准教授
久保田 一充(くぼた かずみつ)
【学位】
博士(文学)
【専門分野】
現代日本語文法
【メッセージ】
ことばは「コミュニケーションツール」だ、というのは言うまでもないことですが、ことばの重要な役割はそれだけではありません。ことばは「思考のツール」でもあります。例えば、語彙の学習は新しい概念の獲得につながりますし、また、ことばを活用して、思考を整理し、より深く、慎重に、効率的に考えるテクニックもあります。みなさんには、この思考のツールとしてのことばをたずさえて、大学内・外での、そして、卒業後の社会生活における課題・難題に立ち向かってほしいと思います。
講師
川村 祐斗(かわむら まさと)
【学位】
博士(文学)
【専門分野】
日本語史
【メッセージ】
人は言葉を介して物事を理解し、言葉を介して自分の考えを表現します。言葉はいわば、学びの必須アイテムです。言葉を学べば学ぶほど、物事の微妙なニュアンスの違いが理解できるようになり、それを表現し分けられるようになります。
大学の授業では、言葉を介して自分の考えを表現する機会が多くあります。「日本語表現」の授業を通して言葉の使い方を身に付け、みなさんの表現のバリエーションを豊かにしていきましょう。
講師
柗𠩤 久子(まつばら ひさこ)
【学位】
博士(文学)
【専門分野】
日本近代文学
【メッセージ】
学生の話を聞いていると、彼らが日々の出来事に対して思いを巡らしていることに気づきます。質問を重ねると、「私はこんなことを考えていたんだ」という、彼ら自身の発見に立ち会うこともあります。しかし、それがいざ文章になると、彼らの考察や、エピソードがどこにも書かれていないということがよくあります。どのように書けば読み手に伝えられるのか、共に悩み、考えたいと思います。
助教
中村 佑衣(なかむら ゆい)
【学位】
博士(文学)
【専門分野】
日本近現代文学
【メッセージ】
「言葉の刃」や「救いの言葉」という表現を耳にすることがありますが、言葉が人を殺したり、救ったりすることはありません。「薬人を殺さず薬師人を殺す」ということわざがあるように、全ては使う人間次第なのです。
発せられた言葉には、話し手や書き手の世界の認識の仕方が自ずと映し出されます。相手が使う「言葉」から何を読み取り、相手にどんな「言葉」を投げ返すのか。一緒に「言葉」の使い方を考えてみませんか。
講師
近藤 さやか(こんどう さやか)
【学位】
博士(日本語日本文学)
【専門分野】
日本古典文学(平安朝物語文学)
【メッセージ】
みなさんは普段「書くこと」と「話すこと」のどちらが多いですか?伝える相手は誰ですか?大学生になると、今まで以上に世界が広がり、表現することも伝える相手も多くなります。なんとなく使う言葉では、相手に言いたいことがうまく伝わらないことも多くなります。相手に分かりやすく、ふさわしい言葉を使うことを意識して自分の考えや思いを伝えるにはどうしたらよいのでしょうか。一緒に考えていきましょう。
講師
原 美築(はら みづき)
【学位】
博士(文学)
【専門分野】
日本語学(現代日本語の意味)
【メッセージ】
自分の意見を多くの人に伝えるときに大切なこととは何でしょうか。語彙力があり、言葉遣いが正確なことでしょうか。たしかに、それも必要なスキルではあります。しかし、もっと大切なのは、「なぜそのように考えるのか」、「その考えはどのように有益であるのか」といった「意見の中身」をいかに充実させられるかという点です。日本語表現の授業では、言葉の表現力を磨くだけでなく、意見に説得力を持たせるための論理的な思考力も培っていきます。相手に伝わる発信をするために、意見の中身を濃くしていく方法を一緒に考えていきましょう!
助教
猪狩 英美(いかり ひでみ)
【学位】
修士(人文科学)
【専門分野】
日本語教育/多文化共生
【メッセージ】
生きていくうえで、私たちは幾度となく「自分は何者か」という問いに向き合います。「違いを共に生きる」ことは、その答えを見つけることでもあると思います。他者との〝違い〟を意識したとき、自分という存在がより明確になります。そして他者の〝違い〟を受け入れることは、自分自身の理解と承認につながるのではないでしょうか。自分を理解して、可能性に満ちた未来を豊かに思い描けるように、周囲に溢れる多様な〝違い〟について考えていきましょう。