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NHKアニメ『バクマン。』制作の舞台裏

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NHKアニメ『バクマン。』制作の舞台裏

メディアプロデュース学部 メディア表現概論 講義 NHK大学セミナーin愛知淑徳大学 NHKアニメ「バクマン。」制作の舞台裏

アニメ制作の裏話、アニメという表現手法の魅力、学生へのメッセージなど、
アニメ業界の第一線で活躍する方から興味深い話を数多く聞くことができました。

 メディアプロデュース学部では、複数名の教員がオムニバス形式で講義する「メディア表現概論」を1年生対象に開講しています。5月6日は特別講義として、NHK名古屋放送局と共催で「NHK大学セミナーin愛知淑徳大学 NHKアニメ『バクマン。』制作の舞台裏」を開催しました。講師は、NHKアニメ「バクマン。」の制作統括・根岸智也氏と、アニメ制作の現場を取り仕切るアニメーションプロデューサー・松倉友二氏。アニメ制作の体制やアニメという表現手法についてなど、約90分間お話しくださいました。会場となった大教室には「メディア表現概論」を履修する1年生約270名と大西誠先生のゼミ生約20名が集まり、アニメ業界の第一線で活躍するおふたりの言葉に真剣に耳を傾けていました。

 NHKアニメ「バクマン。」は、人気コミックを原作とするアニメであり、プロのマンガ家をめざす少年たちが主人公の青春ストーリー。根岸氏と松倉氏は、NHKという公共放送の番組として、しかも幅広い年代の人が見る土曜日の夕方に放送するアニメとしての責任が果たせるよう、話し合いを重ねて制作を進めているそうです。「1話ごとにメッセージをどのように届けるか」「原作をどう活かすか」「アニメならではの表現を使って世界観をどう広げるか」などを突き詰め、約1年かけてシナリオをつくり、総勢400~500名ものスタッフが一丸となって制作に取り組んでいると両氏は説明しました。

 またアニメそのものの魅力についても語られました。アニメという表現手法の可能性を感じるお話に、学生たちは目を輝かせて聞き入っていました。松倉氏が「絵の動きや声、音を使ってひとつの世界をつくり上げるアニメは、自分たちの思いを乗せやすい表現手法」と話したように、アニメは視覚と聴覚で鑑賞するものである分、登場人物の感情やその場の空気感などを表現する方法が数多くあり、それらがよりダイレクトに伝わります。だからこそアニメは子どもから大人まで多くの人が楽しめるえんたーテインメントとして世界中で支持されているのでしょう。

 最後に、根岸氏が「僕は好きなマンガに関わる仕事をしたいと考えて、就職活動に励みました。現在、プロデューサーとして働き、自分の軸を明確にすることがキャリアアップの力になると感じています。学生の皆さんも在学中にさまざまなことにチャレンジし、"自分は何をやりたいか"を見極めてください」、松倉氏が「学生の皆さんに伝えたいのは、どんな仕事も"人とのやりとり"が主になるということ。人と対話する力は、専門スキルを活かして社会で働くときの基礎力になります。学生時代にぜひ磨いておきましょう」と語り、学生たちに力強くエールを送りました。アニメ制作の裏話だけでなく、メディア表現や「社会で働くこと」に関する話も盛り込まれた今回の特別講義。多くの学生たちにとって、学びへの意欲を高め、自分自身の未来を見つめるきっかけとなったことでしょう。

「バクマン。」の主人公たちのように、夢中になれるものを見つけよう。
それが、社会に出たときの力にも、人としての強みにもなります。

 「バクマン。」制作統括 株式会社小学館集英社プロダクション プロデューサー 根岸 智也氏
「バクマン。」制作統括
株式会社小学館集英社プロダクション プロデューサー 根岸 智也氏
「バクマン。」アニメーションプロデューサー 株式会社J.C.STAFF執行役員制作本部長 松倉 友二氏
「バクマン。」アニメーションプロデューサー
株式会社J.C.STAFF執行役員制作本部長 松倉 友二氏

 NHKアニメ「バクマン。」で伝えていきたいのは、人は目標を見つけることで強くなれるということです。失敗しても、挫折しても、前に進んでいく。その原動力となる目標点を、子どもも、大人も、見つけてほしい。この思いは、今回、僕たちの話を聞いてくれた学生の皆さんに対しても強く感じます。人生は自分の思い通りに進みにくいものですが、自分がめざす目標点をしっかりと見ていれば、まわり道をしながらも夢を実現していくことができます。実際、「バクマン。」を制作している株式会社J.C.STAFFで働く愛知淑徳大学の卒業生は、「在学中に作成した企画書をアニメにするのが夢です!」と語りながら日々前進しています。学生の皆さん、また、これから愛知淑徳大学に入学する皆さんも、大学をフル活用して何事にも意欲的に取り組み、「これが私の夢だ!」「僕はこれで勝負していく!」というものを見つけて自分の人生を切り拓いてください。