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第6回 文学部講演会 劇団四季と文学 ―文学作品を立体化する―

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第6回 文学部講演会 劇団四季と文学 ―文学作品を立体化する―
第6回 文学部講演会 劇団四季と文学 ―文学作品を立体化する―

文学に込められたメッセージを演劇で伝える、劇団四季の舞台裏について語っていただきました。

文学部では外部講師による講演会を定期的に開催し、学生たちの学びに対する視野を広げています。11月20日(火)には、英文学科の企画・運営による講演会「劇団四季と文学 ―文学作品を立体化する―」がおこなわれました。講師としてお迎えしたのは、劇団四季 名古屋公演本部長・小嶋俊介氏。文学作品をミュージカルとして表現し、人に感動を与え続ける舞台裏について語っていただきました。会場となったミニシアターは、英文学科の学生たちでほぼ満席。皆さん、貴重なお話の数々に熱心に耳を傾けていました。

 2013年に創立60周年を迎える劇団四季は、全国の8劇場を拠点に年間約3800ステージを上演し、年間約300万人が鑑賞しています。「すべてのステージで伝えたいのは、"生きる喜び"や"感動"です。それをどう舞台で表現するのか、劇団四季は60年追求し続けています」と小嶋氏。劇団四季が考える演劇とは、「文学を"立体化"させたもの」。文学作品に込められたメッセージを正確に伝えることを大切にし、台本に書かれた言葉を正しく発することを重視していると、小嶋氏は熱く話されました。そのために俳優たちが日々、訓練しているのが、「四季三法」と呼ばれる母音を明確に発音するための「母音法」、腹背筋をきたえ、支えのある安定した声を出すための「呼吸法」、セリフの意味を正しく伝えるための「フレージング法」。文学作品の文字を、人が発する言葉として立体化するためのさまざまな方法を聞き、学生たちは言葉の大切さ、力強さを改めて感じるとともに、言葉に対する劇団四季の真摯な姿勢に感銘を受けたようでした。

 講演会の最後に設けられた質問コーナーでは、「海外の文学作品を翻訳するときに大切にしていることは何でしょうか?」という学生の質問に対し、小嶋氏は「1音1文字」と回答。「観客の皆さまに、言葉をメロディーに乗せて届けるためにシンプルな言葉にします。それも、文学作品のメッセージを正しく伝えるための工夫のひとつです」とわかりやすく解説してくださいました。
文学作品を深く読み込み、生きた言葉で表現して感動を広く伝えていく。そんな劇団四季の舞台裏を知り、学生たちは英文学を通して読解力や思考力、表現力などを磨き、感性を豊かにすることの意義を実感したことでしょう。