交流

2026年06月18日

名古屋市土曜学習プログラム-第1回 加藤智先生「わくわく手作り遊び体験学習」

2026年6月13日(土) 名古屋市立黒石小学校

小学生を対象とした学習イベントに教育学部の1・2年生15名が参加。
一人ひとりの子どもたちに合わせた接し方で、笑顔あふれる会になりました。

 名古屋市では、市内の小学生を対象とした学習イベント「名古屋土曜学習プログラム」を実施しています。これは、子どもたちが土曜日を豊かに過ごせるようにする取り組みで、地域の方や保護者などがコーディネーターとして活動内容を企画しています。愛知淑徳大学では、さまざまな学部の教員と学生がその活動をサポートしています。

 6月13日(土)に名古屋市緑区の黒石小学校で開催されたプログラムを企画したのは、教育学部の加藤智先生と、教員をめざして学ぶ教育学部の1・2年生15名の学生たちです。参加した子どもたちは小学1~3年生約20名。開始前は緊張した面持ちでしたが、コーディネーターから紹介された加藤先生の挨拶が始まると、その柔らかな雰囲気に、子どもたちも少しずつ引き込まれていくようでした。

 注意点を説明した後、学生たちが大量のペットボトルキャップが入った大きなバケツを持ってくると、子どもたちから一気に歓声があがります。学生が体育館の中央でバケツを裏返し、数えきれないほどのペットボトルキャップを床に散らばせると、本イベントの一つ目の企画である「キャップ遊び」がスタート。子どもたちは意欲的にキャップで遊び始めました。

 まずは走ったり投げたりしてケガをしないよう、学生が周囲から見守ります。その後、徐々に子どもたちに声をかけていくと、大学生と小学生のグループが自然と生まれ、ペットボトルキャップを使って思い思いのものを作り始めました。同じ色を集めたり、集めたキャップを文字や絵にしたり、高く積み上げたりする子どもの姿も。それぞれの考えを尊重するように、学生は「何をする?」「どうすればうまくできそう?」と、子どもたちの考えを引き出すような関わり方をしていました。

 休憩を挟んだ後半は、二つ目の企画である「紙コップ遊び」。学生たちが用意した紙コップは1万個。「好きなように遊んでください!」という加藤先生の声掛けで、1人100個の紙コップを持って活動がスタートしました。前半と同じように、学生は子どもたちの主体性を大切にしながら見守ります。子どもたちが紙コップを高く積み上げたり、塀のように囲って積んだりし始めると、学生も真剣な表情で一緒に取り組んでいました。

 体育館に風が吹き込み、ときには紙コップが崩れることも。「キャー」という歓声も、残念そうというより、むしろ楽しそうに響きます。子どもたちはすぐに再チャレンジし、時間が経つごとに、それぞれが思い描いた形に仕上げていきました。

 あっという間にプログラム終了の時間に。子どもたちは満足そうな表情を浮かべ、最後は学生と子どもたちがハイタッチをするなど、笑顔あふれる2時間のプログラムとなりました。加藤先生は「3年生から始まる教育実習に向けて、1・2年生のうちから小学生と触れ合う機会は貴重です。これからも、教員をめざす学生たちに、子どもたちと遊び、学ぶ機会をたくさん作っていきたいです」と話しました。

 全体の様子を確認しながらも、一人ひとりに寄り添うことが求められた学生たち。笑顔で接し、満足そうに帰っていく子どもたちの姿を見られたことは、教員をめざすうえで大きな自信になったことでしょう。

■学生コメント

教育学部教育学科2年 角谷柚奈さん

 小学校の教員をめざしており、大学でこの活動を紹介していただいたことをきっかけに、子どもたちと関わる機会を増やしたいと思い、昨年度に引き続き参加しました。
 接するときに気をつけていたのは、子どもたちが理解しやすい言葉で話すことです。単語や話し方を工夫し、身振り手振りを取り入れながら伝えるようにしました。また、一人で遊んでいる子、みんなで遊ぼうとする子など、子どもたちのそのときの興味・関心に合わせて関わることも意識しました。
 実際に子どもと触れ合い、授業で学んだことを実践してみることで、「もっとこうすれば伝わるんだ」という気づきを得る機会になりました。ペットボトルキャップや紙コップを使った遊び方は子どもによってさまざまで、自分とは異なる視点に触れることができ、視野が広がったように思います。