実社会でどのように役立てられているのかを知るために、海外の施設・環境・製品などを視察・体験します。デンマークでは王立図書館と福祉関連施設、フィンランドでは世界的な IT 企業の Nokia 社を訪れ、ユニバーサルデザインに優れた公共施設・交通を視察。アメリカのサンフランシスコでは無人ショップやコーヒースタンドを視察し、シリコンバレーではアップルやグーグルのビジターセンターを見学しました。情報機器の歴史や最新技術への理解を深め、人間情報学を学ぶ意義を再確認する機会となっています。
ASLIVE! PICKUP 2017年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディ」
ASLIVE! PICKUP 2019年度 人間情報学部 人間情報学科専門科目「海外フィールドスタディⅡ」
活躍が期待できる業種・職業
人間情報学部の学びを、社会へ。
社会には「情報」が必ず存在し、それを活用するためには「人」の視点が必ず必要です。人間情報学部の学びは、すべての企業や自治体などとつながっていると言っても過言ではありません。人間情報学部で身につけた力は、システムエンジニアやデータサイエンティストといった情報系の職種だけでなく、多種多様な職種で発揮することができます。
資格・実績
学部長メッセージ
学部長より
人と情報が織りなす未来の社会をみなさんの手で創ってみませんか?
みなさんが毎日使っているスマートホン。今や1人1台の時代になりましたが、その歴史はたかだか20数年です。言い換えれば、ここ20年の情報技術の進歩は凄まじいものがあり、近年の第3次人工知能ブームも合わさって、我々の生活スタイルは様変わりしました。あらゆるものがインターネットに繋がり、スマートホン一つで、食事の調達や衣服の購入、ゲーム、動画視聴など多くのことが出来るようになりました。今後もAI技術を取り込んだ情報技術は進歩し続けるでしょう。
それでは、20年後の未来はどのような社会になっているのでしょうか?時代が変わっても情報技術はそこにあり、それを利用するのは人であることに変わりはないでしょう。こうした人と情報の関係の始まりは、情報を記録できる「パピルス」紙(筆記媒体)が登場した3000年以上前まで遡れます。コンピュータの登場により、情報は単なる記録媒体を超えた意味を持つようになり、情報の「形」は変わりました。しかし、みなさんが毎日スマートホンを利用していることからも分かる通り、人と情報の関係は現在まで脈々と続いています。この歴史は、人がいる限り、人と情報の関係は永遠に続いていくことを証明しています。そしてみなさんにとって、その関係を学ぶ扉の入口が人間情報学部にあります。
人と情報の関係、あるいは人と情報の両方を学べる学部・学科は多くありません。人間情報学部で学ぶ知識と技術は、今後も続いていく未来の社会を形づくる礎になるものです。20年後の自分を想像してみてください。みなさんは30代後半になり、気力と経験のバランスがとれた社会を動かす中心的な世代になっています。その時社会で活躍していたいと思う人を、私は人間情報学部で待っています。