交流

2025年06月10日

Think Planetary Act Individual 地球規模で考え、愛で人を繋ぐ! 万博未体験世代から未来へ 未来の繋がりに向けて出来る事

2025年3月30日(日) 愛・地球博記念公園 地球市民交流センター 体験学習室

愛知万博の開催から20年を迎え、
愛知淑徳大学の学生がフォーラムに登壇しました。

 愛知万博開催から20周年を迎えた2025年、愛知万博20周年記念行事「愛・地球博20祭」の連携企画として、3月28日(金)〜30日(日)の3日間、「愛・地球ライブフォーラム」が愛・地球博記念公園で開催されました。
 屋内外でさまざまなイベントが開催される中、3日目となる3月30日には「万博未体験世代から未来へ 未来の繋がりに向けて出来る事」と題して、愛知県内の学生プロジェクトが登壇。愛知淑徳大学の学生ボランティア団体の「エコのつぼみ」と「きらきら☆したら」の2団体が学生プロジェクトとしてステージに立ちました。
 フォーラムは、名古屋を中心に活躍するタレント、矢野きよ実さんがコーディネーターとしてマイクを持ち、2005年の愛知万博当時の様子を紹介。その後、万博を知らない世代の代表として俳優の鈴木福さんのビデオメッセージが流れ、「大学のゼミで環境問題を学び、自分自身も環境への意識が高まり、その意識を広げていく必要を感じている」と伝え、次世代にも愛知万博で伝えてきた自然の叡智や自然との共生の意識が続いていることを感じさせました。

 学生プロジェクト団体として登壇した「エコのつぼみ」は愛知万博の翌年2006年に発足。その後、2010年のCOP10を機に愛知県美浜町にある竹林整備事業化協議会「モリビトの会」と出会い、竹林整備の活動を開始しました。プレゼンテーションでは、「竹林整備に一緒に行こうツアー」や「企業とコラボして、竹炭消臭GOODSの製作」「自閉症の女性が描くvivid maoさんのアート作品 × 竹炭消臭GOODSのコラボ商品製作」など、2024年の活動内容を紹介。竹林整備の問題解決に向けて、これからも活動を広げることに挑戦すると決意を新たにしていました。

 次に登壇した「きらきら☆したら」は、愛知県設楽町の地域活性に貢献する団体です。プレゼンテーションでは「20年後の未来〜つなぎたい したらのみらいを みんなのチカラで〜」と題して、設楽の魅力や名産品、伝統文化を紹介するとともに現在抱える人口減少の問題を提起。その問題を解決し、魅力ある設楽町を後世に残すために「地域への訪問」「地域の行事参加」「ワークショップなどの開催」「SNSでの情報発信」など、きらきら☆したらのメンバーが積極的におこなっている活動を紹介しました。

 矢野さんからは「どうしてこの活動に参加しようと思ったんですか?」「参加してみてどうでしたか?」などの質問があり、学生たちは関わっている理由や経緯、ボランティアを通じてどんな成長があったかなどを自分の言葉で伝え、矢野さんからもお褒めの言葉をいただきました。

 愛・地球博から20年が過ぎても開催意義であった「自然の叡智」の継承と発展が継続され、未来につながるメッセージとして発信されたこの企画。愛知淑徳大学の学生にとっても改めて環境問題や自分たちの活動を見つめる大切な機会になりました。

学生コメント

エコのつぼみ
交流文化学部4年 小谷優月さん

 幼い頃に新潟県に住んでいて自然と親しみながら育ってきた経験があり、大学入学後は自然と触れ合う機会がほしいと思って「エコのつぼみ」に参加しました。1度、活動に参加すると「また行こう」と活動的になる人も多いので、今日のフォーラムで学んだことを多くの人に伝えて、活動のきっかけを作っていきたいと思います。

きらきら☆したら
交流文化学部4年 服部菜摘さん
ビジネス学部2年 大矢結愛華さん
交流文化学部4年 小林愛実さん

 自分たちができることは小さなことかもしれませんが、その小さな活動に興味を持ってもらうことが大切だと実感しています。ボランティア活動は何が正解かわからないことが多く難しさも感じますが、これからも設楽町の魅力を伝え続けていきたいと思います。(代表 小林愛実さん)