アドミッション・ポリシー

2023年度 学科・専攻別 アドミッション・ポリシー

文学部

 文学部は、〈言葉の力〉を不断に練磨することにより、〈人間探究〉の精神と〈創造的思考力〉とを身につけて、社会の発展に寄与したいと考えている意欲的な学生の入学を求める。
 具体的には、次の能力を求めたい(3学科共通)。

  1. 物事の本質を認識する能力。
  2. 課題を発見し、解決策を提示する能力。
  3. 問題を分析し、情報を整理する能力。
  4. 論理的に思考し、思考結果を発信する能力。
国文学科

 国文学科は、国文学の専門知識を生かして社会の発展に寄与したいと考えている意欲的な学生の入学を求める。
 具体的には、次のような能力を求めたい。

  1. 文章・言語表現を正しく読解する能力。
  2. 文学作品を深く鑑賞する能力。
  3. 考えたことを文章化する能力。
総合英語学科

 総合英語学科は、英語運用能力を生かして社会に貢献したいと考えている意欲的な学生の入学を求める。
 具体的には、次のような能力・関心を求めたい。

  1. 英語でコミュニケーションするための基礎的能力。
  2. 言語や英語圏の文化に対する強い関心。
  3. 異文化体験に対する強い興味・関心。
教育学科

 教育学科は、子どもたちの未来を切り拓く、人間性豊かな教員を目指す意欲的な学生の入学を求める。
 具体的には、次のような姿勢・態度を求めたい。

  1. 教育に対する強い関心と熱い志。
  2. 人間や社会に対する幅広い関心と愛情。
  3. 新しい時代の教育に必要な知識・技能を習得しようとする積極的な姿勢。
人間情報学部
人間情報学科 感性工学専攻
  1. 学生に期待すること
     情報デザイン制作と情報システム制作において、人の感性に関する知識とAI(人工知能)技術や応用の可能性を検討することにより、AI時代の情報化社会においてSTEAM人材として活躍する意欲を持つことを期待する。
    ※STEAM人材とは、科学的でありつつも、創造的な発想で技術開発や問題解決のできる人材を指す。
  2. 学生募集に際して重視すること
    ・人の感性やユニバーサルデザインの視点から効果的な情報サービス、製品、空間をデザインしたり、人にやさしく豊かなデジタルライフを提案・創造したりすることに関心を持っていること。
    ・AIやIoT、ビッグデータ、ロボットの技術を応用してアプリを開発したり、情報システムを構築したりすることに関心を持っていること。
    ・これらの内容について記載された文章や図表を理解できる論理的・数理的な思考力と基礎学力を身に付けていること。
  3. 入学前学習として推奨すること
    ・感性やユニバーサルデザイン、AI、IoT、ビッグデータ、ロボット等のキーワードを含む記事、ならびにそれらが情報サービス、製品、空間のデザインやアプリ・情報システムに活用されている事例について記載された記事に日頃から目を通すこと。
    ・これらの記事の論旨を要約できる力や主張の根拠の妥当性を的確に指摘できる力、ならびに記事内に記された図表が示す意味を読み取る力の向上に努めること。
人間情報学科 データサイエンス専攻
  1. 学生に期待すること
     統計学に基づく伝統的なデータ分析法から機械学習等のAI(人工知能)を駆使した最新のデータ分析法を修得することで、AI時代の情報化社会において、データ分析のスペシャリストとして活躍する意欲を持つことを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
    ・データ分析により、人の知覚や感情、行動、運動、性格等の“人”を理解することに関心を持っていること。
    ・データ分析の知識と技術をマーケティングやエンターテイメント、スポーツ、流通、情報通信、健康、福祉等の多岐に渡る分野に応用することに関心を持っていること。
    ・これらの内容について記載された図表や文章を読み解く論理的・数理的な思考力と基礎学力を身に付けていること。
  3. 入学前学習として推奨すること
    ・新聞、雑誌、WEBページなどに記載された図表を含む記事や広告等に日頃から目を通すこと。
    ・記事や広告等に記載された図表の示す意味や図表を表示する効果、図表とその説明文章との関係性を読み解く力、ならびに読み取った内容を要約して文章化できる力の向上に努めること。
心理学部
心理学科
  1. 学生に期待すること
     心理学部では、人間に関わるさまざまな現象に関心を持ち、論理的かつ客観的に分析していく姿勢が求められる。また、人の心の問題について自分なりの考えを持っているだけでなく、異なる意見を持つ人たちと議論しながら考えをまとめていくことも必要となる。こうした学修活動に積極的に取り組むことが期待される。
  2. 学生募集に際して重視すること
     心理学部では、自らおこなう心理学の研究を卒業論文という形でまとめる。そのためには、図表などからデータを読み取り、それに基づいて客観的に考え、まとめる力が必要である。また、自分の考えを主張するだけでなく、多角的な視点をふまえた上で他者と議論するコミュニケーションの力も必要となる。さらに、本学心理学部で学ぶことができる内容についても、偏りなく把握しておくことが重要である。
  3. 入学前学習として推奨すること
     心理学は、文系・理系といった枠にとらわれない。文章理解力や数学的な分析力はもとより、人間の生物学的な特徴の理解も必要であるし、社会学的な視点も必要である。つまり、高校で学ぶ主要教科の基礎学力をバランスよく確実に身につけておく必要がある。そのため、受験のための教科以外についても、高校までの学習内容を復習しておくことが大切である。
創造表現学部

 創造表現学部では、文章、映像、または建築などの領域において、創造性豊かに表現することに関心を持ち、また、各分野において受け継がれている独自の表現する文化の理解に努める人を歓迎する。「表現力」「創造力」「コミュニケーション力」を高め、自らが情報発信できる能力を磨きたいと考える人、積極的に様々なメディアの表現やその研究に取り組みたいと考える学生に入学を期待している。

創造表現学科 創作表現専攻
  1. 知的財産としての言語文化・表象文化について興味のある人
  2. 本専攻のカリキュラムを理解し、文芸を中心とした創造的な表現活動に携わり得る知識と実践的な表現技術とを修めるのに必要な基礎学力を有している人
  3. 書くことと発表することに積極的に取り組む意欲のある人
創造表現学科 メディアプロデュース専攻
  1. デジタルメディア、ソーシャルメディア、映像表現などヴィジュアルメディアを学びたい人
  2. メディア文化、コミュニケーション社会、コンテンツビジネスに興味のある人
  3. マスコミやネット社会の課題に関心がある人
創造表現学科 建築・インテリアデザイン専攻
  1. 建築・住宅・インテリアを学びたい人
  2. 都市・建築の文化や歴史に興味のある人
  3. まちづくりなど社会的な問題に関心がある人
健康医療科学部

 本学部は、言語聴覚学・言語聴覚障害学、視能矯正学・視能訓練学、救急医療・救急救命学の専門家としての医療人の養成、心身の健康に関する広範な知識をもった教員を含めた生涯健康社会のリーダーの育成、そして、「栄養」、「食」の専門家として医療や健康科学の現場で活躍する人材の養成を目指している。
 上記の目標を達成するために、入学者には次の4点を期待する。

  1. 医療を含め、健康維持や健康回復に関する高い関心を有し、将来、こうした分野の専門家として社会貢献する強い意思を有していること。
  2. 病気や障がいのある人、高齢者などに対して、「違いを共に生きる」の理念に基づき、尊敬と人権尊重の精神を有し、日常的な生活においても、こうした精神を実践できるような人間性を有していること。
  3. 新しい知識や技能の習得に積極的で勉強熱心であり、科学的思考力、論理的思考力、実践的行動力を習得しているか、それらを新たに習得することに積極的であること。
  4. 人間関係において、適切な自尊感情を有するとともに、他者を尊重し、良好な関係を築くことのできるコミュニケーション能力を習得していること。あるいは、それらを新たに向上させることに積極的であること。
医療貢献学科 言語聴覚学専攻
  1. 学生に期待すること
     言語聴覚士の国家資格をめざす強い意思を持ち、専門領域を学ぶ意欲と情熱を持つことを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     自己表現力、読解力、作文能力、論理的思考力を身に付けていることと、豊かなコミュニケーション能力を身に付けていることが重要と考える。
  3. 入学前学習として推奨すること
     以下のことを通して言語聴覚士の職務内容などについて情報を得、自らの関心について自覚することが望まれる。
    ・オープンキャンパス参加、言語聴覚士の職場見学、ボランティア活動
    ・書籍やマスメディアを用いた言語聴覚学に関する情報収集
医療貢献学科 視覚科学専攻
  1. 学生に期待すること
     視覚の研究を通して科学的思考と問題解決の方法論を習得するとともに、医療にふれる中で健康への安心と人への温かくかつ真面目な姿勢を養い、社会の現場において自己実現をするとともに信頼される人材となることを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     本専攻では医療職である視能訓練士の資格取得も目的の一つである。医療職に求められる健康科学への関心と、コミュニケーション能力を重視する。
  3. 入学前学習として推奨すること
     日本語能力を含む基礎学力の充実と、広い分野の読書を推奨する。また、ボランティア活動の経験も推奨する。
スポーツ・健康医科学科 スポーツ・健康科学専攻
  1. 学生に期待すること
     本専攻は、体と心の健康に関する広範な知識を持った生涯健康社会のリーダーの育成を目指している。健康や運動に関する知識だけでなく、社会の動きにも興味を持ち積極的に学ぶ姿勢を持つことを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     心身の健康に関して学ぶ姿勢、社会情勢についての広い関心を持っていること、さらに、自らの健康だけではなく社会に資するために、他者への配慮を心がけることや円滑なコミュニケーションをはかることも重要だと考える。
  3. 入学前学習として推奨すること
     教科書的な知識だけでなく、書籍やマスメディアからも広く健康・スポーツ・社会に関して学んでおくことが望まれる。
スポーツ・健康医科学科 救急救命学専攻
  1. 学生に期待すること
     本専攻は、救急救命の専門知識および実践力を身につけ、医療と地域社会の課題解決に貢献できる質の高い救急救命士を育成することを目指している。救急医療に関する知識だけでなく、国内外の社会情勢等にも積極的に興味を持ち、見聞を広め学ぶ姿勢を持つことを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     生命を守り、社会に貢献したいという強い信念を持っていること。さらに、救急救命士の資格を取得し、消防、自衛隊、海上保安庁、警察等の地方・国家公務員、医療機関等で活躍したいという強い意欲があることも重要であると考える。
  3. 入学前学習として推奨すること
     救急救命士として求められる知識や技術を身につけるために、基礎的な学力を有するための事前学習が望まれる。また、メディアや書籍を通して社会や健康に関して広く学んでおくことが推奨される。
健康栄養学科
  1. 学生に期待すること
     「栄養」、「食」の科学に関する学修・研究を通して科学的思考と問題解決の方法論を修得すると共に、管理栄養士の現場にふれる中で保健・医療・福祉への関心と豊かな人間性を養い、社会の現場において自己実現できる人材となることを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     保健・医療・福祉に関して高い関心と真摯に学ぶ姿勢、社会情勢や当該分野に関連する様々な事象に対して向学心を持っていること、さらに、自らの健康だけでなく、社会に資するために他者への配慮を心掛けることや円滑なコミュニケーション能力を持っていることも重要である。
  3. 入学前学習として推奨すること
     高等学校で学ぶ生物、化学の基礎的な知識を身に付けておくことに加え、「健康」、「栄養」、「食」に関する分野の図書や雑誌、新聞記事などを読んでおくことを推奨する。
福祉貢献学部

 福祉貢献学部は、福祉マインドを培い、福祉的な思考と実践力を身に付け、社会福祉、及び子ども福祉分野で活躍したいと希望する学生を求める。

福祉貢献学科 社会福祉専攻
  1. 学生に期待すること
     社会福祉の仕事に関心を持ち、人間や社会について広い視野に立って学ぶとともに、福祉現場での実習や地域活動に主体的に取り組み、実践力を育てることを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     様々な人々と関わり援助することに前向きに取り組む姿勢や肯定的な人間関係を育む能力を有すること。また、大学での学びの基盤となる高校等での学習習慣と基礎学力が養われていることを重視する。
  3. 入学前学習として奨励すること
     社会福祉の専門職は、人の生活に直面しなければならない。メディア等を通じて生活問題や社会福祉の動向に関心を持ち、考える習慣を身につける。また、様々な活動に参加し、主体的な行動力と安定した社会性を培う。
福祉貢献学科 子ども福祉専攻
  1. 学生に期待すること
     保育士や幼稚園教諭の仕事に関心を持ち、必要な専門的知識や技術の習得に取り組むこと。人間形成に関わる仕事の重要性を自覚し、個性豊かな保育者をめざして努力することを期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     子どもの成長を援助することに前向きに取り組む姿勢や、肯定的な人間関係を育む能力を有すること。また、大学での学びの基盤となる高校等での学習習慣と基礎学力が養われていることを重視する。
  3. 入学前学習として奨励すること
     保育士や幼稚園教諭など子どもの育ちや子育てを支援する専門職には、寛容な人間性と多様な能力が要求される。様々な活動に参加し、主体的な行動力と安定した社会性を培うこと。また、子どもや家庭を取り巻く社会の動向にも目を向ける。
交流文化学部
交流文化学科 ランゲージ専攻
  1. 学生に期待すること
     ランゲージ専攻では、しっかりとした日本語力を基礎に様々な言語や文化の知識そしてコミュニケーション能力の修得を通して、国際社会で活躍したいと考える学生の入学を期待している。
  2. 学生募集に際して重視すること
     次のことに関心を持ち、個性を伸ばし、自らを磨いていこうという意欲のある人を歓迎する。
    (1)幅広い視野から異文化を理解する力を身につけたい人。
    (2)文化の知識、多言語活用能力をはじめとする異文化コミュニケーション能力の向上を目指す人。
    (3)外国語を使用したスピーチ、ライティング、演劇など自己表現、また言語を教育する力を身につけたい人。
  3. 入学前学習として推奨すること
    (1)世界の言語・文化への関心を持ち、自らの基礎的なコミュニケーション能力の向上に努める。
    (2)言葉を使用して自らを表現する一方、他の人の自己表現から学ぶ態度を養う。
    (3)自らの母語である日本語の知識とスキルを伸ばす。
    (4)お互いを理解・尊重し合い、他人の喜びを共に喜び合える態度を養う。
交流文化学科 国際交流・観光専攻
  1. 学生に期待すること
     国際交流・観光専攻では、現代社会で起こるさまざまな事象を多方面からとらえ、かつ社会の発展に寄与するために実践力・行動力を持つ人材へと成長することを目指す学生の入学を期待している。
  2. 学生募集に際して重視すること
     次のことに関心を持ち、個性を伸ばし、自らを磨いていこうという意欲のある人を歓迎する。
    (1)幅広い視野から文化・社会を理解する力を身につけたい人。
    (2)フィールドワークなどの体験学習を通して社会に貢献する力を身につけたい人。
    (3)ホスピタリティ精神を培い、学び取った知識・経験を社会に還元する意欲を持つ人。
  3. 入学前学習として推奨すること
    (1)広い視野から社会を眺めるため、地域や国を超えた人の交流や世の中の出来事にたえず関心を持ち、情報収集力をつける。
    (2)言語・社会・文化への関心を持ち、自らの基礎的なコミュニケーション能力の向上に努める。
    (3)ささいなことにも関心を持ち、実際に自らの目で物事を見つめる好奇心・探求心を養う。
    (4)お互いを理解・尊重し合い、他人の喜びを共に喜び合える態度を養う。
ビジネス学部
ビジネス学科

 ビジネス学部は、国内外のビジネスの現場で能力を発揮することを通じて、社会の発展に貢献する人材を育てる。1)さまざまな職種、業種で役に立つ知識やスキル、2)直面する問題を解決するための論理的な思考力や判断力、3)組織の目標を達成するための協調性やリーダーシップ ―― これらを身につけたい人の入学を求める。

  1. 学生に期待すること
     ビジネス学部は、グループワーク、産学連携プロジェクトなどアクティブラーニングによる実践的な授業を多く開講しているほか、国内外のインターンシップ研修などもカリキュラムに取り入れている。このような授業に参画することを通じて、ビジネスの現場で必要となるさまざまな能力を身につけたいと考える人を歓迎する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     ビジネス学部では、ビジネスの現場で能力を発揮する人材になりたいという積極的な姿勢に加え、アクティブラーニングにおいて必要となる行動力、多様な考え方と向き合うコミュニケーション能力を重視する。
  3. 入学前学習として推奨すること
     政治・経済など国内外の動きについて、新聞・テレビ・インターネットなど通じて広く関心をもつことが大事である。また、重要なニュースや国際情勢については、自分の考えや意見を持つように心がける。国語・英語・数学など主要科目の基礎学力は学修の基盤となる。
グローバル・コミュニケーション学部
グローバル・コミュニケーション学科

 グローバル・コミュニケーション学部は、英語で考え、英語で情報を発信し、行動する、人・地域・世界の架け橋となる「地球市民」の育成を目標とした学部であり、「実用的な英語コミュニケーション能力を身に付けたい」「英語を使った仕事に就きたい」という学生を求める。

  1. 学生に期待すること
     グローバル社会に求められる地球市民になるためには、高度な英語コミュニケーション能力とともに、幅広い教養も必要である。学生には、世界と日本の社会や文化、人間コミュニケーション、グローバルな課題などに関心を持ち積極的に学ぶ姿勢を期待する。
  2. 学生募集に際して重視すること
     高度なコミュニケーション能力は、受動的な姿勢で身に付くものではない。すべての学部専門科目が英語のみで開講される"All English"の環境のもと、主体的に学ぼうとする意欲と姿勢を重視する。
  3. 入学前学習として推奨すること
     高等学校までの英語学習をしっかりと理解・定着させておくことが、大学入学後の高度で実践的な英語コミュニケーション能力修得の基礎となる。新聞・書籍・インターネット・テレビなどを通じて、グローバルなトピックに常に関心を向けることも重要である。