追究

2024年07月11日

スポーツ・健康科学専攻授業風景 測定機器体験 (1年次必修科目「健康医療科学基礎演習」)

2024年5月15日(水) 長久手キャンパス11501、11503教室

今回の授業では対象者のデータ収集に必要な
さまざまな測定機器の操作方法を
実際に触れて体験しました。

 健康医療科学部 スポーツ・健康医科学科 スポーツ・健康科学専攻は、人生100年時代の現代において、健康科学の基礎知識をもとにしたヘルスプロモーション(健康維持・増進活動)をスポーツと心身活動の両面から推進していく人材育成を目的としています。当専攻は基礎医学、臨床医学、スポーツ科学、体育学、栄養学、メンタルヘルスといった6つの幅広い学問を体系的に学んでいきます。今回の授業ではスポーツ科学系の実習や卒業研究で扱う代表的な測定機器について、実際に触れて体験することで、今後の学びにつなげていくのが狙いです。

 当日は長久手キャンパス11号棟の11501教室に集まった1年生達に、まずは動画で各測定機器の計測方法を解説。この動画は笠井ゼミの4年生が製作を担当しました。解説が終わるとチームに分かれ、6つの計測エリアを8分ごとにローテーション。以下では、計測エリアの内容をご紹介します。

実験室2・3(11504・11505教室)

①Inbody……体重、筋肉量、脂肪量、水分量などを計測

足趾筋量計……足趾(足の指)の筋力を測定

血圧計……収縮期血圧、拡張期血圧を測定

②自転車エルゴメーター(エアロバイク)……段階的に負荷を設定し、主に有酸素性能力(持久力)を計測

トレッドミル……速度や傾斜角度を設定し、主に有酸素性能力(持久力)を計測

③スキーエルゴメーター……ローイングによる上半身の発揮パワーを計測

実験室1(11501教室)

④全身反応測定器……光の刺激が出されてからジャンプすることで全身反応時間を測定

⑤マットスイッチ(垂直跳び)……滞空時間から跳躍高などを測定

⑥握力計・長座体前屈……新体力テストに準じた方法で手指の最大筋力と柔軟性を計測

 測定器に初めて触れる学生が多く、動画で解説はあったものの、最初はどのように使うのか戸惑っていましたが、要領を掴むと学生たちはスムーズな手つきで機器を操作し、元気よく楽しみながら、順番に測定していきました。

 測定機器は対象者の運動能力などのデータ収集の基本となるもの。正しい操作方法を身につけることが正しいデータ収集につながることを実感したことでしょう。