報告
2013年07月19日
海外危機管理セミナー

海外で起こりうるリスクを学び、留学などでの経験をより意義あるものにしよう!
交換留学、短期研修、海外インターンシップなど、世界各国で学ぶチャンスを数多く用意している愛知淑徳大学。全学生を対象とした国際交流センターのプログラムはもちろん、文学部 英文学科や交流文化学部などには独自の海外セミナーや語学研修も充実しています。留学・語学学習に関する個別相談にも専門スタッフが対応し、海外へと視野を広げている学生一人ひとりを親身にサポートしています。そうした支援のひとつとして、長期休暇前には国際交流センターが「海外危機管理セミナー」を開催。今回も、危機管理サポートのプロである日本アイラック株式会社の山下寿人氏を講師に迎え、留学や研修、旅行などで海外に渡航予定の学生たちを対象にセミナーをおこないました。
「今日は皆さんに、海外でのトラブルや事件・事故などに関するさまざまなトピックスをお伝えします。リスクを未然に回避するための"知識のワクチン"を受け取ってください」と山下氏は学生たちにやさしく語りかけ、セミナーがスタートしました。今回のセミナーでは、「貴重品の管理」「健康管理」など多岐にわたるテーマを取り上げ、特に「犯罪・トラブルの予防」に関しては国・地域ごとに詳細な事例を紹介。山下氏はビデオを上映しながら海外で起こりうる事件をダイジェストで解説し、予防策・回避策をわかりやすく伝えました。「海外では日本と同じ感覚で行動していると、とても危険です。常に警戒心をもち単独行動は避ける、自分の意思をはっきり伝えて毅然とした態度を示すなど、事件・事故に巻き込まれないための行動を心がけましょう」と、力強く注意を喚起。参加した学生たちは配られたレジュメにメモを書き込み、真剣なまなざしで聞き入っていました。
山下氏は締めくくりとして、「『もしかしたら自分の身に起こる出来事かもしれない』そんな気持ちを心に留め、このセミナーでお伝えした事件や事故を忘れず、海外での危険回避につなげてください」と語り、海外へと旅立つ学生たちにエールを送りました。
その国だからこそ学べること、交流できる人々、体感できる文化・風習や自然など、実際に自分の足で行かなくては得られない貴重なものが、海外にはあふれています。そうした出会いに満ちた異国での日々を有意義なものにするためには、リスクの予測や回避が欠かせません。今回のセミナーには、世界という広いフィールドに一歩を踏み出す学生たちを応援する、教職員たちの熱い思いも込められています。その熱意に応えるように、学生たちは危機管理の知識を活かして自分の身を守りながら、各国での経験を通して大きく成長していくことでしょう。