交流
2026年02月04日
ちょこっとボランティア講座 社会福祉法人 名古屋ライトハウス
2025年度 地域・ボランティア活動 展示会・講演会・発表会

2025年5月9日(金) 長久手キャンパス コミュニティ・コラボレーションセンター
盲導犬ユーザーをお招きし、講演会を開催。
ボランティアや社会貢献について理解を深めることができました。
本学のコミュニティ・コラボレーションセンター(以下、CCC)は、学生にボランティア活動を紹介し、学生と地域社会をつなぐ架け橋としての役割を担っています。学生たちはボランティア活動を通して、自主性やボランティアへの意識を高め、社会で役立つスキルを身につけています。
2025年5月9日(金)、ボランティアや社会貢献についての理解を深める「ちょこっとボランティア講座リレー」の第2回を開催。社会福祉法人名古屋ライトハウスの寺西様をお招きし、視覚障がいに関する講演をしていただきました。


始めに寺西様から、自身の点字の仕事内容や、絵本の読み聞かせ活動、合唱団での趣味などについてお話いただきました。「目が見えないと困ることは多いですが、できることを日々探しながら過ごしています」と話され、日常生活での困難とその解決策を紹介いただきました。自動車の音を聞いて危険を察知したり、マンホールの音で十字路の近くにいることを推測したり、家で調理をする際には、食べ物を炒める音やお湯が沸く音を聞いて、周囲の状況を判断します。また、嗅覚もさまざまな場面で活用していて、果物の匂いや本屋の匂いなど、特徴のある匂いを覚えて生活しているそうです。さらに、指の感覚も非常に重要であると話され、包丁でのじゃがいもの皮むきを見せていただきました。触った感触で判断しながら、手際よく実践する寺西様に学生たちから拍手が送られました。そのほかにも、視覚障がい者も利用しやすい音声式はかりや点字カレンダーなどを紹介。一方で、チューブタイプ製品は食品か日用品か区別しづらく、「置く場所を決めて使用したり、点字シールを貼って判別したりしています」と話され、最近はスマートフォンのカメラ機能を使って、音声で確認できることも教えていただきました。




続いて、寺西様は街で盲導犬に出会った時に知ってほしいことを学生たちに伝えました。盲導犬は人懐っこい性格が多く、むやみに名前を呼んだり、触ったりすると集中力が欠け、安全に歩けなくなってしまうため、「どうしても触りたい時や写真を撮りたい時は、声をかけてくれるとうれしい」と話されました。「頭の中で地図を描けない場所は、盲導犬が一緒でも目的地にスムーズにたどり着く事が難しいので、優しい方にガイドしていただいています」と振り返り、「もし迷っている目の不自由な人がいたら、『何かお困りですか』と声をかけていただけるとうれしいです」と伝えられました。また、寺西様は盲導犬をはじめとする補助犬の受け入れをスムーズにおこない、身体障がい者の社会進出と自立を促す「身体障害者補助犬法」についても説明されました。2002年に施行され、補助犬を連れて旅行先や病院などに出かけることができるようになりましたが、それでもなお、社会的な理解は進んでおらず、飲食店への入店を断られることもあるそうです。盲導犬は法律に基づき排泄の訓練を受けており、盲導犬ユーザーによって健康管理もおこなわれていることもご紹介いただき、「盲導犬や目の不自由な人を見かけたら、今日の話を思い出してくれるとうれしいです」と締めくくられました。
学生たちは寺西様の講演を真剣な面持ちで聞き入っていました。視覚障がい者や盲導犬への理解を深めたことで、今後は相手の立場で考慮した行動をすることができるでしょう。CCCは今後も、学生たちの自主性を尊重し、地域に貢献できる人材を育成していきます。
参加学生インタビュー

福祉貢献学部 4年
髙島 未来さん、安藤 いろはさん
私たちは、CCC学生団体「らぶ・(てん)」で点字を広める活動をしています。寺西さんの講演に参加するのは、私たちにとって2回目となります。
講演後に「白杖を使用していた時と盲導犬を連れている時の違い」についてお話を伺い、盲導犬がいることで行動範囲は広がりますが、できることにも限りがあるとわかりました。視覚障がい者を見かけた際、「盲導犬がついているから大丈夫」「声を掛けるのが逆に迷惑」だと決めつけずに、困っていることがないか声をかけるなど、自分がどうしたらいいのかと考える、とても貴重な機会になりました。












