追究
2016年09月16日
ビジネス学部 授業風景 ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ
国際ビジネスの現場に即した英語コミュニケーション能力とともに、
社会人の基礎力となるマナーやITスキルなども磨きます。
ビジネス学部は、社会で即戦力となるビジネスの専門知識と、企業が求める能力を兼ね備えた「魂ある人材」の育成をめざし、2016年度から新たな教育システムをスタートさせました。その中心が、「専攻制」の導入です。《ビジネスイノベーション》《ビジネスアカウンティング》《グローバルビジネス》の3つの専攻により、学生一人ひとりの興味や将来の目標に合わせて専門性を磨いていきます。
中でもグローバルビジネス専攻では、国や地域を超えて「ヒト・モノ・カネ」が自由に行き交う国際的なビジネス現場を想定。英語と日本語のバイリンガルで学びを深めながら、グローバル時代のビジネスパーソンに求められるマインドや実践力を身につけます。
専攻別の学修が本格的に始動する前段階として、2016年度前期から「ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ」が始まりました。この科目は実践プログラム「ASBBE(Bilingual Business Education Program)」の一つであり、ネイティブ・スピーカーの教員陣が特色ある授業を展開しています。各教員が共通して大切にしているのは、ビジネスの知識や情報を英語でインプット・アウトプットできる力と、「社会人の基礎力」を養うこと。ビジネスメールや履歴書などの英文作成、英語による企業研究やプレゼンテーション、グループワーク......。多岐にわたる実践を通して学生は「自ら視野を広げ知識を深める探究心・向学心」「相手にわかりやすく伝える表現力」「柔軟な思考力・発想力」「社会人としてのマナー」などを身につけ、国際社会で活躍できる人材を見据えて一歩ずつ成長していきます。
ここでは、その新しい学びの一例を紹介します。
William Brooks先生の「ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ」
【SCENE1】グループワーク:「理想の企業」とは
自分が働きたいと思う企業について具体的にイメージし、グループの仲間に英語で説明。業務内容、社員教育の制度、福利厚生、職場環境など、さまざまな視点で「理想の企業」を考えることは、就業意識の向上にもつながります。
【SCENE2】ペアワーク:英語で企業研究&発表
2人1組で企業研究し、調査結果をスライドにまとめ、発表します。そのすべてが、英語。聞き手の学生たちも英語で積極的に質問し、グローバルなビジネス現場におけるプレゼンテーションを疑似体験します。
【SCENE3】ビジネスメールなどを英語で作成
フォーマル・インフォーマルな手紙やメールを英語で作成し、効果的なライティングスキルを磨きます。経営者になったつもりで株主宛の文書を書くなど、多彩な課題により、ビジネスに関する知識も修得していきます。
Douglas Moore先生の「ビジネス英語Ⅰ・Ⅱ」
【SCENE1】ビジネスメールのブラッシュアップ
英語のビジネス文書を何度も作成・添削し、きめ細かく指導。就職活動中、志望企業に送るメールなど、実務的な課題を通してフォーマルなライティング能力を伸ばすことはもちろん、ビジネス・マナーも身につけます。
【SCENE2】グラフ・プレゼンテーション
円グラフ、折れ線グラフ、棒グラフで示された企業・業界・社会動向のデータを使い、1分間のプレゼンテーションに学生たちがチャレンジ。わかりやすく伝えるために、話し方やグラフの見せ方を各自が試行錯誤します。
【SCENE3】仲間の発表を評価
プレゼンテーションやスピーチなどは、学生同士で評価。「要点を明確にするストーリー構成」「聞き手を惹きつける豊かな表情や大きなジェスチャー」など、よりよい表現手法を共有し、互いに高め合います。
《受講生の声》
- ●実務的なビジネス英語を1年次の早い段階から学ぶことができて、将来、世界各国で働きたいという思いがより高まりました。
- ●高校までの暗記型の授業ではなく、自分で考えて発信していく授業です。英語でコミュニケーションする楽しさを実感しながら、語学力を伸ばしています。
- ●英語はもちろん、ビジネスで必要なマナーも学び、「グローバルな社会人」へとスキルアップしている!という手応えが得られます。