交流

2019年03月05日

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

2019年2月10日(日) 星が丘キャンパス アクティブ・ラーニングスタジオ、4号館1階各教室

地域貢献活動に力を注ぐ学生団体が、
子どもたちをもてなす「おたのしみかい」を実施しました。

 2019年2月10日(日)、コミュニティ・コラボレーションセンター(CCC)主催の「おたのしみかい」が開催されました。CCCとは地域と学生をつなぎ、成長の機会を提供している本学の教育センターのひとつです。学生たちへのボランティア活動の紹介や学生団体の活動支援などをおこなっています。

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 今回の「おたのしみかい」は、CCCに所属する学生団体が連携して企画・運営した子ども向けイベント。8つの学生団体が地域の子どもたちと東日本大震災で被災した子どもたちを本学にお招きし、ゲームや工作でもてなしました。イベント当日は子どもたちを引率する案内役の学生スタッフと、各団体に所属する学生、総勢70人あまりの学生たちが協力し合い、イベントに訪れた約30人の子どもたちに笑顔を届けました。今回は、団体ごとに当日の様子をレポートします。

学生団体「Change」 卓球をやってみよう!

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 テレビゲームなど室内で遊ぶことが多い子どもたちに、外遊びやスポーツの魅力を伝える活動をしている「Change」。年に数回、星が丘キャンパスにて子どもたちにニュースポーツや年代が違ってもできるスポーツを実施しています。今回のおたのしみかいでは、室内でも手軽に遊べる卓球をチョイス。最初はラケットや小さなボールに戸惑っていた子どもたちですが、お兄さんお姉さんのやさしいアドバイスを受け、大はしゃぎでラリーに挑戦しました。会場となった教室からは、楽しそうな声がイベント終了時まで、聞こえていました。

学生団体「なごやであそび隊」 とんとん相撲

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 「なごやであそび隊」は、東日本大震災の被災者で愛知県に避難してきたご家族を対象に、被災者家族同士の交流の場を創造することを目的に活動しています。名古屋の街を知ってもらおうと、東山動植物園への遠足を企画・運営したり、近年では震災について学生たちに伝えるための「被災者による講演会」なども実施したり、その活動内容は多岐にわたります。イベントではとんとん相撲のブースを用意。子どもたちは塗り絵をして自分の駒を完成させた後、いざ挑戦!学生たちが対戦相手になって、低学年から高学年まで、どの世代の子どもたちも楽しめるよう工夫しました。

学生団体「エコのつぼみ」 消臭ポットづくり

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 愛知県美浜町を中心に環境啓発活動をおこなっている「エコのつぼみ」。月に1回ほど、美浜町の竹林整備をおこなったり、環境イベントに参加して子どもたち向けのワークショップをおこなったり、さまざまな活動を実施しています。今回は普段、環境イベントで実施している「消臭ポットづくり」などを用意。竹林整備で伐採した竹でつくった炭を入れるポットをマスキングテープなどでデコレーションするというもの。子どもたちは世界で一つだけの「マイ消臭ポット」を夢中になってつくりあげました。

学生団体「ほし☆ちる」 世界遺産を学ぼう!

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 「ほし☆ちる」のテーマは、世界。子どもたちに世界の文化や貿易について知ってもらおうと、オリジナルのゲームを創作し、児童館やボランティアセンターで披露しています。今回、実施したのは世界遺産が学べるゲームです。自由の女神やピラミッド、エッフェル塔などが記された的に見事ボールが当たれば、世界遺産が描かれたカードをゲット。そのカードを使って、飛び出すカードを工作するという仕組み。学生たちは世界遺産についても解説し、子どもたちは興味深そうに耳を傾けました。

学生団体「うぃるく」 防災について学ぼう!

CCC主催 おたのしみかい

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 子どもたちに防災学習の機会を提供している「うぃるく」。今回は防災にまつわる4つのゲームを用意しました。「暗闇探索ゲーム」は、「もしも震災が起きて、電気がつかなくなった時を想定して、10秒以内に避難時に必要な防災グッズを選ぶ」というルール。学生たちはゲームの後に、「どうしてこの道具・用具を選んだのか」を子どもたちに質問し、コミュニケーションを取りながら、災害時にどうやってグッズを活用するのかを解説していきました。その他にも「魚釣り」や「わなげ」などのゲームで、子どもたちの防災意識を高めていきました。

学生団体「ユニこま Plus+」 ボッチャに挑戦!

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 「障がいを持つ人でも、おしゃれが楽しめたらいいのに!」。その思いが「ユニこま Plus+」の発足のきっかけ。大手衣料メーカーとのコラボレーションを実現させ、障がい者でも気軽に着用できる服を生み出そうと活動を続けています。今回のイベントでは、近年注目を集めている障がい者スポーツ「ボッチャ」を用意。子どもたちにていねいにルールを説明しながら、ゲームを進行していきました。子どもたちもボールを投げる力を加減しながら狙いを定め、真剣にゲームに取り組んでいました。

学生団体「あじゅあす」 ペットボトルボーリング

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 障がい者、高齢者、子どもなど、さまざまな方を対象にボランティア活動をしているのが「あじゅあす」。活動を通じて多様な人との出会いがあることが最大の魅力です。今回のイベントではペットボトルを活用したボーリングを用意。年齢に応じてボール投げる位置を調整するなど、参加した子どもたち一人ひとりに向き合いながら、ゲームを進行していきました。子どもたちは倒れたペットボトルの本数を競い合いながら、ボールを投げるたびに一喜一憂。チーム一丸となって楽しんでいました。

学生団体「tASUkeai(たすけあい)」 防犯カルタ

CCC主催 おたのしみかい

CCC主催 おたのしみかい

 「もしも不審者に出会ったら?」「犯罪にあわないために、普段から気をつけておくべきことは?」。子どもたちが安全に暮らせるように、防犯知識を広めている「tASUkeai」は、この日も防犯知識が身につくカルタを用意しました。「不審者は黒尽くめとはかぎらない」などの読み札にあわせて、絵札を選ぶルールで、絵札を選んだ後は学生たちによる解説付き。「犯罪者に手を掴まれたらスネを蹴ります。実際にやってみましょう!」と体験タイムも設け、犯罪から身を守る方法を伝えていきました。

代表学生 コメント

CCC主催 おたのしみかい

文学部 教育学科 3年 奥山 雄斗さん、文学部 国文学科 3年 間 はるなさん

 私たちはイベントの代表者として、運営スタッフの仕事を分担したり、参加団体のブース内容を把握したり、当日のタイムテーブルを組み立てたり、本番に向けてさまざまな準備をおこなってきました。一番大事にしたのは「子どもたちに怪我なく、笑顔で帰ってもらうこと」。ふだんは長久手キャンパスで活動をしているので、会場となった星が丘キャンパスはあまり馴染みがなかったのですが、両キャンパスのCCCの学生スタッフさんや職員さんのサポートを受け、無事、成功をおさめることができました。子どもたちにとっては「大学ではこんなに自由な活動ができるんだ」と、大学の可能性の広さを知ってもらうきっかけになりますし、気づきを得られるという点では我々参加する学生にとっても同じです。参加する団体同士がお互いの活動や子どもへの接し方を知ることで、新しい発見や学びがあったと思います。運営スタッフや参加団体のみなさんのサポートを受けながら、「子どもたちと大学」そして「各団体同士」の架け橋になれたこと、とてもうれしく思います。