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地域・社会連携

違いをともに生きるセクシュアリティ/ジェンダー演劇プロジェクト 「にじいろちらしずし」

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違いをともに生きるセクシュアリティ/ジェンダー演劇プロジェクト 「にじいろちらしずし」
違いをともに生きるセクシュアリティ/ジェンダー演劇プロジェクト 「にじいろちらしずし」

虹のように色とりどりの「自分らしさ」。その尊さを感じ、考える劇を、学生主体で上演しました。

好きなこと、得意なこと、大切にしていること......それらは一人ひとり違います。すべての人が、個性や自分らしさといった、かけがえのない「違い」を持っています。そうした「違い」を認め合い、互いに生かし生かされる社会をめざして、愛知淑徳大学は「違いを共に生きる」という理念に基づく教育・研究に力を注いでいます。中でも愛知淑徳大学ジェンダー・女性学研究所では、性による差別のない社会の実現に貢献するために、ジェンダー(社会的な性別、性差)に関する研究や情報発信に努めています。
その活動の一環としておこなわれたのが、愛知淑徳大学2013年度特別教育研究助成に認定された演劇プロジェクト「にじいろちらしずし」。学生たちがジェンダーやセクシュアリティ(性的特質)をテーマにした演劇の創作・上演を通して知識や考えを深め合い、学外のさまざまな人の知見も広げることを目的としたプロジェクトです。愛知淑徳大学ジェンダー研究会Coalookの学生たちが中心となり、企画や準備を進めました。キャストを務めたのは、学生と卒業生の8人。ほとんどが演劇未経験者でありながらも3月から練習を重ね、各自のアイデアを出し合ってよりよい脚本に仕上げ、舞台を創り上げていきました。

 「観客の皆さんにとって、ジェンダー観、セクシュアリティ観、そして自分らしさを見つめ直すきっかけになれば嬉しい」。そんな学生たちの思いをカタチにする場となった、8月31日(土)、9月1日(日)の上演本番。名古屋市内の小劇場には多くの人が集まり、ほぼ満席となりました。学生たちは演劇を通して「"女を捨てている"ってどういうこと?」「"男芸人"という言葉がないのは、どうしてだろう?」など性別の固定概念、男女の働き方、セクシュアリティの多様性などに関するさまざまな問いを投げかけました。
また上演後には、タレント・牧村朝子さんによるワークショップが開催されました。牧村さんはレズビアンを公表し、各種メディアへの出演や執筆活動をおこなっています。「私はレズビアンをカテゴリーとしては受け入れているけれど、アイデンティティとしては、自分がレズビアンであることを受け入れているわけではないのです」と素直な胸の内を語った牧村さん。「自分は何者であるか」「どう生きたいのか」などについて真剣に考え、悩み、葛藤しながら自分自身と向き合うことの大切さを、メッセージとして強く伝えました。

 ジェンダーやセクシュアリティは、自分のあるべき姿、望む生き方を見直すとともに、人への理解を深めるきっかけのひとつとなります。今回の「にじいろちらしずし」は、まさに虹のように多彩な「自分らしさ」のきらめき、互いの「違い」を認め合う大切さを感じる、豊かな時間となったことでしょう。