
高校生が在学生と共に授業を受講し、大学の学びをひと足先に体験しました。

秋空が澄みわたり、爽やかな陽気となった10月8日(月・祝)、「愛知淑徳大学 体験講義 2012」がおこなわれました。この体験講義は、本学で実際に開講されている授業を在学生と共に受講することができる、高校1~3年生を対象としたイベントです。昨年に続き多くの応募があり、長久手・星が丘両キャンパス合わせて200人以上の高校生が参加しました。皆さん、熱心にノートを取りながら教員の話に耳を傾け、大学ならではの高度な学修をひと足先に体験していました。
また、当日は「個別相談」コーナーも開設。入試や学生生活、卒業後の進路などに関するさまざまな質問に教職員が親身になって答え、「自分のビジョンを明確にして、希望の進路を実現しよう!」と熱いエールを送っていました。
授業体験や教職員・在学生との交流を楽しみ、笑顔を輝かせていた高校生たち。各学部・学科(専攻)の学修のおもしろさや奥深さ、本学で学ぶ意義を体感して、大学進学への意欲をより高めたことでしょう。






授業PICK UP 長久手キャンパス
文学部 教育学科「国語科教育法Ⅰ」
担当:中嶋真弓 10号棟3階1031教室
小学校教諭をめざす学生が国語科教育の指導法などを実践的に学んでいく授業です。今回のテーマは「国語科の特徴」。高校生は在学生とペアを組み、国語の教科書を出版社ごとに比較し、他教科の教科書との違いも分析しながら、国語科教育への理解を深めていました。高校生にとっては自ら考え、知識を修得していく学修形態に触れる、貴重な授業となりました。

在学生が積極的に話しかけ、高校生と協力して授業に取り組む姿が印象的でした。

「小学生のときの教材を覚えている?」と聞き、高校生たちの考えを引き出していた中嶋先生。
心理学部「心理学入門」 ※模擬授業での実施
担当:小川一美 8号棟1階811教室
心理学とは、どんな学問なのか。学問の本質や研究の方法を体感する授業となりました。高校生たちは100円玉の図柄を思い出して描いたり、錯視画像を見たり、さまざまなワークを通して人間の行動を心理学的な視点から考察していきました。人間の感覚や知覚、記憶のあいまいさなどを実感できる体験型の授業に、高校生たちは自然と引きこまれていきました。

高校生たちはさまざまな体験を通じて、「こころ」の不思議を実感していました。

実際に学生たちが学んでいる施設を案内し、心理学部の魅力を伝えていた小川先生。
メディアプロデュース学部「映画史」
担当:小倉史 5号棟512教室
日本映画草創期の1920~1930年代に公開された作品を題材に授業がおこなわれました。特撮の技法を駆使した無声映画『渋川伴五郎』(1922)などをスクリーンに映しながら、映画におけるテクノロジーの進化について小倉先生が解説。高校生たちは、現在でも用いられている「逆再生」などの技法が90年前から存在することを知り、驚きの表情を浮かべて映画に見入っていました。

日本初の発声映画『マダムと女房』(1931)も上映。高校生たちは興味深そうに鑑賞していました。

小倉先生は、時代とともに多様化した映像表現について、時代背景を交えながら熱心に解説。
全学共通教育(日本語表現科目)「日本語表現T2」
担当:深津周太 3号棟2階325教室
大学生や社会人に求められる日本語力を総合的に磨く「日本語表現T2」。今回の授業では、在学生と高校生が数名ずつのグループに分かれ、「消費税増税」「電子書籍の著作権」などについて考察。複数の資料を全員で読み解き、テーマについて考える上で重要な情報を整理して発表しました。高校生たちは時折笑顔を見せながら、主体的に学びを深める大学ならではの授業を楽しんでいました。

資料の読み解き方や情報をわかりやすくまとめるコツを、在学生がレクチャーしていました。

マーカーや付箋などを使い、文章の要点を視覚化することの重要性を語った深津先生。
授業PICK UP 星が丘キャンパス
交流文化学部「言語文化5(言語と社会)」
担当:CHARLEBOIS Justin M. 4号館2階42F教室
英語を使って社会言語学を学ぶ、英語コミュニケーション能力も鍛えられる授業です。簡単な共通語として使われる混成言語「Pidgin」や、その国・地域の母語となったPidgin「Creole」について、Justin先生の解説をもとに学生同士で意見を交わしながら理解を深めていました。高校生たちは90分英語漬けの授業に刺激を受け、語学力を身につけたいと向学心を高めていました。

先生の話も、板書も、すべてが英語。高校生たちは、英語で学ぶ学問に新鮮さを覚えたようです。

授業内容などを積極的に質問し、英語でコミュニケーションする楽しさを実感していた高校生たち。
交流文化学部「観光文化2(観光マネジメント)」
担当:加納和彦 4号館2階42A教室
「どんなときに旅に出たくなりますか?」と質問を投げかけ、旅の心理学、世界や日本の観光の現状、旅行会社が企画するパッケージツアーの利点などを解説した加納先生。人々が世界中を行き交い、さまざまな文化と出会うことが、経済の活性化にも国際平和にもつながると語り、「観光」の重要性を高校生たちにもわかりやすく伝えていました。

旅行会社で実務経験を重ねた加納先生は、さまざまな角度から観光の魅力を伝えました。

高校生たちは、旅の楽しさを思い起こしながら、旅が人や社会にもたらすメリットを学びました。
ビジネス学部「地域ビジネス(流通業)」
担当:大塚英揮 5号館5階55A教室
モノをつくるメーカーとコンビニやスーパー、百貨店などをつなぐ「卸売」は、なぜ必要なのか。大塚先生は高校生がイメージしやすい身近な事例を挙げながら、在庫管理やリスクの負担、"売れる"売り場づくり、商品や市場に関する情報の集約など、卸売の役割を説明しました。実社会と直結するビジネス学部の学びに触れ、高校生たちは興味津々といった表情で受講していました。
スクリーンを効果的に使い、専門的な内容もわかりやすく噛み砕いて話していた大塚先生。
授業中に出された課題に対し、在学生が親身になって解説して高校生の考えを引き出していました。