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2013年07月05日

愛知淑徳大学 英文学科教育プログラム 英文学科生のためのエアライン講座 キャビンアテンダント編

英文学科教育プログラム 英文学科生のためにエアライン講座 キャビンアテンダント編

客室乗務員になりたい!その夢をかなえた先輩たちが、後輩へ熱いエールを送りました。

客室乗務員やグランドスタッフなどをめざす学生が多く在籍する、英文学科。実際、授業などを通して、高い英語コミュニケーション能力や豊かな国際感覚を養った数多くの卒業生たちが、航空業界でいきいきと活躍しています。そうした確かな就職実績をさらに積み重ねていくために、英文学科が力を入れているのが、独自の「エアライン講座」です。7月5日(金)に開催されたのは「キャビンアテンダント編」。内定を勝ち取ったばかりの4年生2名も登壇し、進路決定に役立つ情報や客室乗務員を志す上での心構えなどを後輩たちに伝えました。

 「客室乗務員の仕事内容を知っていますか?」と学生に問いかけながら講座を進めていったのは、英文学科の卒業生であり、現在は本学の非常勤講師として教養教育科目「現代のマナー」を担当している嘉悦祐子先生。全日本空輸株式会社の客室乗務員やチーフパーサーとして活躍したご自身の経験談を交え、航空業界の仕事についてわかりやすく説明してくださいました。「就職活動や社会人生活で大切なのは、1年後、3年後、5年後、10年後の自分を見つめること。たとえば客室乗務員としてどう働きたいのか、また、どんな女性になりたいのか、今から具体的に考えましょう」と進路実現に関するアドバイスを送りました。

 次に、客室乗務員のスタートラインに立った4年生、小宮さんと尾鼻さんが学生生活や就職活動に関するプレゼンテーションをおこないました。採用試験や面接の内容、試験中に心がけたこと、就職活動での困難をどう乗り越えたかなど、実体験に基づく貴重なお話の数々に、後輩たちは真剣なまなざしでメモを取りながら聞き入っていました。
小宮さんは「オーストラリアに2度留学した経験を面接で話しました。心がけたのは、質問に"素直に"答えること。キレイな言葉遣いももちろん大切ですが、自分の思いをしっかりと伝えることに重点を置き、笑顔を絶やさず、自分の言葉で話すことを意識しました」と、面接時のポイントを伝授。
続いて尾鼻さんは「エントリーシートは10枚以上書き、1カ月以上もの時間をかけて書き上げました」と就職活動で励んだことなどを語り、「"今やれること"に全力を注ぎ、強い志で一つひとつを達成していくと、必ず夢がかないます。皆さんも思いを強く持ち、力を出しきってください!」と後輩たちに熱いエールを送りました。

 そして最後の質疑応答では、「TOEICのスコアは在学中に何点上がりましたか」「学生時代にやっておくべきことは何ですか」「航空業界に絞って就職活動をしましたか」など、さまざまな質問に嘉悦先生と4年生2名が答えてくださいました。
さらに講座の締めくくりには、講師と個別に相談できるブースが設けられ、学生たちは先輩との会話を楽しみながら、より具体的な質問をしていました。先輩たちも実際に企業に提出したエントリーシートや履歴書を取り出し、自己PRの方法や試験官とのやり取り、挫折を乗り越えたエピソードなど、就職活動の経験を後輩たちに親身になって伝えていました。
今回のエアライン講座は客室乗務員をめざす学生たちにとって、憧れの気持ちを、夢を実現させる志へと高める機会となったことでしょう。