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愛知淑徳大学教志会 「第2回 教員養成特別講座」が開催されました

平成28年1月29日(金) 長久手キャンパス 1031教室 他

現役教職員に研修をおこなっている講師陣から、
実践的な教科指導方法を学びました。

 愛知淑徳大学では、教員養成の伝統と実績をいかし、多くの学生を教育界へとおくりだしています。そして、サポート体制のさらなる充実をめざし、昨年度から年に1回、「教員養成特別講座」を開催しています。この講座は、現役の教職員に様々な研修をおこなっていらっしゃる愛知県総合教育センターの先生方から、直接教科指導のノウハウを指導していただく非常に実践的な機会として大変好評をいただいているものです。
 参加した学生たちは教科ごとの教室に分かれ、模擬授業を受けたり、教科指導のポイントについて学んだりしました。

中学校国語 加木屋 直規 先生(1031教室)

 「豊かに、正しく伝わる表現について考えよう」というテーマで講義は進みました。加木屋先生は「学習課題は範囲を広くさせて明示します。そこから問題意識を掘り起し、今日の授業として集中させます。映画の予告編のように、プロローグがあり本編、エピローグがあるという流れにしましょう」と、授業の組み立てについてていねいに指導して下さいました。


中学校英語 田口 英樹 先生(1032教室)

 グローバル化する社会の変化に伴い、小学校での英語教育の拡充強化が始まり、中学校の英語教育も今後高度化されていきます。田口先生はそんな英語教育の変化を解説された後、中学校1年生の発音の授業を展開されました。音とつづりの関係に着目した「英語の読み方を覚える方法」を紹介され、学生たちは改めて教員自身の英語力の充実と指導力の重要性を実感しました。


中学校社会 織田 剛 先生(1033教室)

 織田先生は中学校の公民の授業を題材に、グループワークの模擬授業をおこなわれました。学生たちは架空の都市の市長選について議論。人口や、市民アンケートなどの資料を読み取り、それぞれの立候補者の公約についてメリット・デメリットを導き出し、意見交換をおこないました。実践的なグループワークを通じて、授業の流れや資料の活用方法などを学ぶことができました。


高校保健体育 伊與田 賢 先生(体育館アリーナ)

 子どもたちの体力低下が問題視されている現代、運動嫌いを減らすためにも興味をもたせるような体育の授業をめざす工夫について熱く語られた伊與田先生。学生たちは前半に球技に対する指導方法の座学講義を受けたあと、実技としてドリルゲームと呼ばれるボール運動をしました。自身の体を動かすことで、ボールの投げ方や受け方など、具体的な指導法を身につけました。


小学校図画工作 野田 恵美 先生(図工室)

 学生たちは、シャボン玉やもみじなどのイラストに水彩絵の具での色付けを体験。小学生時代に戻ったように絵筆を走らせる学生たちに、野田先生は学年に合わせたアドバイスの仕方や、技法、道具の扱い方などを指導されました。教員となり、図画工作を教えるにあたっては、まず主観を磨き、感性を働かせることの大切さを学びました。


特別支援教育 奥田 優 先生(1035教室)

 「現在、障がい児教育は、一人ひとりの教育的ニーズに応じて適切な教育支援をおこなうという考え方に変わってきています」と語られた奥田先生。今回の講座では、特別支援学校の教育、発達障害の特性や、具体的な支援方法について説明されました。最後に、「子どもをよく観察し、気づき、理解してサポートをすることが大切です。そのために多角的な視点を身につけてください」という実践的なアドバイスをいただきました。


幼稚園 藤川 紀子 先生(11B08教室)

 保育実習が次年度からある1年生が参加した幼稚園の講座では、まずは保育現場でも大人気の「バナナくん体操」で体をほぐし、リラックス。その後、園で起こる子どもたちのトラブル事例について3人一組のグループに分かれ、対応策を話し合いました。各グループがそれぞれの対応を発表し、交流することで、学生たちはさまざまな見方や考え方があることを知り、臨機応変に子どもたちと接することの重要性を学びました。