追究
2026年07月28日
人間情報学部 キャリアデザイン科目③
2026年度 人間情報学部 展示会・講演会・発表会 進路・就職

2026年6月20日(土) 長久手キャンパス7号棟B2教室
働く目的や自分の価値観を考えるとともに、
自分らしいキャリアを描くきっかけとなりました。
本学では、学生が自身の将来を見据えながらキャリア形成への理解を深められるよう、各学部でキャリアデザイン科目を実施しています。授業では、企業や団体の第一線で活躍する方々や卒業生を講師として招き、仕事の内容や働くことの意義、進路選択の考え方などを学んでいます。
2026年6月20日(土)、人間情報学部を対象としたキャリアデザインの授業を開催しました。当日は、株式会社セガの青山大希様より、目的を持って行動することの大切さについて、大日本印刷株式会社の平井綾子様より、仕事への向き合い方やキャリア形成についてお話しいただきました。


はじめに、株式会社セガの青山様の講義では、ゲーム業界で働くまでの経緯や仕事内容に加え、就職活動や仕事において大切な「目的から考える力」についてお話しいただきました。
青山様は大学時代、VRを活用した研究や映像制作、体験型展示会の企画・制作など、さまざまなプロジェクトに取り組んでいたことを紹介。その経験を通して「ものづくりが好き」「人を楽しませることが好き」「ゲームが好き」という自身の強みや興味を再認識し、ゲームクリエイターを目指すようになったと振り返りました。
現在はゲームプランナーとして勤務し、ゲームの企画立案や仕様書の作成、プロジェクト全体の進行管理などを担当しています。講義では、ゲームプランナーの仕事について「どのようなゲームにするのかを考え、プログラマーやデザイナーと協力しながら形にしていく仕事」と説明され、ゲーム制作の裏側について具体的に紹介されました。
また、講義のテーマとして「目的・目標・行動」の関係について解説。多くの人は「何をしたいか」という目標から考えがちですが、その前に「なぜそれをしたいのか」という目的を考えることが重要だと説明しました。自身の就職活動を例に挙げながら、目的を明確にすることで本当にやりたいことが見つかり、納得感のある進路選択につながると語りました。


講義後半では、学生同士で旅行プランを企画するグループワークを実施。家族旅行を希望する顧客に対し、目的を踏まえながら旅行プランを提案する課題に取り組みました。学生たちは話し合いや発表を通して、相手の目的を理解した上で企画や提案を行うことの重要性を体験的に学びました。最後に青山様からは、「就職活動では職業や業界だけを見るのではなく、自分が何を大切にしたいのか、その先にある目的を考えてほしい」とメッセージが送られました。


質疑応答ではゲーム業界で働くために必要な考え方や就職活動について質問が交わされました。就職活動では、資格よりも「これまで何に力を入れてきたのか」を自分の言葉で伝えられることが大切であり、インターンシップや合同企業説明会へ積極的に参加して幅広い業界を知ることの重要性が語られました。また、将来やりたいことだけでなく、その先のキャリアまで見据えて企業を選ぶことや、十分な準備を行うことも大切だとアドバイスがありました。
さらに、セガを志望した理由やゲームプランナーとして働く中で感じたやりがいについては、企画が形になった瞬間に大きな達成感を得られる一方で、プランナーの仕事は企画だけでなく幅広い業務を担うことや、目標や目的は経験を重ねる中で変化してもよいこと、自分の価値観に合わせて見直しながら成長していくことの大切さが学生へ伝えられました。


続いて、大日本印刷株式会社(DNP)の平井様からご自身の学生時代から現在に至るまでのキャリアについてお話しいただきました。社会福祉学科で学びながら、国家資格である社会福祉士の取得や、副専攻制度を活用したスポーツ科学の学習など、興味を持ったことに積極的に挑戦してきた経験を紹介。「大学は学び放題の場所」という言葉とともに、学生時代だからこそ多くのことに挑戦し、視野を広げることの大切さを語りました。
また、就職活動では製薬メーカーや住宅メーカーなど幅広い業界を検討した末に、大日本印刷株式会社へ入社。当初希望していた営業職ではなく総務部へ配属されたものの、新たな環境の中で経験を重ねながらキャリアを築いてきた歩みについても紹介しました。
さらに、現在携わっている障害者雇用の推進や特例子会社の立ち上げについてもお話しいただきました。障害を個人の課題として捉えるのではなく、社会や環境側の工夫によって解決を目指す「社会モデル」の考え方をもとに、多様な人材が活躍できる職場づくりに取り組んでいることが紹介され、学生たちは多様性を尊重することの重要性について理解を深めました。
講義の最後には、「選択肢を増やすこと」「解釈次第でマイナスの過去もプラスに変えられること」「時には流れに身を任せること」など、ご自身の経験から得た考え方についても語られました。


講義後の質疑応答では、就職活動や働き方、キャリア形成について学生から多くの質問が寄せられました。就職活動については、面接では専門知識だけでなく、コミュニケーション力や協調性、自身の経験を自分の言葉で伝える力が重視されると説明。
また、業界や企業を選ぶ際には、「人の役に立ちたい」「誰かに喜んでもらえる仕事がしたい」といった自分なりの軸を持つことの大切さが語られました。さらに、総務部へ配属された当時を振り返り、「希望していた仕事ではなかったが、やる前から諦めたくなかった」と話し、挑戦する中で新たな気づきややりがいを得られた経験を紹介しました。
変化が激しい時代だからこそ、自分の可能性を狭めず、さまざまな経験を積み重ねていくことの大切さが学生たちに伝わったことでしょう。












