報告
2014年04月02日
平成26年度 愛知淑徳大学 入学式

2,200人以上の新入生たちが、希望に満ちた4年間へと歩みを進めました。
「歴史と伝統のある愛知淑徳大学の学生として誇りをもち、幅広い知識を身につけて自ら新しいことに挑戦します。そして、目標や夢の実現のため、新しい仲間と共に努力を重ね、実りの多い学生生活を送ることを誓います」――平成26年度愛知淑徳大学入学式の壇上で力強く宣言した、新入生代表。名古屋のまちが満開の桜に彩られた4月2日(水)、2,200人以上の新入生たちもまっすぐに前を見据え、決意を新たにしていました。
会場となったのは、名古屋国際会議場 センチュリーホール。新入生たちは開場前から続々と来場し、学生生活への喜びと期待に胸をふくらませ、晴れやかな笑顔を咲かせていました。一転して式典では表情を凛々しく引き締めていた彼らに、島田修三学長は式辞としてメッセージを送りました。
「これからの4年間、大学の講義で専門知識や技術を豊かに身につけることに、まず専念してほしいと思います。同時に、自分とは異なる文化や人が抱えるさまざまな喜び、苦しみ、悲しみ、怒りに対する、深い想像力、共感や理解の力を育ててください」。
島田学長が一人ひとりに届けたのは、本学の理念「違いを共に生きる」に込められた思いです。大学で修得するさまざまな知識は、自分と相手との「違い」を認め、理解し、共感するための貴重な知的財産になります。だからこそ、自ら学び、挑み、仲間と高め合って、実社会で多くの人と共に「自分らしさ」を輝かせてほしい。そうした教職員の願いに応えるように、新入生たちは希望に満ちた学生生活、さらにその先に広がる未来を見つめ、日々を充実させていくことでしょう。
入学式とともに開催された行事
ガイダンス
学生部、国際交流センター、コミュニティ・コラボレーションセンター、キャリアセンターの教員が登壇し、新入生に向けて学生生活の心構えや各教育センターの活用方法などについて説明しました。
「"自ら動く"ことが大学生活を充実させるカギ」「語学学習や国際交流、留学などを通して自分の世界を広げよう」「ボランティア活動など新たなチャレンジへのトビラは、いつも開いています」「将来、役に立つのは学部・学科での学修。そのなかで思考力や実践力も磨こう」といった言葉が投げかけられ、学生の可能性を引き出そうとする教員たちの熱意も伝わってきました。
また、命を守るための講義として「防災ガイダンス」も開催。巨大地震に関する基礎知識や学内で実施される防災訓練などに関する説明がありました。新入生たちは真剣なまなざしで聞き入り、自分の身を自分で守ることの重要性を再確認していました。
新入生歓迎演技
愛知淑徳大学には、100近くものクラブ・サークルがあります。その代表チームが「新入生歓迎演技」として後輩に向けて熱いパフォーマンスを披露しました。ステージに立ったのは、よさこい探究会、フラダンスサークル、ジャズダンス部、なぎなた部、社交ダンス部、バトン研究会、チアリーディング部の7団体。迫力のある演技や華麗な舞いの数々に、会場はヒートアップ。先輩の輝く姿を目の当たりにした新入生たちは、学生生活への期待感をさらに高めていました。
学生ボランティアによる「パソコンテイク」
本学の理念「違いを共に生きる」を実現するための活動のひとつとして、学生ボランティアが取り組んでいるのがパソコンテイクです。パソコンテイクは、聴覚に障がいのある学生をサポートするために、音声情報をリアルタイムで文字化する活動であり、授業などに導入しています。入学式においても、障がい学生支援活動団体「あすてく」に所属する学生がパソコンテイクをおこない、大型スクリーンに式辞などの内容を映し出しました。