追究

2026年01月27日

交流文化学部 地域文化12(食文化)

2025年11月24日(月)星が丘キャンパス15C教室

イタリア料理講師でオリーブオイルソムリエの
篠田真理様による特別講演を実施。
イタリアの食文化とオリーブオイルの奥深さを学びました。

 交流文化学部のカリキュラムの一つ「地域文化」は、各国の文化や宗教、歴史などへの理解を深め、多様な価値観を認め合う素養を培う授業です。11月24日(月)は、食文化をテーマに食健康科学部 食創造科学科の野田雅子先生が授業を担当し、ゲストスピーカーにイタリア料理講師でオリーブオイルソムリエの篠田真理様をお招きし、特別講演をしていただきました。
 篠田様は、9年間のイタリア料理修業で郷土料理、イタリア菓子、オリーブオイル、食文化などを学んで帰国。現在はニチエイ調理専門学校で講師を務める傍ら、テレビ番組のクッキングコーナーに出演。さらに、オリーブオイルソムリエとしてもご活躍されています。

 講演では、はじめにイタリアの食文化について紹介がありました。パスタは麺類全般を指す総称であること、イタリア人は昼か夜のどちらか1食のみパスタを食べる人が多いこと、オーストリアとの国境に程近い地域ではパスタをまったく食べないことなどが語られました。さらに、現地のレストランでは水が有料、パスタ一皿のみオーダーするのはマナー違反、パスタをすすって食べるのは御法度、食後にカプチーノは飲まない、メニューをシェアして食べる文化がないなど、目から鱗が落ちるような話題に学生は聞き入っていました。

 講演後半はオリーブオイルに関する内容でした。篠田様から、「オイルはオリーブのどの部分から搾られているか」「オリーブの実に緑色のものと黒色のものがあるのはなぜか」「オリーブオイルに含まれる栄養素は何%くらいか」「エキストラバージンオリーブオイルとピュアオリーブオイルの違いはなにか」といった質問が提示され、学生との対話を通じてオリーブオイルの基礎知識をご説明いただきました。その後、学生には2種類のオリーブオイルとバゲット、あんぱんが配布されました。最初にオリーブオイルをテイスティングし、辛みや苦み、風味の違いを確認。続いて、それぞれのオイルをバゲットとあんぱんにかけて試食したところ、パンとオイルの相性がそれぞれ異なることが分かりました。オリーブオイルは合わせるものによって味わいが変化し、パン以外にも豆腐や刺身、焼き魚、野菜、アイスクリーム、ケーキ、大福などに合わせる活用術もあるとご紹介いただきました。

 篠田様はご自身がイタリア語を習得した経験から、語学習得のポイントとして反復が大事であること、セリフのように言葉を覚えることなどを紹介されました。さらに、多数のテレビ出演をされており、夢を叶えた秘訣として、学生時代から「テレビに出たい」と公言していたことにあると語られました。「皆さんもやりたいことがあったら、積極的に声に出しておくと夢は叶いやすくなりますよ」と、学生へのアドバイスもいただきました。
 講演の最後には質疑応答の時間があり、イタリア人の気質について、オリーブオイルの活用の仕方、パスタソースをおいしく作るコツなどさまざまな質問が寄せられました。

 長年イタリアに滞在し、現地で料理やオリーブオイルの知識を深めてきた篠田様の講演は非常に学びの多い内容でした。そして、イタリア料理の腕前とオリーブオイルの知識という強みを活かし、多方面で活躍する篠田様が語る夢を叶える秘訣は、学生たちの心に強く響いたことでしょう。