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愛知淑徳大学 教志会 合格体験発表会

平成27年12月18日(金) 長久手キャンパス 812・813教室

教員への道を拓いた先輩たちの志を受け継ぐ、発表会。

 教志会は、教員を目指す学生と教育現場で活躍する卒業生をつなぐ団体で、2年ほど前から勉強会や交流会などさまざまな活動を行ってきました。正式発足は2015年夏。企画・運営の中心にあたるのは教志会学生部のメンバーで、全員が教職志望です。12月18日(金)には、教志会発足後初の学内イベントとして「合格体験発表会」を実施。教員採用試験に合格した卒業生や在学生、12名が登壇し、自身の採用試験の経験を後輩たちに伝えました。

 前半は、全体会を行い、進行役の学生の質問に、ひとりずつ卒業生・在学生が答える形式で自身の経験談を披露。「面接対策はどのようにおこないましたか?」という質問に対し、富山県の小学校に合格した教育学科の4年生・山本将之さんは「富山に通って実習の時にお世話になった先生方に面接練習をしていただきました。学内の先生方はもちろん、ボランティア先の小学校の先生など、現場の人にアドバイスを受けると新たな視点が見えてきます」と答え、さまざまな立場の人に面接のアドバイスを受けることの大切さを伝えました。また「苦労話を踏まえて後輩たちにメッセージをお願いします」という最後の問いかけには、三重県の高校の国語教諭に合格した国文学科4年生の水谷宏樹さんが「僕は字がきたなかったので、それではいけないと、毎日万年筆で新聞のコラムを模写して、トレーニングを重ねました。そして今では黒板への板書も以前ほど嫌だと思わなくなりました。苦手なことこそ努力をすれば、成果として自らの力に反映されます。苦手だなと思うことでも、今できることに精一杯打ち込んでください」と熱くメッセージ。在学生は真剣な表情で先輩方の話に聞き入りました。

 後半は分科会で、一人の先輩につき3~8人の在学生が集まり、それぞれ試験対策に関する質問やおすすめの対策法、仕事の内容などについて語り合いました。「星が丘キャンパスで自習にオススメの場所はありますか?」「授業や試験勉強でとても忙しくて…。上手な時間の使い方はありますか?」と愛知淑徳大学の先輩だからこそ気兼ねなく聞けるさまざまな質問が飛び出しました。教志会学生部のメンバーの一人国文学科の加賀 一舟さんは先輩たちと在学生が語り合う場面を眺めながら「教志会のイベントを通じて、先輩と在学生とのつながりができて感無量です。先輩方の力強い言葉を糧に、一人一人の学生が教員をめざしてより一層学修に打ち込めればいいと思います。自分自身もがんばります」と語ってくださいました。この合格体験発表会は「教員になる」という同じ志を持った仲間が集まり、互いに士気を高め合うすばらしいイベントとなりました。