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学び・研究

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

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司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」
司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

2022年12月12日(月) 長久手キャンパス3号棟2階324教室

博物館の多様性や運営方法などをご紹介。
キュレーターとしての学芸員に求められる
能力についても教えていただきました。

 公共施設には「指定管理者制度」や「PFI」など、さまざまな運営方法が取り入れられています。2022年12月12日に「博物館―その多様性と様々な運営方法―」と題しておこなわれた講演会では、博物館に焦点を当て世界各国の取り組みを紹介するとともに、学芸員の専門職の重要性についてお話していただきました。
 この日、講演者としてご登壇いただいたのは、本学で生涯学習概論を教えている杉本正博先生と名古屋市立大学の大学院で研究員をしている吉原裕子先生です。

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

 始めに杉本先生は、日本の社会教育の歴史や制度から始まり、世界の生涯学習について紹介されました。その次に博物館の多様性と変化や、日本にはどのような博物館や図書館があるのか、またそれらの施設がどのように移り変わってきたのかを解説され、またそこで働く学芸員の役割についても変化していく必要性があると語られました。

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

 続いて、吉原先生からは学芸員が現場でどのような仕事をしているのかを教えていただきました。先生は必要な能力として専門性とコミュニケーション能力を挙げ、働き方においても土日が休めないこともあると言及。ただ、この業界は男女の性差がほとんど影響せず、女性であっても男性以上に働けることを強調されていました。

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

司書・学芸員課程委員会主催 2022年度学芸員課程講演会「博物館―その多様性と様々な運営方法―」

 吉原先生の講演が終わると、再び杉本先生から公共施設の運営方法の変化として指定管理者制度や利用料金制度、PFI(Private Finance Initiative)などについて説明していただきました。指定管理者制度は、公共施設の運営主体を多様化(自由化)するための制度で、従来は公的機関しかできなかった管理運営を民間企業やNPOに委託する制度のことを言います。それにともない公共施設の委託管理者がその施設の利用料金を自由に決めることができる利用料金制度についても解説されました。また、イギリス発祥のPFIについては、従来は起債で資金調達をしていたものを、民間資金で公共施設を整備し、建て替え需要にも多く活用される制度であると言及。そのメリット・デメリットについても詳しく教えていただきました。
 このように博物館が多様化していく中で、キュレーター(情報発信者。学芸員も含む)の役割も変化していくとし、今後は課題解決のための視点が重要であり、課題解決のための挑戦やそれを実現するための人脈、方法を多く知っている人ほど活躍できるのではないかと語られました。また博物館の事業運営においては、それぞれの地域や実情、時代に合った様々な運営方法、施設の整備方法について利用者や住民の参加を促し、専門職が戦略的に進めていくことが大切だと締めくくられました。